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コロナ禍の影響で3年ぶりの開催となった2022三沢基地航空祭の地上展示機のご紹介の最終回(米軍機編②)となります。(次回より展示飛行編)





地上展示は基地エプロンを大きく使って行われています。

東側エリアは自衛隊、西側エリアは米軍とゾーンニングされていましたがそれぞれのエリアでちょっと雰囲気が異なっていて米軍エリアはかなり開放的でちょっとカオス状態といった印象です。
メインゲートから近いから入場者がこのあたりに滞留しやすいから?陽気な米兵さんのせい?
自衛隊の方々は広報という一面も意識したきちんとした対応で対する米兵さんたちはまるで高校生の文化祭気分でかなり自部たち自身も楽しんでいる印象です。




厚木のHSM-51部隊の統合多用途艦載ヘリMH60R”シーホーク”
海自のSH-60Jとベースモデルが同じヘリコプターなので外観はそっくり
ローターブレードを固定するワイヤーロープに洗濯物を干しています。
この日はほぼ快晴でしたが暑さはそれほど感じない穏やかな日でした。
語学を勉強している人はここで英会話の実践ができますね



HSM-51(第51ヘリコプター海洋打撃飛行隊)の愛称は”ウォーローズ”
LORDSは王とか支配者、神なんて意味もあります(ロード・オブ・リングのロード)
ちょんまげ姿の男が槍を持っている部隊マークはちょっとコミカルな感じです。
侍というより足軽のような着物柄で日本人には強そうには見えないかも?



飛行時間1000時間を記念した書き込み
虎の文字や赤ぞろえ?武者兜のイラストの下に隊員の名前の書き込みも見られます。


アメリカ側の展示エリアのカオス状況がこちら


アメリカ海軍のUC-12F”スーパーキングエアー”です。
ごく普通のビーチクラフト機なので人気はいまひとつ?
ここまで人に囲まれていると撮影しようという
気も失せます。



翼の下は格好の日よけスペース
運動会の保護者観覧席のようになっていました#59143;



アメリカ海軍の哨戒機P-8A”ポセイドン”
前日に海上自衛隊八戸航空基地祭で展示されていた機体とは違う機体でした。



米軍のタンクローリー、渋くてかっこいい~
ボンネット型のキャブがいかにも米軍っぽいです。

さて米軍展示エリアの最西端に展示されていたのは米軍機ではないこの機体でした。


三沢基地航空祭の前日、八戸航空基地で航空祭を楽しんでいたら三沢航空科学館のFB上にこんな機体の画像がUPされていました。
おおぞら広場から科学館スタッフの方が撮られたものです。
この主翼面積の多きさが特徴のこの機体”キャンベラ”というのだそうです。
科学館のスタッフの方とSNSでやり取りして教えてもらいました。



NASA 気象大気調査機 WB-57F”キャンベラ”
原型機は第2次世界大戦終盤にイギリスで設計された爆撃機なのだそうで米軍も保有しベトナム戦争などでも使われた機体ということでかなりの年代物です。

400機ほど製造されたようですが現在こうして飛行が可能な機体は世界に3機だけという希少種。

昨日まで全く知らなかった機体です。


NASAのジョンソン宇宙センター所属とあります。
こんな巨体でも乗員は2名だけ

高速で高高度を飛べる性能が評価されていて宇宙観測や大気の分析などに使われる一方、高高度での通信中継を担うため現役で戦場にも投入されているといいます。



あまりにも巨体なのでiPhoneでパノラマ撮影しました。全幅19.5m
さすがにこの機体にはNASAは触らせなかったですね
急遽、展示が決まったのでシークレットゲスト機扱いで展示場所も端っこということで会場を訪れた人もこの機体の存在を知らずに帰ってしまった人もいると思います。
航空機ファンとしてはこんなチャンスを逃すのはもったいないということで当日私の一番のお目当てはこれだったのです。



戦後間もないころの爆撃機の派生型というのも納得の大きさです。



日本の航空祭での展示はこれが初だそうです。
今回は韓国をベースのアジア地域の大気観測などのミッションでやって来て三沢にも補給のため飛来していたようです(SNS上でちょっと話題になっていた)
今回の展示はたまたま帰国スケジュールと重なり補給を兼ねた三沢基地への飛来だったようで翌日にはアメリカ本土へ向けて飛び立ったそうです。
たぶんもう二度とはお目にかかれない機体だと思っています。



NASAって書いてあると宇宙まで飛んでい行けそうですが実際、かなりの高高度まで飛べるので天文観測もこなせるようで”宇宙の渚”まで行けるのかなぁ?
NASA=アメリカ航空宇宙局なのだからこうした機体も所有していて不思議じゃないですね。



搭乗員(青色のつなぎ)にいろいろ聞いているアメリカ軍パイロットさん
彼らにとっても珍しい伝説の機体なので興味津々といったところ

次回から航空祭の華、展示飛行編が始まります(2回くらい続くかな?)