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2019三沢基地航空祭(1) [飛行機プラモ]

青森県三沢市にある三沢飛行場は航空自衛隊と米軍が共用する本州で唯一の基地(三沢基地)があります。
一年に一日だけ基地の一般公開”三沢基地航空祭”が開催され例年10万に近い来場者で溢れかえります。(三沢市の人口は約38,000人なのでざっと人口の倍以上の来場者数となります)


令和元年(2019)の三沢基地航空祭は9月8日に開催されました。

私は青森に住むようになって今回初めて航空祭に出かけてきました。

ズバリ、昨年中古で買った400mmズームレンズを使ってブルーインパルスやF-16の空中での展示飛行(※)をバッチリ撮影するのが目的です。
まぁ機材の性能不足と腕の未熟さでバッチリ撮影には程遠いかもしれませんけどご笑納ください[exclamation&question]
(※)展示飛行とはブルーインパルスなどの空中での曲芸飛行や単に観客に対して飛行している姿を見せること(デモフライト)「飛行展示」と表記される場合がありますが公式には「展示飛行」のようです。

[ひらめき]※以下長文は今年から様変わりした基地内入場の新方式の様子なので読み飛ばしていただいてOKです。
(来年以降の来場を考えている方はご参考にどうぞ)

【基地構内入場まで】
朝の4時半過ぎに自宅からクルマで三沢に向かいました。
通常であれば自宅から三沢基地までクルマで約1時間20分ほどの距離です。
早朝なので道中の道は空いていたのですがこの日は朝から深い霧が立ち込めてクルマのフォグランプを点けての走行となりました。
雨は降っていないのですが風がほとんどないようで霧が晴れてくれないと困るなぁ[ふらふら]と思いながら臨時駐車場の近くまでスイスイとスムーズにやって来たのですがやはり臨時駐車場から2km程手前で渋滞が始まりました。
それでも30分ほどで目的の臨時駐車場に無事入ることができました。
朝の6時半でした。
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基地の前を通る道路沿いに今年は臨時駐車場(7,500台分)が数か所開設されました。
私は基地のゲートから最も遠い場所の臨時駐車場にクルマを停めてゲートを目指します。
臨時駐車場を利用する場合、入場ゲートは近い順にファルコンゲートかRゲートの2か所の選択肢があります。
ここから2.5kmほどは徒歩移動となりますがこの時点でまだ霧が晴れていません。
三沢はよく霧が出るので有名です。小川原湖周辺の湿地帯の上にある町で東側から冷たい太平洋の冷気(やませ)が入ったりすると発生しやすいようです。


今年から入場方法が大幅に変更
例年は基地からかなり離れた市内数か所に臨時駐車場を開設して有料のシャトルバスで基地内の会場まで利用客をピストン輸送していましたが今年から米軍側の強い意向で車両の直接の基地内乗り入れは禁止となりシャトルバスの運行ができなくなりました。
セキュリティ上の理由で駐車場からゲート手前までのバスとゲートから基地内の会場までのバスとに分けて運行するように要請があったそうですが人員の確保などコストがかかり過ぎるという理由でシャトルバスの運行は中止となってしまいました。
徒歩での入場を強いられるわけですが代わりに無料の臨時駐車場を基地周辺に確保してくれたのですが基地内会場までおよそ3,4kmは歩かされることに・・・


入場ゲートの待機列の長いこと・・・
30分ほど歩いてRゲートの入場待機列の最後尾に並びました。(7時ころ)
途中、臨時駐車場から最も近いファルコンゲートのあまりにも長い入場待ちの待機列をやり過ごしてRゲートからの入場にしたのですが最後尾からは当然ゲートなんて見えないしどれくらいの人が並んでいるのかも見当がつきません。
コミケの待機列とか都会の方は行列に慣れていると思われますが田舎で行列なんてめったに経験することはないので肉体的にも精神的にも辛いです。
青い森鉄道の三沢駅から有料バスで来る人やツアーバス利用の人は正面ゲートを利用するはずなので中間にあるRゲートから入場する人はそれほど多くないのでは?と安易に考えてのことです。
ここまで歩いてくる途中に会社の敷地や個人宅の庭先を有料の臨時駐車場にしている光景を多く目にしました。
駐車料金の相場は1000円か2000円でゲート近くでは2000円が相場のようです。
個人宅などではせいぜい3台が停められるスペースしかないケースも・・1日3000円ほどの臨時収入。
ゲート近くの有料駐車スペースにクルマを停めても結局は長い入場待機列に並ぶことには変わりがありません。

また列の最後尾に並ぶためにいったん駐車スペースから遠ざかる方向(マイナス方向)に歩かないいけないのでゲート近くに駐車スペースも善し悪しです。

8時少し前になって入場待ちの待機列が少しずつ動き出しました。
どうやら道路から直接Rゲートには入らず一旦自衛隊の官舎(団地)経由での入場になるようです。
相変わらず霧が立ち込めていて湿度が高く強い日差しこそないもののかなり体に堪えます。

熱中症対策の飴を舐めて凌ぎます[ふらふら]
単独参加なので話し相手も無く退屈な待ち時間です。
駐車場からの長い距離を歩いてからの立ち待ちなのでちょっと疲れてきました[たらーっ(汗)]
折りたたみ椅子があると便利です。

8時半ごろになってようやくゲートを通過できたと思ったら今度はセキュリティチェックの順番待ちです。(Rゲート自体は工場の通用門の風情)
手荷物検査と金属探知機を使ってのボディチェックを受けて晴れて入場です。
三沢基地は米軍との共用基地なのでセキュリティチェックも持ち込み品の規制も厳しいようです。(エアバンドも持ち込み禁止)

この時点で9時ちょっと前でした。
6時半に臨時駐車場を出て徒歩移動してセキュリティチェックを通過するまで約2時間ちょっとかかりました。
おそらくオープニングフライトの開始時間である8時半に会場内に入るようにするには遅くとも6時ころには並んでいないと難しいのかも?
私は今回が初めての航空祭だったので過去の入場方式経験していないのですが皆さん今年はかなり歩かされたので例年以上に疲労を感じているようでした。
来年以降の入場方式はまだ未定ですがもしかしたら大幅に再検討があるかもしれません。

※三沢基地航空祭では収納した状態で3辺合計で1m以上の手荷物の持ち込みは禁止です。
前述の通り米軍のセキュリティレベルが適応されるので持ち込み品についても三沢は厳しいようです。
大型のクーラーボックスもこの制限サイズ(3辺合計1m以内)を超えると持込NGでクーラーボックスの中身もアルコール、びんもNGです。

カメラの三脚も脚立も折りたたみ椅子もサイズ規制の対象ですが例示として三脚と脚立、折りたたみ椅子については収納時の状態でなく使用時の展開したサイズが対象になるようです。
三脚についてはカメラを手持ち撮影で使うのが基本の展示飛行の撮影には邪魔になるだけですが脚立は後方からの撮影には使えたら便利そうなので脚立の代わりにプラスチック製の折りたたみ式踏み台を持ち込む人がものすごく多くいました。
これなら椅子にもなるし踏み台としても使えて便利。
私も次回来るときは持参します。


また、数年前よりエアバンドレシーバーの持ち込みも禁止となりました。
エアバン禁止は三沢だけ?


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【いよいよ会場です】

さて、臨時駐車場を利用して徒歩でファルコンゲートやRゲートから基地内に入場すると途中で両ゲートからの入場者が構内で合流し航空祭会場となる格納庫前のエプロンエリアに向かいます。
当然ここも徒歩移動。
すでにここまで臨時駐車場から約3.5km以上は歩いているはずです[ふらふら]
ちょっと疲れました。

こちらは基地東側の航空自衛隊側のエリアになっています。
ファルコン&Rゲートから入場すると会場までは歩く距離がメインゲートからの入場に比べてかなり短く済みますがメインゲートの様に売店エリアがないのでちょっと寂しい。

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まだ開場間もない時間帯なので比較的空いているように見えます。
お天気は明け方からの霧も解消方向で青森にしてはかなり厳しい残暑が予想されます。
(この後、とんでもない快晴になって肌を射す直射日光にグロッキ―気味に・・)

単独参加の私は定位置に陣取ることはしないで方々移動しながらの撮影です。

目の前に航空自衛隊の第601飛行隊のE-2C早期警戒機・ホークアイが2機駐機していました。

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基地に隣接する航空科学館の大空ひろばから撮影すると頻繁にこのE-2Cの離発着がありますのでよく見慣れた機体なのですがこうして地上で間近に見たのは初めてです。


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8枚プロペラに換装されたE-2Cホークアイ(34-3459)


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導入時のままの4枚プロペラの34-3461号機。

もともと艦上運用で機体なので翼を後方に折りたたむことができます。


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てっきり航空祭のためにこの場所に駐機しているのかと思っていたら通常運用中の機体ですぐに任務のため離陸していきました。
ショーでは無く実戦の離陸作業風景を見ることができました。
E-2Cは航空祭の開催時間中に何機も離発着を繰り返していました。
ハセガワ 1/72 航空自衛隊 E-2C ホークアイ プラモデル E30

ハセガワ 1/72 航空自衛隊 E-2C ホークアイ プラモデル E30

  • 出版社/メーカー: ハセガワ
  • メディア: おもちゃ&ホビー
ホビーマスター 1/72 E-2C ホークアイ 航空自衛隊 飛行警戒監視群 第601飛行隊 三沢基地 完成品

ホビーマスター 1/72 E-2C ホークアイ 航空自衛隊 飛行警戒監視群 第601飛行隊 三沢基地 完成品

  • 出版社/メーカー: インターアライド(INTERALLIED)
  • メディア: おもちゃ&ホビー
私が小学校の高学年の時にレドームが載ったプロペラ機のプラモのキットを自分で作って遊びに来た友達に壊された記憶があります。今にしてはどこのメーカーの何のキットだったのかもはっきりしませんが自衛隊が導入する前のことなので米軍仕様のE-2Cだったのかも?
そう考えると身近に感じるので改めて三沢仕様のE-2Cを作ってみたい気持ちも湧いてきます。


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航空自衛隊の消防車です。
運転席にも座れるようです。


結局、濃霧のためオープニングフライトはキャンセルされたようで参加予定の機体が隊列を組んで戻ってきました。
オープニグフライトのキャンセルは自宅に帰ってから知ったのでこの時はフライトを終えた機体が戻って来たものと思っていました。(セキュリティチェックのおかげで楽しみにしていたオープニングフライトが見られなかったと残念に思っていました)

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米空軍のA-10サンダーボルトII。


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航空祭の数日前に三沢に飛来していて訓練飛行中の姿を地上から撮影したのですがうまく撮れずに今回リベンジを誓ってやって来たのですが結局、飛行中の姿は撮れずじまいに・・・


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こちらも米空軍のF-16です。
搭乗はあのプリモ大尉か?

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アメリカ海軍の電子戦機EA-18Gグラウラー。
こちらは普段でも結構目にする機体です。

オープニングフライトが予定通り行われていたら航空自衛隊のF-35、F-2、米軍のF-16、A-10にEA-18Gと豪華揃い踏みがみられたかもしれません。
そう考えると前日までのオープニングフライトの予行練習は見ておきたかったなぁ
4日に大空ひろばに来た時には早朝にオープニグフライトの予行練習があったそうです。


今回は長文にて失礼しました。
次回からは画像中心で・・・

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