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護衛艦『はまぎり』見学 [ガンプラ以外]

こん〇〇は!

6月16日(土)に近くの海上自衛隊大湊基地に艦船見学に行ってきました。
自宅からクルマで約40分ほどです。
(ちなみに自宅から空自三沢基地までは約70分ほど)

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護衛艦に乗船できる機会として有名なのは数年おきに開催される観艦式ですが

各地の基地でも一般向けの基地や艦船見学会を定期的に開催していたりします。

今回は週末に開催される停留中の艦船への乗艦見学会でした。

この日は護衛艦『はまぎり』の見学会で所要時間は約1時間程度。

上の写真左からDD156『せとぎり』、DD155『はまぎり』、DD153『ゆうぎり』とあさぎり型3隻が横並びという珍しいショット。

この日の朝に『せとぎり』が入港してきたらしく3隻揃うのは年に1日あるかないかということです。

写真の右端はDD152『まきなみ』です。

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『まきなみ』は今回は見学できませんが十分近くから見ることができます。
今月末には同型艦の『すずなみ』の見学会が予定されています。

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受付&集合場所の基地東門から釜臥山を望む。
山頂にはガメラレーダーが設置されているのですが・・・

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定刻になったら案内担当の隊員を先導でこの日の参加者20名ほどで埠頭を進み乗艦。

このような光景を見ながら移動なのでもうテンション[グッド(上向き矢印)][グッド(上向き矢印)]

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家族連れも何組か参加されていますが艦内移動の際にはラッタル(ハシゴ状の階段)を何度も上り下りしないといけないのでサンダルやヒールの靴は厳禁です。
(甲板の滑り止め塗装を痛めるのでスパイクなども[パンチ]
あと膝に不安のある方は遠慮された方が無難です。

Photo 3.jpg
前方甲板上にあるアスロック発射装置です。
これは魚雷にロケットブースターを付けて遠くの潜水艦を攻撃するための兵器。
蓋が観音開き式に開き魚雷を空中に向け発射、その後海中に潜行して攻撃

[次項有]アスロックについて(Wikipedia)

このように武装についても撮影OKです。(結局撮影NGは一切出ませんでした)

DSC03828.JPG
アスロックの前にあるのは76mm単装速射砲。
この艦にある主砲はこの1門のみです。
給弾は砲塔下部(甲板下)より自動的に行われます。

大戦中の大鑑巨砲主義時代の主砲と比べるとかなり心許無いように見えますが
海上自衛隊の護衛艦の作戦行動は全般に対潜水艦攻撃がメインなのでこれで十分。
この速射砲は対艦、対空攻撃いや迎撃用。 (イタリア製)

Photo 4.jpg
今回は艦橋も見学することが出来ました。

自動航法システムがないのでフェリーなどの操舵室なんかと似た雰囲気です。
(『まきなみ』『すずなみ』は自動航法システム搭載で全然雰囲気が違うようです)

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艦橋脇にあるのが20mm機関砲(CIWS)

上の白いドーム内のレーダーと下のバルカン砲とが一体となって対空完全自動攻撃が可能。
近づいてくる敵攻撃機を自動で捕捉して攻撃。
ファランクスとも呼ばれる。
※ちなみにこの日隣に停留中の『ゆうぎり』はかつて米軍との合同演習にて誤って米軍機をこの機関砲で撃墜[あせあせ(飛び散る汗)]

[次項有]20mm高性能機関砲について(Wikipedia)


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この日3隻並んだ『あさぎり』型ですが右端の『ゆうぎり』のメインマストのレーダーの形状が他の2隻と違っていました。

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『はまぎり』の対空レーダーは八角形のフラットパネル型(OPS-24)
これは世界初のアクティブ・フェーズドアレイレーダー(3次元レーダー)だそうです。

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一方こちらは『ゆうぎり』の対空レーダーOPS-14。典型的なレーダーの形をしています。

またこのような鉄骨の組み合わせによるトラスマストは新鋭艦ではステルスマストといわれる面で構成されたものになっています。(文字通りステルス性が高い)

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後部甲板最後部にはシースパローの発射装置があります。

これは艦対空ミサイルです。
『はまぎり』には他に対艦ミサイルとしてハープーンも装備


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『はまぎり』にはヘリコプター格納庫があります。離発着時には写真右端の温室のような構造物内で管制をします。

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▲着艦拘束装置
着陸甲板にガイドレールが掘ってありそのレール上をこの台が移動。
ヘリを拘束したまま格納庫内まで収納するらしい。
これが使えないときは人力でヘリを牽引するそうです。

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格納庫内の様子。
自衛隊はどこでもきちんと整理整頓されていて見ていても気持ちがいいですね。

なんとなくサンダーバード2号の発射場(コンテナ搭載シーン)を連想させます。

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ちょっと分かりにくいのですがこの『あさぎり』型には前後2本のマストがありますが
後方のマストだけはこのようになぜか黒く塗装されています。

遠くから見て前後が判別できるように・・というわけではなくて
煙突の後方にある後部マストは頻繁に冷却してやる必要がありその際に真水ではなく
海水を使用するので錆びにくい塗装をしているそうです。
どうやら黒い塗料がその防錆効果が高いのが理由。

隊員さんに聞いて一つ謎が解決しました。

ちなみに「あさぎり」型のような前後の2本マストは現在では珍しいようです。
(このシルエットが良いと人気もあるらしい)

DSC03836.JPG
これも珍しかったので記念に撮影。
船体保護の大きな浮き輪、護衛艦は横並びに停泊するケースが多く艦と艦の間にこの浮き輪が挟まれています。
これは横浜ゴム製でした。正式名称はなんでしょうか?

見学の所要時間は約1時間ほどでした。
艦内の居住ブロックや食堂、戦闘指揮所、エンジンルームなどは見学できませんが充実した内容でした。

数年前の展示航海時には上記艦内部分の一部も見学できました。
(売店で艦名入りのジッポーライターとかも売っていましたよ)

10名以上の団体見学には事前申し込みが必要のようですが個人見学には予約不要で当日受付となります。
毎週末開催ということではなく不定期開催なので事前にHPで確認を!

[次項有]海上自衛隊大湊地方隊のHPへ

見学の際には基地内の駐車スペースに駐車可能です。
当たり前ですが通常は基地内への立ち入りは禁止です(軍事機密もあり)

なお撮影だけなら基地内に入らなくてもこうした写真が撮影できます。
Photo 19.jpg
今回デジタル一眼に55-200mmのズームレンズをつけての撮影だったのですが標準レンズでも十分な距離。
基地周辺にお住まいの方は毎日こうした光景をみることができるんですねぇ(羨ましい)
自室の窓からこんな光景が見えたら最高[exclamation]

場所は東門そばの船置き場、下の画面中央右のスペースです。
DSC03831.jpg

今回、護衛艦を見学しに行った目的の一つに実際の艦船をじっくり観察したいということがあり

これはモデルグラフィックス誌で海自特集を読んだのが動機となりました。
(とても簡単に影響受けやすい体質です[ふらふら]

Model Graphix (モデルグラフィックス) 2012年 05月号 [雑誌]

Model Graphix (モデルグラフィックス) 2012年 05月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 大日本絵画
  • 発売日: 2012/03/24
  • メディア: 雑誌

作例記事の中に1/350たかなみが取り上げられていてこれがなかなかかっこいい!

1/350 海上自衛隊 護衛艦 DD-110 たかなみ (JB08)

1/350 海上自衛隊 護衛艦 DD-110 たかなみ (JB08)

  • 出版社/メーカー: ピットロード
  • メディア: おもちゃ&ホビー

大湊基地所属の『まきなみ』『すずなみ』も同型艦なので
このピットロード製のキットを買えば両艦どちらも再現可能となります。

ただし船体の記号等(DD112とか)のデカールはこちらの書籍に付属のデカールが必要?

最後まで読んでいただきありがとうございます[わーい(嬉しい顔)]

こちらもポチッとお願いします[次項有]


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