しんかい6500を作るよ!その1 [ガンプラ以外]
テレビやネット、DVDでガンダムを見たからガンプラを作る!
と同じ理由で本を読んだから作りたいと思うキットもあります。
朱野帰子(あけの・かえるこ) の『海に降る』(幻冬舎刊)を読みました。
この小説の舞台がJAMSTE(独立行政法人海洋開発研究機構)で
主人公は有人潜水調査船しんかい6500初の女性コ・パイロット。
日本海溝の深海にかつて目撃された未確認物体である”白い糸”の存在を
捜し求めしんかい6500が潜水調査するといったフィクションなのですが
子供のころからUボートとか原子力潜水艦とかを扱った小説や映画が好きな
自分にとっては、これが期待以上に面白かった作品でした。
表紙に使われているしんかい6500の模型らしきものにも興味を惹かれました。
もともとハセガワの1/72しんかい6500のキットを買っていたのでこの作品を読もうと思ったのでした。
キットの方はこの段階では”積みプラ”状態だったのですが
読後にはすっかり製作意欲満々で・・・・
ちなみに世界中に宇宙飛行士は500人ほどいるそうですが
有人深海潜水艇のパイロットは世界でも40人ほどで
そのうちの約半数が日本人とのこと(作品中より)
深海調査では日本はまだ世界をリードする存在なのですが
その地位もこのままでは安泰とは行かないようです。
電撃HOBBY MAGAZINE (ホビーマガジン) 2012年 03月号 [雑誌]
- 作者:
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2012/01/25
- メディア: 雑誌
ジオラマが掲載されています。
なお「海に降る」の主人公のモデル?JAMSTECの女性コパイと
運行チーム指令の方への誌上インタビューも掲載されています。
さて近年模型業界では俄かに科学キットブームです。
これまでははやぶさやスペースシャトル、ISSといった宇宙ものがメインだったのですが
ここに来て日本のタミヤ、ハセガワといった2大メーカーが相次いで
JAMSTECのしんかい6500をキット化しました。
(スケールは各社とも違います)
私はお手ごろ価格&サイズ(1/72)のハセガワのキットを発売直後の割りと早い時期に購入していました。
- 出版社/メーカー: ハセガワ
- メディア: おもちゃ&ホビー
いつものように積みプラになるところを前述の小説に影響され急遽製作を開始することに・・・
このボックスアートは塗装やディテールアップの参考になります。
パーツ数は少なく組立自体は容易です。
無塗装でも付属のシールを使えば大方は大丈夫ですが
シルバーで指定されている細部を面相筆などで塗ったり色挿しをすれば
それだけでもかなりいい感じになるのでは?
塗装するにしても細部については面相筆で塗り分けることが必須でしょう。
ざっと大きなパーツを組んで形にしてみました。
パーツの分割もパネルラインに準じた構成になっていそうです。
これはサンプルバスケットという採集物を収めるカゴなのですが
メッシュの再現が不完全(底面にだけスジボリがあります)なので
なんとかこれをカゴらしく自作できないものか?と思案中です。
1/72スケールではこの程度は省略されていてもしょうがない部分です。
(バンダイのキット(1/48)でもこのパーツは同じような処理だそうです)
オーバースケールにならないような適当なメッシュパーツってないかなぁ?・・・と思っていたら
何のことは無いハセガワにはモデリング メッシュなるものがちゃんと商品化されていました。
他に塗料を2色ほど足りないものをネットで発注しました。
塗料等が揃ったら製作開始です
最後まで読んでいただきありがとうございます
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