帆船「日本丸」と海上自衛隊 訓練支援艦くろべ [艦船]
こん〇〇は!いつもご訪問いただきありがとうございます。
7月21日(金)、朝、船舶位置情報アプリ”MarineTraffic”を見ていたら帆船”日本丸”がむつ市沖に向かっていたのでカメラを持ってクルマで撮影に行ってきました。
むつ市の克雪ドーム前の大平岸壁からの撮影になります。
水深等の関係で接岸は難しいのか帆船「海王丸」も沖合での停泊でしたので恐らく同じ場所だなぁと思いながら車を走らせましたがやはり同じ場所に停泊していました。
岸壁から600mmレンズでこんな感じで撮れます。
望遠レンズを通してマストに上がって何か作業祖している人が数名確認できましたが残念ながら停泊中は帆を展開することはなかったようです。
岸壁からは実際はこのような距離でした。
昨年も同じ時期に帆船「海王丸」が寄港しました。
「日本丸」も「海王丸」も現在は2代目にあたり独立行政法人 海技教育機構(JMETS)が所有する帆船です。
海技教育機構は日本最大の船員教育機関で全国に8つの学校を設置し大型練習船を5隻所有しているそうです。(帆船以外にも海技教育機構の練習船がやって来たこともあります)
海技教育機構のHP(こちら)
この時期に陸奥湾に入ってきて一通り規定訓練を終えて函館に向かうのがルーティーンのようです。
この日はもう1隻撮りたかった艦があったので海自・大湊基地までちょっこっと足を延ばしました。
大湊基地の第1突堤に停泊するのは訓練支援艦「くろべ」(ATS-4202)
普段は呉基地にいる艦なのでここで見られるのは珍しいと思います。
この時は陸奥湾で毎年恒例の大規模な機雷戦・掃海訓練が実施されていましたがこの「くろべ」は訓練支援艦とありますが主に”対空射撃”訓練の支援艦なので海上・海中が主戦場の掃海部隊の訓練とは関係がなく大湊に立ち寄ったのかもしれません。
「くろべ」の後部甲板には僚艦の対空射撃訓練時に際し対空ミサイルの攻撃目標となる無人標的機の発射装置があり発射された無人標的機は「くろべ」からラジコン操縦でミサイル着弾寸前にこれを交して海上に着水させ回収後に整備をしてまた訓練に使用されるそうです。
上の画像は海上自衛隊ホームページより転載させていただきました。
甲板上にオレンジ色の標的機が見えます
第1突堤には大湊基地所属の多用途支援艦「すおう」も停泊中
「くろべ」(手前側)の艦橋上部にある4面のフェーズドアレイレーダーにより発射した無人標的機をコントロールするそうです。
この日の目的を果たせたので帰路につく途中に大湊基地の山側にある水源地公園のビオトープ(人工池)に睡蓮を見に立ち寄りました。
お船を撮るレンズしか持って行かなかったので手持ちで撮っています。
ここは人もあまりいないので撮り放題でした。
ここの公園の駐車場に隣接する展望タワーに上がって大湊基地を見下ろすと・・
先ほど海面レベルで撮影した訓練支援艦「くろべ」を俯瞰で見下ろせます。
展望タワーの厚い窓ガラス越しでの撮影。
多用途支援艦「すおう」は鉄塔の陰に隠れちゃっています。
大湊基地のある芦崎湾と陸奥湾を仕切って岬のように見えているのが砂嘴(さし)という地系で芦崎湾の砂嘴はサロマ湖や野付半島、ゆるキャン△にも登場した伊豆の大瀬崎等と並んで有名なんです。
これが古くからの天然の良港・大湊を発展させた地形。
年に一日だけ湾内が一般開放され潮干狩りが楽しめます。
海上自衛隊・大湊航空基地方面の眺め
主に哨戒ヘリなどの基地ですが滑走路もちゃんとあります。
沖の陸奥湾には訓練中の護衛艦や掃海艦(艇)の姿も確認できます。
砂嘴の突端の先には日本丸の姿も確認できました。
暑い日が続きます。
くれぐれもお気を付けください。青森も猛暑です(地元比)
FFM-1護衛艦もがみ、大湊寄港 [艦船]
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家に居たらアプリで大湊基地に護衛艦”もがみ”が寄港していることを知り急いでカメラを持ってクルマで大湊まで撮りに行ってきました。
家に居たらアプリで大湊基地に護衛艦”もがみ”が寄港していることを知り急いでカメラを持ってクルマで大湊まで撮りに行ってきました。
大湊基地第1突堤に掃海母艦”うらが”と並んで係留中の”もがみ”を撮影できました。
前回はアプリで確認して急行するもすでに芦崎湾からも離れ姿が見えず撮影が叶いませんでしたが今回は何とか撮影できてよかった。
船舶のトラッカーアプリ”MarineTraffic”は数時間前の位置情報を表示しているときがあるので何分前の位置情報なのかを確認しないとすでにその場にいない船舶の姿を探すはめになったりするので注意が必要です。
いつものように大湊基地の第1突堤に係留中の艦船をよく見ることができる場所からの撮影です。
実際には曇り空だったので画像編集ソフト(LuminarAI)のスカイチェンジャー機能で青空を背景にしてみました。
実際の光景はこんな感じです。
令和5年度機雷戦訓練(陸奥湾)および掃海特別訓練(日米印伊共同訓練)が7月16日~28日まで陸奥湾内で行われるということでこの日は訓練開始前日というで大湊基地に各地から海自の掃海艦が集結していました。
掃海艦自体はサイズは大きくないのですが掃海母艦ともなると護衛艦サイズがあるので第1突堤に掃海母艦”あわじ”が係留されています。
最新鋭の護衛艦”もがみ”も訓練に参加する護衛艦2隻のうちの1隻なのか単に訓練公開中の寄港なのか?ということです。(後日、訓練の様子が地元紙に掲載されました)
最新鋭の護衛艦”もがみ”はこの特徴ある外観からもわかる通りステルス性能を高めた従来の海上自衛隊の護衛艦とはかなり印象が異なります。
海自の護衛艦の種別はイージス護衛艦(DDA)、ミサイル護衛艦(DDG)、一般形護衛艦(DD,DE)、ヘリコプター搭載型護衛艦(DDH)などがありますがこの”もがみ”級護衛艦はFFMという記号で種別される初の海自護衛艦です。
FFMとはFF”フリゲート”級という艦船サイズと機雷(Mine)の組合せ(※Multi-purpose多目的の意味もあり)で表す艦級でこのクラスのネームシップ(1号艦)である”もがみ”はFFM-1と表記されます。
FFM-1なので船体には大きく”1”と書かれています(上の画像)
目立たない”ロービジ塗装”のため以前のように数字がはっきりとは識別できなくなっています。
FFMという艦級は従来の護衛艦よりもサイズがかなり小ぶりとなっています。
小ぶりな分乗員も少なく設定されていて海自のマンパワー不足対策の護衛艦でもあります。
今後このFFM級護衛艦が結構大量に建造される予定なのでこの独特なスタイルにも馴染んでいくと思います。
さて、今週、ちょっと地元民としては気になる見出しが地元紙の1面トップに・・
「海自大湊改編へ、横須賀に統合検討」
防衛省は海自大湊基地にある大湊地方隊を横須賀地方隊に統合して横須賀で現在大湊地方隊が管轄している宗谷海峡を含む北方海域と太平洋を一体的に指揮下に置くというものらしいです。
北方海域は冷戦終結後に逓減していたロシアの脅威が再び懸念される状況となり海自本部機構のある横須賀主導でより一体的な作戦行動を執れる体制を目指すのだということです。
旧帝国海軍時代からの歴史ある大湊基地ですがこの構想により廃止されるということではなく護衛艦も1隻増備され、長年の懸案だった水深10mしかない芦崎湾の掘削をして大型艦船が入港きるようにもなるようです。(基地能力としては向上します)
地上施設ではトマホークを格納するのではと言われている大型弾薬庫も建設されます。
これは地元としても前向きにとらえるべきなのかもしれません。
おおみなと海自カレー 護衛艦ゆうだち103認定レシピと護衛艦おおよど231認定レシピ 200g各々3箱
- 出版社/メーカー: 宮島醤油
- メディア:
令和4年度機雷戦訓練(陸奥湾)及び掃海特別訓練 終了 [艦船]
こん〇〇は!いつもご訪問いただきありがとうございます。
7月17日から陸奥湾で行われていた海上自衛隊とアメリカ海軍との機雷戦訓練と掃海訓練が29日に終了しました。
期間中は海上自衛隊からは掃海艇群の艦艇13隻と航空機8機、アメリカ海軍方は艦艇2隻、航空機2機が参加
沖合で行われている訓練の様子は陸奥湾沿いの私の住む町からも流石に伺い知ることができませんでしたがMarineTrafficアプリで参加艦艇の動向はこまめにチェックしていました。
沖合で行われている訓練の様子は陸奥湾沿いの私の住む町からも流石に伺い知ることができませんでしたがMarineTrafficアプリで参加艦艇の動向はこまめにチェックしていました。
訓練最終日の今日は所用があってむつ市までクルマで出かけたのでカメラでちょっと帰還する艦艇を撮影できるかなぁ~と思い大湊までやって来ました。
いつもの場所から大湊基地第一突堤を眺めると掃海母艦の”ぶんごの姿がありました。
掃海艇に比べるとやはり掃海母艦は大きいですね
MST463”ぶんご”は基準排水量が5,700tもあります。
うらが型掃海母艦の2番艦で海に敷設された機雷を無力化する”掃海”任務の他に機雷を敷設する”機雷敷設艦”の機能も持っています。
後部甲板には掃海ヘリの離発着も可能で他の掃海艇の補給や指揮も執るので大型艦サイズになっています。
1番艦の”うらが”にはない前甲板に62口径76mm単装速射砲1門を装備しているのが上の画像からもわかります。
お昼前の撮影でしたがかなりの数の乗員が乗り込む姿が見られました。
舷側では時折拍手が沸き起こっていましたが詳細は不明。
この後は金曜恒例の海自カレーですね
ぶんごのカレーはビーフカレーのようです。
この時は今日が金曜ということを失念していてお昼は大湊で有名なおやき屋さんの焼きそばとおにぎりで車内で簡単に済ませたのですがむつ市内に戻って海自カレーを提供しているお店でカレーランチにすればよかった
自衛官と同じテッパンで供される各艦艇・部隊公認のカレーが市内の認定店で食べられます。
第二突堤方面には掃海艇がいるのですが地平レベルだとよくわかりません。
各艦艇にお昼を前に続々と乗組員が集まって来ます。(列をなす人影が見られますね)
抜錨光景を眺めたいけどまだまだ時間が先のようなので今回はこれで撤収です。
むつ市の大平岸壁からたかなみ型護衛艦が出航していくのが見られました。
”まきなみ”か”すずなみ”のどちらかです。
こちらは沖に停泊しているJMETS海技教育機の練習船”青雲丸”です。
先日やはりここに停泊していた海王丸もJMETSの船です。
海王丸はここで緊急時の離船訓練をしていたようですが青雲丸も同じ訓練をしているのかなぁ
そういえば海王丸はここから函館港に入港したのですが船内でコロナ患者が発生したようで訓練中止となったようです。
皆さん、お互いに感染対策に手抜かりの無きようご留意を
護衛艦ひゅうがと海王丸と・・ [艦船]
こん〇〇は!いつもご訪問いただきありがとうございます。
2022年7月21日くもり時々雨のち晴れ・・と相変わらず梅雨の変わりやすい天気ですが前日に帆船”海王丸”と護衛艦ひゅうがが大湊入りしているのをMarinTrafficアプリで確認。
朝起きたら結構明るい天気だったので急いでクルマでむつ市の大平岸壁へカメラを持って出かけてきました。
岸壁には他にも数台クルマが止まっていました。
ひゅうがは船体が大きいので大湊基地がある芦崎湾には入港できません。
護衛艦かがも同様に沖合での停泊になります。
岸壁からは船尾しか見えませんでした。
※ひゅうがは昨年の5月24日にやはりこの場所から撮影しています。
(当該記事はこちら)
もう一つの目的である海王丸はまだまだ沖合に停泊しているようなので600mmズーム×デジタルテレコン(×2)という私の機材での最大望遠で沖合の海王丸を捜索します。
なんとか見つけました!
ブレて撮れているような画像ですがこちらも船尾を私に対して真正面に停泊しているようでマストが重なって見えています。
もし接岸するのであれば私が立っている大平岸壁に接岸となるはずですがどうなんでしょうか?
現在、陸奥湾沖(中央部)では恒例の海上自衛隊の掃海部隊による訓練が行われていますので湾内の航行に制限がかかっています(漁船も制限区域には立ち入り禁止(漁業補償は有り))
陸地から撮影するにはこのポイントが最短距離なので、ここで海王丸の撮影は終了。
代わって海上自衛隊の多用途支援艦”すおう”が岸壁に向かって推進してきました。
大湊基地に所属する”すおう”は停泊中の姿は何度も見ていますがここまで接近して撮影したのは初めてです。
画像の左端の水平線のかなたに”海王丸”のシルエットが確認できますか?
”すおう”はこんなシルエットをしています。
このまま大平岸壁に接岸して物資の補給をしていました。
基地以外の一般岸壁でこうした補給をするのは珍しいかも?
大湊基地がお客さん(掃海艇群)で一杯なのでここで補給なのか?
ここにいても仕方がなさそうなので海岸線の旧道を通って大湊基地へ移動します。
途中、ひゅうがの真横で撮影。
大湊基地東門付近の小型漁船を係留する斜路から大湊基地第1突堤に係留中の護衛艦”すずなみDD-114)”と護衛艦”まきなみ(DD-112)”
この姉妹艦は2隻とも大湊基地所属。
すずなみの舷側に人が集まっています。
内火艇に隊員が乗り込んで艦の周辺で何か作業をするようです。
(内火艇は”まきなみ”のもの)
何か海中を見ていますね
何か落としちゃったのかなぁ?
隊員のスマホとかじゃなさそうです。
ここは大湊基地の有名な撮影ポイントで艦内放送もよく聞き取れるくらい艦に近い場所ですが何か作業に当たって放送していたのですが聞き逃しました。
タイミングが良いと普段、大湊基地では見ることのない各種掃海艇の入出港シーンが見られるのですがこの時は船出&舟入がありませんでした。
今日はPLAN.Bとしてもう一つ撮影目標があるので今度はそちらへ移動。
大湊基地の山手側にある北の防人大湊・公園内の海望館の展望室から沖合に停泊中の海王丸をパチリ。
2022年7月21日くもり時々雨のち晴れ・・と相変わらず梅雨の変わりやすい天気ですが前日に帆船”海王丸”と護衛艦ひゅうがが大湊入りしているのをMarinTrafficアプリで確認。
朝起きたら結構明るい天気だったので急いでクルマでむつ市の大平岸壁へカメラを持って出かけてきました。
岸壁には他にも数台クルマが止まっていました。
ひゅうがは船体が大きいので大湊基地がある芦崎湾には入港できません。
護衛艦かがも同様に沖合での停泊になります。
岸壁からは船尾しか見えませんでした。
※ひゅうがは昨年の5月24日にやはりこの場所から撮影しています。
(当該記事はこちら)
もう一つの目的である海王丸はまだまだ沖合に停泊しているようなので600mmズーム×デジタルテレコン(×2)という私の機材での最大望遠で沖合の海王丸を捜索します。
なんとか見つけました!
ブレて撮れているような画像ですがこちらも船尾を私に対して真正面に停泊しているようでマストが重なって見えています。
もし接岸するのであれば私が立っている大平岸壁に接岸となるはずですがどうなんでしょうか?
現在、陸奥湾沖(中央部)では恒例の海上自衛隊の掃海部隊による訓練が行われていますので湾内の航行に制限がかかっています(漁船も制限区域には立ち入り禁止(漁業補償は有り))
陸地から撮影するにはこのポイントが最短距離なので、ここで海王丸の撮影は終了。
代わって海上自衛隊の多用途支援艦”すおう”が岸壁に向かって推進してきました。
大湊基地に所属する”すおう”は停泊中の姿は何度も見ていますがここまで接近して撮影したのは初めてです。
画像の左端の水平線のかなたに”海王丸”のシルエットが確認できますか?
”すおう”はこんなシルエットをしています。
このまま大平岸壁に接岸して物資の補給をしていました。
基地以外の一般岸壁でこうした補給をするのは珍しいかも?
大湊基地がお客さん(掃海艇群)で一杯なのでここで補給なのか?
ここにいても仕方がなさそうなので海岸線の旧道を通って大湊基地へ移動します。
途中、ひゅうがの真横で撮影。
大湊基地東門付近の小型漁船を係留する斜路から大湊基地第1突堤に係留中の護衛艦”すずなみDD-114)”と護衛艦”まきなみ(DD-112)”
この姉妹艦は2隻とも大湊基地所属。
すずなみの舷側に人が集まっています。
内火艇に隊員が乗り込んで艦の周辺で何か作業をするようです。
(内火艇は”まきなみ”のもの)
何か海中を見ていますね
何か落としちゃったのかなぁ?
隊員のスマホとかじゃなさそうです。
ここは大湊基地の有名な撮影ポイントで艦内放送もよく聞き取れるくらい艦に近い場所ですが何か作業に当たって放送していたのですが聞き逃しました。
タイミングが良いと普段、大湊基地では見ることのない各種掃海艇の入出港シーンが見られるのですがこの時は船出&舟入がありませんでした。
今日はPLAN.Bとしてもう一つ撮影目標があるので今度はそちらへ移動。
大湊基地の山手側にある北の防人大湊・公園内の海望館の展望室から沖合に停泊中の海王丸をパチリ。
大きなガラス越しの撮影で帰宅後に現像して何とかここまで見られる程度に・・
この海望館は高さ(高度)があるのでこんな感じに撮れます。
ちょうど正面奥の陸地が私の住んでいる場所近くとなります。
(よ~く見ると白い風力発電の風車が建ち並んでいるのが分かります)
海王丸の所属する海技教育機構さんのFBによるとこの日、大湊沖の陸奥湾で”総員退船部署訓練が行われていたようです。
また同FBによると海王丸の前寄港地は室蘭だったようです。
護衛艦”ひゅうが”は7月23日(土)に八戸港で一般公開があるのでこのあと八戸港に向けて出港した模様です。
生憎、当日はお天気が悪そうなので八戸まで行くかどうか思案中です。
ハセガワ 1/450 海上自衛隊 ヘリコプター搭載護衛艦 ひゅうが プラモデル Z04
- 出版社/メーカー: ハセガワ(Hasegawa)
- 発売日: 2017/11/17
- メディア: おもちゃ&ホビー
護衛艦ひゅうが&輸送艦くにさき 大湊入港 [艦船]
こん〇〇は!いつもご訪問いただきありがとうございます。
5月24日(月)の早朝、事前の情報通りMarineTraffic(ライブ船舶)アプリ上で陸奥湾に海上自衛隊の輸送艦くにさき と護衛艦ひゅうがのシルエットが表示されていました。
両艦ともに大湊基地所属の艦艇ではないので大湊入りを心待ちにしていました
”大湊”入りといっても海上自衛隊大湊基地のある芦崎湾には大型艦船は入港できないようなの同じむつ市の大平岸壁の沖に停泊という形をとっているようです(岸壁への接岸も無し)
両艦ともに大湊基地所属の艦艇ではないので大湊入りを心待ちにしていました
”大湊”入りといっても海上自衛隊大湊基地のある芦崎湾には大型艦船は入港できないようなの同じむつ市の大平岸壁の沖に停泊という形をとっているようです(岸壁への接岸も無し)
こちらの画像は私の住んでいる町内の陸奥湾を見渡せる展望台で陸奥湾(横浜沖)を航行中の輸送艦くにさきの姿を超望遠レンズ&トリミング(切り取り)で撮った1枚です。
この日はちょっと靄(ガス)がかかっていました。
このまま護衛艦ひゅうがを撮影するために国道279号を北上してむつ市・大湊方面へ車を走らせ30分ほどで目的地に到着。
むつ市大平の克雪ドーム前の岸壁に車を停めて撮影した護衛艦ひゅうが(DDH-181)です。
護衛艦の中でも一般にヘリコプター空母(ヘリ空母)と呼ばれるタイプで自衛隊内の艦種ではDDHという分類です。
DDが汎用護衛艦を表しHはヘリの意味でヘリコプター搭載型護衛艦となります。
全通甲板と呼ばれる空母と同じ甲板を持つ初の海上自衛隊の護衛艦で基準排水量13,950t、全長は197mあります。
”ひゅうが型護衛艦”という艦級の1番艦で2番艦の「いせ」(DDH-182)と合わせて2隻が同型となります。
のちに建造されるより大型化された「いずも」型護衛艦が兵装を省いた本当の意味でのヘリ空母であるのに対してこの「ひゅうが」型は従来の対艦・対空・対潜攻撃の兵装もちゃんと装備しているのである意味万能型護衛艦のような艦です。
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大きすぎて接岸できる場所がないので陸との人員輸送は艦尾からボートを使って・・・
古くから海軍の軍港の街として栄えた大湊やむつ市内には海自隊員向けの飲食店がたくさんありますがちょっとこんな感じだと全隊員の下船は無理かなぁ(コロナ下でもありますし)
給油船が接近、停泊中の護衛艦ひゅうがは特に目立った動きはないですね。
お昼ご飯にすき家の牛丼弁当(中盛)を仕入れて”くにさき”が戻ってくるのを車内で待つことに・・・まるで張り込み中ので刑事。
持久戦を覚悟していたらほどなく”輸送艦くにさき”が戻ってくる気配をMarineTrafficアプリで確認できました。
ここの岸壁は太公望のメッカのようで釣り人が集まって来ました。
岸壁に釣竿のスタンドがセットされちゃいました。
ちょっと撮影の邪魔といったら怒られるけどそれとなく聞いてみたら夜釣りの準備をしているだけで目の前の大型護衛艦には全く興味がないようでした。
私が話しかけた相手の方はとても感じのいい方でしばらくの間、むつ市の釣り場事情を雑談して過ごしました。
こんどはアジ釣りにこよかなぁ~
釣り人と雑談に夢中になっていたら沖合から輸送艦くにさき(LST-4003)が戻って来ていました。
”ひゅうが”のようにヘリの離発着ができる飛行甲板をもつのでシルエットは”ひゅうが”に似ていますが基準排水量8,900t、全長178mと”ひゅうが”よりも小ぶりです。
”くにさき”の属する艦級の”おおすみ型輸送艦”の艦尾にはウェルドックというエアクッション艇の出入り口があるのが海自艦船の中でもちょっと異才です。
艦種のLSTとは戦車揚陸艦を表していて文字通り陸自の90式戦車なら18台、大型トラックなら65台搭載できます。
島しょ防衛作戦とかに活躍しそうです。
タミヤ 1/700 ウォーターラインシリーズ No.003 海上自衛隊輸送艦 LST-4001 おおすみ プラモデル 31003
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ここから、ちょっと撮影場所を移動します。
先程戻ってきた”くにさき”と”ひゅうが”の2ショットが撮れました。
両艦とも船体が大きすぎるので大湊基地のある芦崎湾内へは入れないようなのでここで停泊となりそうです。
もうちょっとお互いに近づいて・・と思っていましたが結構距離を撮っていますね
十分すぎるソーシャルディスタンスですかねぇ?
ここの撮影ポイントの背後には釜臥山があって山頂には航空自衛隊の”ガメラレーダー”が鎮座まします。
この狭いエリアは日本の北方方面の防衛上とっても重要な場所ですね
ここから大湊基地方面を見てみると大湊基地の第1突堤を挟んで手前に護衛艦ゆうだち(DD-103)その隣(奥)に”118”という艦番号がみえるのが護衛艦ふゆづきだと思います。
ふゆづきも普段は大湊に居ない護衛艦です。
画像に映っている艦のマストの数だけでも7隻の護衛艦がいるようです。
もうちょっと基地寄りの撮影ポイントを探して移動
これまでのポイントよりも近くで撮影できる場所を発見!
惜しいことに飛行甲板が奥向き(反対側)です。
はっきりヘリ空母と分かる飛行甲板が見渡せるアングルで撮りたいなぁ~
そうこうしているうちに大湊基地から出航してくる護衛艦の姿を発見!
護衛艦まきなみ(DD-112)でした。
”たかなみ型護衛艦”の3番艦で大湊基地所属ですね
コロナ禍以前に艦船見学で乗艦させていただいたことがあります。
”なみ(波)”シリーズとも呼ばれる”たかなみ型護衛艦”は個人的に一番好きな艦級です
送電線の鉄塔のようなトラス構造のマストは現在主流のステルスマストよりも構造の美しさを感じます。
艦上構造物が妙にのっぺりしたステルス艦よりも艦(ふね)らしい外観も素敵です
おっと!ひゅうがが艦首方向を転換しだしました!
飛行甲板がこちらに見える位置になってきました。
う~ん、このアングルは画になりますね~
トリミング拡大するとこんな風に飛行甲板上のCH-60Kヘリも見えます。
作戦活動時には海自のヘリだけでなく陸上自衛隊のヘリも物資輸送のために離発着します。
今回は輸送艦くにさきとの何らかの連携訓練が行われていたのかもしれませんね
ふたたび大湊基地を出港する護衛艦がありました。
正面のスタイルがちょっと最新鋭艦のシルエットでこれもかっこいい。
護衛艦しらぬい(DD-120)です。
”あさひ型護衛艦”の2番艦で新造されてすぐに大湊配備となった最近では珍しいケース。
現在、大湊配備の艦船の中での最新鋭艦です。
配備直後の第1回目の艦船見学会で乗艦させていただきました。
先の護衛艦まきなみと比べるとステルス性能を高めるマスト構造であったりフラット化された艦上構造物が目を惹きます。
ここの撮影ポイントはこのように護衛艦を真横のアングルから撮影できる格好のポイントでした。
クルマ通りのほとんどない車道の路側帯に駐車して撮影していても迷惑にならないような場所です。
しかも車から離れることなく真横からこんな感じで撮影できます。
これはちょっと通いちゃいそうなお気に入りポイントになりそうです
出航する”しらぬい”と”くにさき”との2ショット。
普段は陸奥湾で見ることができない貴重な光景です。
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いよいよひゅうが”が狙っていたアングルに艦首を方向転換してくれました。
停泊位置はほぼ変えずに艦首方向だけ変えたような感じです。
これは空母が常に艦首を風上に向けて艦載機の離発着に対応するのと同じような意図で方向転換したのかなぁ?
この日は朝から夕方までお腹いっぱい楽しみ最後に良い写真も撮れたので満足気分で帰路につきました・・・しかしこの2日後に心配なニュースが飛び込んできました。
母港舞鶴基地に戻るため大湊を後にした”ひゅうが”は津軽海峡から太平洋に抜けて福島沖で若い乗員の転落事故が発生した模様です。(直帰ルートをとらなかったのは演習のため?)
この記事を書いている時点でその後の隊員の安否情報は有りません。
もしかしたら私が撮影した画像の中に写っている乗員の中にその方の姿があるかもしれないと考えると他人ごとではなく本当に心配しています。