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一式双発高等練習機 [飛行機プラモ]

今年の9月、十和田湖の湖底から69年ぶりに引き揚げられた

旧日本陸軍の一式双発高等練習機を見学するために三沢基地に隣接する

青森県立三沢航空科学館に行ってきました[るんるん]

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ここまで家からクルマで1時間ほどで屋外に展示してある航空機を無料で見学できる

大空ひろばへは何回か来たことがあるのですが入場料を払って中に入るのは今回が初めてです。 

 

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三沢市内でいたる所で目にするこの赤い飛行機が太平洋無着陸飛行で有名なミス・ビードル号です。  

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今回は冒頭にも書いたとおりこれを見に来たのです。 

戦争中の昭和18年、秋田の能代から青森の八戸へ飛行中に

何らかの原因で中間地点の十和田湖の湖上に不時着。

乗員4名のうち3名が機体とともに深い湖底に沈んでしまった。
(不時着した水域は十和田湖でも最深部らしい)

以来69年に渡り湖底に沈んでいた機体が湖底調査中に偶然発見され

有志の手で引き揚げられることに・・・ 

引き揚げに時の様子は地元TV局のニュース映像や新聞記事でみましたが

想像していた以上にダメージも無く比較的キレイでした。

沈んだ場所が海水でなく淡水だったのと不時着時の衝撃が少なかったのが原因?

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引き揚げられた機体は航空科学館の奥にある格納庫で映画の製作のために復元された零戦とともに展示されていました。
(この格納庫はそのまま隣接する三沢基地と行き来できるようです)

特別展扱いなので入場料の他に別料金が徴収されます。(全部で大人900円でした)

特に復元されること無く湖底から引き揚げられたままの状態で展示されているようですね。  

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特に目を惹くのがこの胴体と主翼の日の丸です。

おそらく色を最近になって足したのではなくこのまま色褪せることなく湖底にあったまま

引き揚げ時のニュース映像では主翼と胴体は繋がったまま引き揚げられていたので

展示や移動のためにあえて切り離したのでしょうか?

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胴体は操縦席の後ろと主翼と尾翼の中間に大きな亀裂が見られます。

エルロン、エレベータ、ラダーなどの可動部分は骨組みだけになっているので機体の他の部分と素材が違うのか? 

尾翼の航空隊マークも鮮やかに残っています。

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日立の空冷9気筒エンジン 

 

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車輪のゴムタイヤもしっかり形が残っています。

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主脚の2輪とも健在。

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ノーズはさすがにダメージを受けていましたがコックピット周辺は驚くほど良い状態。

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このように風防などの窓のガラス?もほとんど残っていたのにはびっくりです。 

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錆は目立たないのですがこのように機体表面には虫食いのような跡が多数あります。

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主翼エルロン部に書かれていた手書きの「サワルナ」の文字も鮮明に残っていました。 

この機体は十和田湖の湖底水深約300M地点に沈んでいたもので

水中カメラにも鮮明に映っていました。

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やはり淡水ではこうした金属製のものは比較的保存状態が良いようですので

模型メーカー・ファインモールドさんが現在、浜名湖で引き揚げを計画している旧陸軍の戦車にも期待が高まります。

展示について詳しくは県立三沢航空科学館のHPへ

[次項有]一式双発高等練習機について(Wikipediaへ)

 


県立三沢航空科学館の常設展は9:00-17:00までですが

特別展は9:30-16:30までの展示となるのでご注意!

料金は常設展+特別展で大人900円(高校生700円小中学生100円

 

 さいごまで読んでいただきありがとうございました[わーい(嬉しい顔)]

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