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2022年9月11日(日)に3年ぶりに開催された三沢基地航空祭のレポート記事の3回目です。
地上展示されていた自衛隊機編②となります。


ところでMISAWAってどこにあるの?という方のために・・地図を用意しました。


三沢基地のある三沢市は青森県の南部地域(南部藩領)にあり太平洋と小川原湖のすぐそばに位置しています。
三沢市の人口は3万9千人、古代より馬の産地として有名。少し南下すればもう八戸市です。


それでは地上展示機のご紹介に移ります。

前日の海上自衛隊八戸航空基地祭にも来ていた千歳基地のF-15Jと同じ機体(72-8895)が三沢にも居ましたよ
八戸で展示飛行をした後は千歳に戻らず三沢で前泊したのかなぁ
上の地図の国道45号の45の数字の右下あたりが八戸なのでものすごく三沢と八戸は近いんです。


前日に八戸でたくさんF-15Jの写真を撮ったので三沢での地上展示はこの1枚だけでした#59143;
この後、展示飛行を行う予定です。
パイロットさんも前日と同じ人ならかなり迫力ある展示飛行が期待できそうです#59126;


航空自衛隊のレスキューヘリUH-60J”レスキューホーク”です。

三沢基地の目の前に広がる太平洋での救難救助は海上自衛隊の受け持ち範囲ですので航空自衛隊三沢基地は反対側の日本海側を受け持ちます。
このレスキューホークは秋田分屯基地にある秋田救難隊所属機です。
航空自衛隊の救難ヘリは近年このような洋上迷彩に塗られています。
敵からの攻撃やレーダー追跡をかわすためのチャフ(欺瞞装置)なんかも装備されています。
自国領海外に墜落した自衛隊機の救助活動中に敵国から妨害をかわすためなのかなぁ?
空自の救難隊というのはもともと墜落した機体から隊員をいち早く救出する目的で編成されたと聞いています。



機体の右前方に伸びる棒のようなものは空中給油を受ける際の受油装置で基地に戻り給油せずとも空中で給油を受けられ活動時間の延長、活動範囲の拡大に役立ちます。(空自のUH-60Jでも空中受油機構がない機体の方が多いです)
印象的なシルエットになるのでこうしたイベントでは空中受油機構付きの機体が選ばれているようです。



離陸に向けてタキシング中のUH-60J。
車輪のあるヘリコプターは滑走路を使って離発着します。
この後、展示飛行をします。




ハセガワ 1/72 航空自衛隊 UH-60J(SP) レスキューホーク 那覇救難隊 40周年記念 プラモデル 02414



  • 出版社/メーカー: ハセガワ(Hasegawa)

  • 発売日: 2022/10/08

  • メディア: おもちゃ&ホビー






これ以下、ちょっと地味な機体が続きます。



航空自衛隊 基本操縦練習機 T-400です。
輸送機や救難機などの操縦訓練に使用されます。
三菱重工のビジネスジェットのライセンスを買い取ったアメリカ企業からの逆輸入機です。
結構人が乗れそうですがパイロットを含めて6名定員。



航空自衛隊 多用途支援機 U-4 です。
指揮連絡、軽貨物輸送、訓練支援などに使われる機体でガルフストリーム社のビジネスジェット機を改修した機体です。
客室部の座席レイアウトは2+1の4列で12席。



準政府専用機ともいわれ政府首脳や皇族などの要人輸送にも使われます。
災害現場の上空からの視察に首相や大臣が乗り込むこともありますね
つい先日、三沢基地で周辺自治体の首長を招いての十和田湖周辺までの体験搭乗会があったようで「短い時間でもVIP気分を味わえた」と地元紙に掲載されていました。
ちょっと内部を見学して天皇陛下や首相も座った椅子の座り居心地を体感してみたかったです。



前日の八戸航空基地祭にも来ていた航空自衛隊の飛行点検機(フライトチェッカー) U-680Aです。



このカラーリングなので自衛隊所属帰機とはなかなか認識されにくい機体です。
子供さんにはこのようなカラーリングの機体の方が人気かなぁ~



航空自衛隊 警戒機 E-2D”アドバンスド・ホークアイ”
これは結構間近で見ることができました。



機体上部に装備されている回転する円形のレドームが特徴です。
空自の警戒機は高高度から領空を監視します。
海自の哨戒機は海上、海中の敵艦船や潜水艦を監視しています。
ホークアイは空母での離着艦も可能で主翼が折りたためるようになっています。
改修後の護衛艦いずもの飛行甲板ではちょっと長さが足りないかなぁ
2発のターボプロップ機(プロペラ機)ですが結構音が煩いです。


さて、今年の三沢基地航空祭の事前アナウンスを知って私が一番見たかった機体がこちらです。


航空自衛隊の無人偵察機 RQ-4B”グローバル・ホーク”です。
三沢には米軍のグアム基地からグローバル・ホークが台風避難でたびたび飛来してきたことがありますが航空自衛隊でもグローバル・ホークを配備するにあたり三沢基地に臨時飛行隊が編成され配備が進んでいます。



空自が採用したRQ-4Bはブロック30というバージョンで画像偵察のほかに信号情報収集任務もこなすタイプです。
三沢基地からリモート操縦して偵察作戦を実行します。
攻撃能力は持っていないので偵察特化無人機です。
こうして実物を見ると大きさに驚きます(事前に大きいとは聞いていたけど・・)
無人機なので緊急時にパイロットを脱出させる必要がないので通常機体上面には設置できないエンジン用の給気口が機体上面にあるのが斬新に映ります(赤いカバー部分)
機体下面は給気口がなくなりカメラやレーダー、センサーがたくさん設置できるようになったそうです(無人機ならではの恩恵)

 


40mといわれるグライダーのような主翼の長さが際立ちます。



プラッツ 1/72 無人偵察機RQ-4B グローバルホーク プラモデル AC-4



  • 出版社/メーカー: プラッツ(PLATZ)

  • メディア: おもちゃ&ホビー






これとは別のメーカーの機体である無人機シーガーディアンを海上保安庁が採用しました。
海上自衛隊の八戸航空基地を間借りしての運用になるそうで奇しくも青森県に空自と海保の無人偵察機が集結する形になりました。

自分の家の敷地にこんなのが落ちてきたら?ちょっとぞっとします。
コントロールを失ってもグライダーのように滑空できそうなのでまっ逆さまに墜落ということはないのかもしれないけど三沢市民の皆さんにはまた心配の種が増えたことになります。

沖縄県だけでなく三沢にも米軍基地があり騒音問題を抱えているので三沢の基地負担軽減のため先日、三沢のF-16部隊が小松基地に移転訓練を実施しました。
小松もそれなりに騒音で日常的に煩そうな基地だとおもうんだけどなぁ

2022三沢基地航空祭 その1 入場編

2022三沢基地航空祭 その2 自衛隊機編①


【前日に開催された海上自衛隊八戸航空基地祭の記事】








次回は1回ミリタリー・ネタをお休みするつもりです。
興味にない人にとっては本当につまらない記事が続いてしまっています。
こんな記事ばかり書いていますが私はバリバリの平和主義者と自負してります。