SSブログ

三内丸山遺跡① [青森の話題]

こん〇〇は!いつもご訪問いただきありがとうございます。
今年から年老いた母親(90歳)の見守り介護生活が始まりました。
週2回ほど主に入浴目的で町内にある介護施設のデーサービス(日帰り通所)を利用しています。
私が早朝から出かける用事がある際にはデーサービスは時間的制約があって利用しにくいので隣町の施設でお泊りのショートステイを利用することとなります。

4月の中旬に私が青森市内の県立病院の眼科の定期受診の予約があり朝6時半には車で出かけないといけないのでこの日の前後合わせて6日間ほどショートステイで母親を預けることになりました。

この6日間は見守り介護から解放される貴重な時間です。
自分の通院の他に県南地域の親戚のお見舞い(往復車で200km)や見たい映画もあるし、できれば三沢基地に戦闘機の写真を撮りにも行きたい(今年はまだ一度も実現せず)・・・と”やりたいことリスト”は他にもいろいろありました。

まずはこの6日間のうちの最重要事項の消化です。

4月18日(木)、10年ほど前に糖尿病性網膜症のため硝子体手術を受けた青森市内の県立中央病院の眼科で4カ月に一度の定期受診を午前中に終えて検査のために散瞳剤を点眼したのですが眼の眩しさが薄らいでクルマの運転ができるようになった午後からは青森市内で自由時間として過ごすことにしました。
この日は夜に新しく開業した青森市内のシネコンで観たかった映画を見る予定を組んでいたので帰宅時間は夜の10時半ころになりそうです。

映画の時間まで時間を過ごす場所は事前に決めていて数年ぶりに三内丸山遺跡を訪れることに(平日は午後6時以降から上映の作品が多いです)

IMG_4102.jpg
ここへ来るのも随分久しぶりだなぁと思い調べたら2017年10月以来の訪問でした。
前回は高校時代の友人が青森出張の帰りの新幹線の時間までここで過ごしました。
当時まだ遺跡には入場料無料で見学できたのですが現在は有料化されています。
あれだけのものをタダで長い期間に渡り見せていたというのも青森県もかなり太っ腹でした。
現在は遺跡と縄文時遊館の観覧料410円(大人)

今日は実は特別企画展を見るのも一つの目的です。
「恵みの海と縄文~陸奥湾と三内丸山」
キャプチャ.JPG
三内丸山遺跡も今では海岸線から少し離れていますが海岸線が内陸まで進んだ縄文海進のころはここで暮らしていた縄文人たちはもっと身近に海を感じていたと思われます。
私の住む町でも発掘されている海水を煮て塩をつくるのに必要な製塩土器なども展示されているというので最近になって縄文時代を含む古代の製塩に興味を持っている自分としては興味津々で見学したのですがちょっとこの点は期待外れというか期待しすぎでした。

上のチラシにもあるように縄文人が作った釣り針なんかは今でも使えそうなものばかりです。

だれか実証実験しないあなぁ~
特別展は観覧料の他に料金がかかりますが遺跡・縄文時遊館の観覧料込みで700円(大人)でした。
特別展を見た後は有料化に合わせてリニューアルされている縄文時遊館の見どころの一つである縄文ビッグウォールを見学。
IMG_4103.jpg
地下の収蔵庫へ降りる階段の脇にあるのは縄文土器のカケラ5120個が埋められている高さ6mの壁。
ちょっとした現代アートの美術館のような雰囲気ですね

IMG_4104.jpg
壁を見上げるとこんな感じです。
使われている土器のカケラはレプリカでなく恐らく本物だと思います。
展示されていた有名な遺物”縄文ポシェット”も展示されているのは本物でした。
当然、スポーツクライミングは厳禁ですよ~

IMG_4105.jpg
縄文ビッグウォールの向かいには遺物の収蔵庫が見られます。
圧巻です。
他にも発掘された遺物の復元や計測などの作業風景もガラス越しに見学できるコーナーもありました。

この見学施設はリニューアルして5年ということですが青森というか日本の縄文文化の最先端情報基地といった雰囲気になった縄文時遊館は時間に余裕があるときにじっくりと訪れて欲しい施設ですね

そして今回の目的の二つ目がこの大きな版画をみることでした。

IMG_4111.jpg
棟方志向の生誕地でもある青森は版画大国でもあります。
学校の図工の時間でも版画制作が盛んですが三内丸山遺跡の地元の小学生が作り上げたこの1.8m×3.7mもの大作は本当に素晴らしい作品でした。
完成時に地元のローカルニュースで取り上げられていて見学の機会があればぜひじっくり見たいなぁと思っていました。
学校の創立40周年を記念して6年生が制作したそうですが3月に寄贈されたということで卒業記念制作も兼ねているのかもしれませんね
上の画像をクリックして細部まで拡大してみてみてください。
6年生のみんなが縄文時代の村(三内丸山遺跡)に招待されたというテーマで実によくできています。

制作期間は8カ月だそうです。

IMG_4199.jpg
ミュージアムで組みひもと勾玉の手作りキットを購入した後は縄文時遊館を出て遺跡を見学します。
組みひもも勾玉も時間があれば館内の体験工房で教えてもらいながら製作することもできます。
組みひもは約30分、勾玉ペンダントは約50分の製作時間とのこと


[かわいい]三内丸山遺跡のHP(こちら

タグ:三内丸山
nice!(49)  コメント(16) 
共通テーマ:趣味・カルチャー