こん〇〇は!いつもご訪問いただきありがとうございます。
2022年9月10日(土)に開催された海上自衛隊八戸航空基地の一般公開の記事の続きです。
航空基地とあるので航空自衛隊の基地と勘違いされている方もいるようなのですがここは海上自衛隊の基地となります。
2022年9月10日(土)に開催された海上自衛隊八戸航空基地の一般公開の記事の続きです。
航空基地とあるので航空自衛隊の基地と勘違いされている方もいるようなのですがここは海上自衛隊の基地となります。
海上自衛隊では艦船以外にもたくさんの種類の航空機(ヘリも含む)を運用しています。
自衛隊は空母を持たないので”トップガンマーベリック”に登場するF/A18スーパーホーネットのような艦上戦闘機はありませんが海中の潜水艦探索の哨戒機、水難救助機、護衛艦に搭載して対潜哨戒をする哨戒ヘリなど多数存在します。
今回は地上展示の航空機(固定翼機)をご紹介。
固定翼機の地上展示は2回に渡ってご紹介となります。
まずは前回に引き続き私の一番見たかった救難機US-2。
海上自衛隊が世界に誇る水陸両用救難機です。
飛行艇に地上滑走機能を付加した機体で先代のUS-1(A)の改良機(US-1A改)という位置づけになります。
基本設計が秀逸だった先代US-1(A)と同じカラーリングにしたら区別がつかないほど外観上の差は僅かですがUS-2では大幅な改善改良が施されています。
製造メーカーである新明和工業の前身は川西航空機で大戦中に多くの戦闘機、飛行艇も製造していました。
#59128;新明和工業のUS-2に関するページへ(こちら)
水陸両用救難機は海上の要救護者のいる現場へ回転翼機よりも艦艇よりも早く現場に駆け付けいち早く陸上へ戻れるメリットがありますが海上が荒天のため着水ができないと意味がありません。
そのために世界で唯一といっていい特徴を持つ機体となっています。
機首下面の二重底のような構造になっている部分は溝形波消し装置と呼ばれるもので着水時に波飛沫がプロペラやエンジンにあたり損傷しないように波を機体側の溝で受け止めて水流を下向きに逃がす構造になっています。
自衛隊は空母を持たないので”トップガンマーベリック”に登場するF/A18スーパーホーネットのような艦上戦闘機はありませんが海中の潜水艦探索の哨戒機、水難救助機、護衛艦に搭載して対潜哨戒をする哨戒ヘリなど多数存在します。
今回は地上展示の航空機(固定翼機)をご紹介。
固定翼機の地上展示は2回に渡ってご紹介となります。
まずは前回に引き続き私の一番見たかった救難機US-2。
海上自衛隊が世界に誇る水陸両用救難機です。
飛行艇に地上滑走機能を付加した機体で先代のUS-1(A)の改良機(US-1A改)という位置づけになります。
基本設計が秀逸だった先代US-1(A)と同じカラーリングにしたら区別がつかないほど外観上の差は僅かですがUS-2では大幅な改善改良が施されています。
製造メーカーである新明和工業の前身は川西航空機で大戦中に多くの戦闘機、飛行艇も製造していました。
#59128;新明和工業のUS-2に関するページへ(こちら)
水陸両用救難機は海上の要救護者のいる現場へ回転翼機よりも艦艇よりも早く現場に駆け付けいち早く陸上へ戻れるメリットがありますが海上が荒天のため着水ができないと意味がありません。
そのために世界で唯一といっていい特徴を持つ機体となっています。
機首下面の二重底のような構造になっている部分は溝形波消し装置と呼ばれるもので着水時に波飛沫がプロペラやエンジンにあたり損傷しないように波を機体側の溝で受け止めて水流を下向きに逃がす構造になっています。
この技術があったので新明和はUS-1以前のPS-1(対潜哨戒艇)時代から波の高さが3mという荒れた海面にも着水できるという世界で唯一無二の飛行艇を製造し続けられています。
これは私が子供のころに見た図鑑でも荒れた海でも着水できる秘密として解説されていました。
機首側面。
機体番号”07”の数字の横の窓はバブルウインドウといって半円球状の観測窓で隊員が身を乗り出して海面を広範囲に見渡せる視界が確保できるように工夫されています。
これは私が子供のころに見た図鑑でも荒れた海でも着水できる秘密として解説されていました。
機首側面。
機体番号”07”の数字の横の窓はバブルウインドウといって半円球状の観測窓で隊員が身を乗り出して海面を広範囲に見渡せる視界が確保できるように工夫されています。
海上自衛隊の航空機(回転翼機も)に多く採用されています。
機体後方から底部を見るとまさに”船”ですよ
この三角の底面構造は”スプレー・ストリップ”といって着水時に海水を機体側面方向に逃がす構造になっています。
前出の溝形波消し装置と合わせて着水時に上がる波飛沫からプロペラやエンジン、主翼を守っています。
防衛省のHPより
飛行艇の外見上の特徴の一つであるフロート。
機体後方から底部を見るとまさに”船”ですよ
この三角の底面構造は”スプレー・ストリップ”といって着水時に海水を機体側面方向に逃がす構造になっています。
前出の溝形波消し装置と合わせて着水時に上がる波飛沫からプロペラやエンジン、主翼を守っています。
防衛省のHPより
飛行艇の外見上の特徴の一つであるフロート。
後部ハッチは海面に着水時にここから救難ボートを出し入れするので大き目な作りとなっています。
US-2の超短距離離陸・離水能力と90km/hという超低速飛行を可能にしているのがBLC(境界層制御)という動力式高揚力装置です。
主翼のフラップから圧縮空気を吹き出して下向きの空気の流れを増大させて揚力を高め、尾翼のラダーとエレベータからも圧縮空気を吹き出して舵の効きを高め低速時の安定性を高めることを可能にしています。
海水面に着水する際はできるだけ低速で進入し着水時の衝撃を少なくする必要があるのでこの装置もUS-2になくてはならない仕組みの一つです。(現在実用化されているのはUS-2のみという技術)
低速での飛行が可能であれば海上の要救護者の捜索にも効果がありそうです。
US-2の2代前のPS-1対潜哨戒艇は純粋な飛行艇で車輪はあったもののランディング・ギアでなくビーチング・ギアと呼ばれるもので地上での離発着には耐えられませんでした。
水上から傾斜路を使って上陸して滑走路をタキシングする機能しかありませんでした。
海面での対潜哨戒作戦は航空機に取って代わられてしまいPS-1を救難機として売り込む際に地上施設への要救護者を搬送するために地上での離発着機能が必要になり車輪が付けられました(US-1以後)
ちょっと機体とのバランスが悪く見えるほど小さな車輪ですね
地上高も低そうで滑走路での離発着は気を使いそうです(知り持ち事故に注意)
私のコレクションの食玩模型のPS-1(5823号機)にもl機体側面にビーチング・ギアが再現されていました。
この23号機は量産最終機でこの後US-1へと続いていきます。
US-2の関してはこんなコミックもあります。
興味があったので以前に安く古本が出品されるたびに買い集めていました。
まだ読んでいないので内容についてのコメントはできません#59142;
(新明和工業さんのHPでも紹介されていました)
海上自衛隊の航空祭ですが航空自衛隊千歳基地からF-15Jがやって来ていました。
翌日の三沢基地航空祭でも千歳基地のF-15による展示飛行が予定されていますがここ八戸でも展示飛行があるようです。
こんなに有名でかっこいい機体なのにあまりギャラリーがいないなぁ
でも写真撮りやすくてOK~
これぞ”ファイター”って感じでかっこいいなぁ~
おそらく三沢基地航空祭ではこんなに人が映りこまずに撮影は無理でしょうねぇ~
稲妻にクマ(パンダではないよ)の部隊マークは第203飛行隊。
クマさんの胸の2つの星マークは第2航空団所属を表しています。
模型製作時に役立ちそうな資料画像(笑)
F-15Jもちゃんと私の積み(罪)プラリストに入っていますよ
軍用機らしからぬカラーリングで異彩を放っていたのは航空自衛隊の飛行点検機(フライトチェッカー)U-680Aです。
各地の飛行場の航空保安無線施設の点検業務についています。
実際に飛行し着陸進入をしながら点検をします。
以前はYS-11もこの業務についていましたがこの新型機の導入で退役となりました。
三沢基地に飛来した際に私の撮影技術向上のためにカメラの設定を変えながら何回も撮影したことがあります。
様々な点検作業をこなすので何度も着陸進入を繰り返すので撮影練習に好都合でした。
入間基地から全国各地の飛行場へ飛んで行っているようです。
サイテーション・ラティチュード680Aというのが正式名称でセスナが開発したビジネスジェットが基になっています。
主翼端がこんな感じで反り返っています。
こちらも翌日の三沢基地航空祭に地上展示するようです。
八戸の場合こうした三沢基地航空祭に合わせた前日入りの様相といった機体が多いです。
でも撮影するなら断然八戸の方がいいですね
次回は固定翼機編②として哨戒機のご紹介です。