十和田観光電鉄幻の100周年・七百鉄道記念館一般公開(2022)前編 [鉄道&Nゲージ]
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2022年9月4日(日)
クルマで自宅から1時間20分ほど走って六戸町の七百鉄道記念館へ
ここは2012年3月末で廃線になった十和田観光電鉄の七百駅に隣接する車両区の電車検修庫棟を利用した施設です。。
地元の有志・七百レールファンクラブさんが駅周辺を保存管理されていてこの日はコロナ禍で一般公開が中止となってから3年ぶりの一般公開日でした。
2022年9月4日(日)
クルマで自宅から1時間20分ほど走って六戸町の七百鉄道記念館へ
ここは2012年3月末で廃線になった十和田観光電鉄の七百駅に隣接する車両区の電車検修庫棟を利用した施設です。。
地元の有志・七百レールファンクラブさんが駅周辺を保存管理されていてこの日はコロナ禍で一般公開が中止となってから3年ぶりの一般公開日でした。
チラシにもある通り今年は1922年(大正11)に十和田観光電鉄の前身である十和田鉄道(株)が三本木(十和田市)~古間木(三沢)間を走り始めてからちょうど100年目、幻の100周年だそうです。
そして開業日も今日と同じ9月4日(本開業(9/5)の前日に無料運行実施)だったそうです。
もし鉄道が営業運行してこの日を迎えられたらコロナ禍であるもののきっと盛大なイベントが開かれたのかもしれません。
[<]チラシ(裏面)クリックで拡大
その後、2年ほどコロナの拡大により一般公開は行われていませんでしたので今年、3年ぶりの開催となりました。(今年は開業100周年と合わせて廃線10年目の節目)
10時の開館時間の前に集まったお客さんを前にして七百レールファンクラブの会長さんのご挨拶がありました。
前回の一般公開日は私が一番乗りで他に開場前に集まった人は数人程度だった記憶があります。
今回も割と早めに到着してカメラを持ってぶらぶらしていたらスタッフの方に地元紙の記者さんと間違えられてしまった。
会長さんの挨拶のころになると鉄道マニアらしいカメラを持った若者が大勢やって来てこのような入場待ちの行列になりました。
若者はクルマで来ている感じではないので最寄りのバス停から歩いてきたようです。
入場に際しては一人1枚ずつ硬券入場券が渡されます。
なんと入場料は無料です。
せめて100円くらいの入場料にしてもよさそうです。
今回は28番目の入場者となりました。
入場口の改札ではこの硬券入場券をいただき、鋏は各自ご自由にというスタイル。
硬券に鋏を入れるなんて子供時代のおもちゃの切符以来かも・・
ICカード全盛の時代の子供たちは切符や改札も黒電話とともに謎のアイテムか?
電車検修庫の建屋を利用した鉄道記念館の内部は2線、計6両の車両が静態保存されています。(旧ホーム側からの全景)
すべての保管車両が雨ざらしにされずこの建屋に収められています。
やはり屋根のある施設で車両保管は理想的ですね。
鉄道記念館は旧七百駅に隣接していて当時の駅舎も現存しています。
廃線から10年経つのでさすがに傷みは目立ちます。
ここ七百は三沢から3つ目の駅でした。
開業時に4つあった駅のうちの1つで車両基地と変電所が併設されていました。
十和田”観光”電鉄といっても十和田湖まで通じているわけではなく十和田市中心部(三本木)と国鉄東北本線三沢駅(古間木)間の14.7kmの電化単線路線でした。
鉄道事業はもうありませんがバスの営業路線が現在でもあります。
じもとでは”とうてつ”と呼ばれ親しまれています。
旧七百駅のホームも健在です。
七百は唯一の途中交換駅でした。
1面2線のホームへは先ほどの駅舎から構内踏切を渡り利用していました。
線路わきには人工河川の稲生川の流れ(水路がちょっと見にくいです)
5千円紙幣で有名な新渡戸稲造の祖父が開発に尽力した稲生川に沿って十和田観光電鉄の路線が並走しています。
対岸のお宅は鉄道ファンなら憧れのロケーションだったでしょう。
今回は立ち入り禁止となってしまいましたが旧七戸変電所の建物です。
雪害などで窓ガラスが割れていてちょっと廃墟の様相です。
前回の一般公開ではこの建物の中で有名な”とうてつの駅そば”を食べることができました。
私は駅そばのお店で当時使われていた器(どんぶり)を2個買い今も自宅で使っています。
割れた窓ガラスから内部を除くと碍子のついた変電設備らしきものが見えました。
お楽しみの電車検修庫内部の保存車両については後編で・・・・
七百レールファンクラブのFACEBOOKページ(こちら)
実際に見たいという方へ
一般公開日以外の見学はできませんので次回は来年の春または秋の一般公開までお待ちください。
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10年でずいぶん劣化しちゃうんですね
変電所 雪でガラスが割れちゃうんですね
でも 良いイベントですね 近ければ行ってみたいです
by (。・_・。)2k (2022-09-06 21:17)
十和田観光電鉄、懐かしい名前ですね。
私は結局乗る機会がないまま廃止になってしまいました。
3年ぶりの一般公開イベント、どこか手作り感があっていいですね。
屋内での車両保管は、特に雪国では効果大ですね。
by gonana (2022-09-06 23:06)
いろいろな施設が見られて楽しいイベントですね(^o^)
by KINYAN (2022-09-07 07:04)
せっかくの保存車両でも雨ざらしで錆だらけになってしまいますが、屋根付きの建物で保存されているのは素晴らしいと思います。
次回も楽しみです(^_^)
by ぼんさん (2022-09-07 08:35)
2kさん
電車検修庫は他の場所で使っていたものを移築したようで比較的新しいそうですが旧駅舎や変電所は今後手を入れていかないとなると安全性の面から取り壊しになるかもしれませんね。
by 青い森のヨッチン (2022-09-07 09:27)
gonanaさん
私も越してきて10年くらいはまだ走っていた路線で”そのうち乗ってみよう”と思っていたのに結局乗らずじまいでした。
本当に屋内展示でないと車両はここまでの形をとどめていなかったと思います。
by 青い森のヨッチン (2022-09-07 09:30)
KINYANさん
電車検修庫以外はあまり保存に向けた取り組みが進んでいないように思われます。
雪国では積もった雪などで屋根や壁の痛みが激しいので気になるところでした。
by 青い森のヨッチン (2022-09-07 09:32)
ぼんさん様
これだけ大きな電車検修庫がそのまま展示施設に使えているのは奇跡的なことではと思っています。
by 青い森のヨッチン (2022-09-07 09:34)
こんにちは、横浜ぶらぶら(横浜公園)に
コメントを有難うございました。
現役の頃は、仕事終わりにナイターを
見に行っていましたが、今はテレビ観戦一本に
なってしまいました。
七百鉄道記念館一般公開、古い物が残されている
のは良いですね。近かったら見に行きたいです。
by tarou (2022-09-07 13:12)
硬券に鋏ですか
確かに、子供の頃
そうやって遊びました。
数年前に三沢の十和田観光電鉄の駅に行ったことがあります。その渋い駅、蕎麦屋の風情がまた良かったです。
by 八犬伝 (2022-09-07 20:13)
←かこ みらい→ すごく楽しい表示でやすね!
考えた人、すごいアイデアマンだと思いやす!
by ぼんぼちぼちぼち (2022-09-07 20:28)
立派なカメラ持っているヨッチンさんだから、地元紙の記者に間違われたんでしょうね^^
by ロートレー (2022-09-07 21:13)
tarouさん
ほとんど公的資金が使われていない保存施設(団体)のようでもう少し地元自治体の協力がなければ今後の活動に不安が残ります。
by 青い森のヨッチン (2022-09-08 17:39)
八犬伝さん
とうてつの駅そばは有名で今でも鉄道とは切り離されて営業していますよ
by 青い森のヨッチン (2022-09-08 17:41)
ぼんぼちさん
「かこ」は今でもこのように懐かしく目の前に現れていますが「みらい」はどんなものを見せてくれるのか楽しみでもあります。
by 青い森のヨッチン (2022-09-08 17:43)
ロートレーさん
機材は鉄道ファンの若い人たちの持っているものに遠く及びません。
彼らはかなり機材に投資していますね
自分の若い時代にはちょっと手が出せないようなカメラとレンズの組み合わせをたくさん見ました。
by 青い森のヨッチン (2022-09-08 17:44)
2本ずつのレールも歴史を語っていますね。当地の亡きJR気仙沼線は津波から逃れたレールまでも引き剥がされました(>_<) レールの切り売りも無かったです(^_^;)
by yokomi (2022-09-17 10:21)
yokomiさん
気仙沼線はJRにとってはあの災害は渡りに船・・だったのかなぁと思う時があります。
鉄道事業では将来やっていけないって思っているようですが鉄道会社なんだからなぁ~
by 青い森のヨッチン (2022-09-19 14:18)