ボックスアート展に行ってきましたよ [日記]
今日は青森市内まで遠征して県立美術館で開催中の"ボックスアート展”を見に行ってきました。
このボックスアート展は全国巡回しているようで全国各地で開催されてい1ます。今はここ青森県で開催中です。
※会場内は撮影禁止なのでボックスアート展自体の写真はありませんぼでご了承ください。
ボックスアート=箱絵・・とは主にプラモデルのパッケージとして描かれた絵のことで画家としては小松崎茂とか佐竹政夫とかが有名です。
会場には私が子供の頃のSFを題材にしたプラモや現在でも使われているボックスアートの原画が飾られていました。
当時はTVアニメ化された作品でなくメーカーが独自に創ったSFロボットもののキットもあったようです。
とくに、私が気に入ったのはそんなに古いキットではないのですが田宮のル・マン24時間の優勝マシンであるチャージ・マツダのボックスアートとキットの展示です。
このマシンはアパレルがスポンサーでかなり派手で斬新なデザインでした。(ベネトン並み)
これは自分でも作ったことのあるキットでル・マンで日本車初の優勝ということで実際、レースの方も生中継でゴールシーンも見ていました。ロータリーエンジンここにあり!っといった感じで話題になりました。
このキット、今では引越しの際にどこかに紛失してしまって手元にないのですが会場にはキット自体も他のF1マシン等と一緒にガラスケースに展示されていました。
このボックスアートや実物のキットを見た瞬間、当時のことを思い出しました。
残念ながらアマゾンでも現在はこのキットの取り扱いはありません。(写真は完成品モデル)
思ったよりガンダム関連の作品の展示はありませんでした。
ファーストガンダムの頃の初期のガンプラは手書き感たっぷりのボックスアートが多かったのですが・・・。
また今年は国産プラモデルの生誕50周年ということもあり日本の模型の歴史(プラモ以前のものも)を振り返るような企画となっています。
私が興味をもったのは戦前、戦中の子供たちに教育の一環として国民学校で模型製作の授業がおこなわれていたということです。
主に木材を使っての飛行機模型製作やゴム動力でプロペラを回転させて飛行するグライダーなどを授業で扱っていたそうです。
これは子供たちに飛行機の構造や空力理論などの実地勉強に役に立ちひいては軍に有益な人材を育成する目的があったようで戦争中の物資不足の中でも優先的に資材を調達していたようです。
後に日本各地に大打撃を与えることとなる敵国機の木製のB-29爆撃機のキット(教材)まであったのには驚きました。
このキットには注意書きとして「まず小刀などをよく研いでおかないと製作において”不愉快”になる」ので注意といった趣旨の文言がありました。
たしかに現在でも切れないニッパーやアートナイフを使っていると”不愉快”ですもんね。
会場での解説にはなかったと思いますがタミヤのボックスアートは背景が白一色で商品のキットだけを描いているものが多いのですがこれにも理由があって、田宮がアメリカでプラモを輸出しだしたころボックスアートにキットに入っていない人物などを書き込んでいたところ、その人物のフィギュアが入っていないと訴えられてしまったそうで、それ以来、キットに入っている商品以外はボックスアートに書き込まないようにしているそうです。
これはこの本に書かれているエピソードの一つです。
また会場にはジオラマも数点が展示されていました。
地方に住んでいるとなかなか生でジオラマを見る機会がないので貴重な体験でした。
中には模型誌でみたことのあるジオラマもありました。
そして入り口では地元の模型店の出張販売のコーナーと完成品展示がありました。
▼そしてすっかりこれに魅せられてしまいました!
最近、模型誌で作例記事などを読んでいた日産のGT-R(スカイラインって付きません)。
これは田宮、アオシマ、フジミの3社ほぼ同時リリースという人気&話題No.1のクルマ。
なかでも田宮のキットは秀逸です。
これ作ってみたいなぁ~
・・・・と久しぶりに良い気分転換になりました~。
このボックスアート展を見学する前に青森市内のヤマダ電機で不足している塗料を調達していたら前から売り場の棚で気になっていた一品を同時に購入。(塗料やキットが割引価格で買える数少ないお店です。)
それがこれです▼!
1/72 ウォーバードコレクション WB-43 スホーイSU-34
- 出版社/メーカー: タミヤ
- メディア: おもちゃ&ホビー
これは爆撃機でしかも横並びの複座という変り種。
スホーイSu-34のWikipediaへ
なんだかコックピットが大きく膨らんでいるとおもったら2人並んで操縦できるというわけでした。
かっこよさだけで買っちゃいました!といっても千円ちょっとですが・・・。
スケールモデルは在庫が増える一方なのにまだ一つも手をつけていません。
今回の企画展で三沢航空科学館の館長さんも大の模型飛行機ファン&かなりの腕前らしいとの情報を得たので今度は三沢へ遠征です。
戦闘機の屋外展示も多いようなので資料用に写真撮影をしてきます!
青森県立美術館は”あの”三内丸山遺跡に隣接しています。というか、ここも遺跡の一部らしいです。
青森県立美術館のHPへ
今日は平日しかも昼間の見学だったので数人程度の入場者でした。
年配の紳士も熱心に見学していました。
DSでお手軽にボックスアートが書けますよ
こころが目覚める男たちの塗り絵DS ~タミヤボックスアート~
- 出版社/メーカー: アーテイン
- メディア: Video Game
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