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七戸町立鷹山宇一記念美術館で開催されている『GOMA展』の続きです。

今回は作品紹介の前にGOMAさんについてちょっとお話をします。

1986年青森県弘前市生まれ(この記事作成現在35歳)男性
青森県内の短大卒業後、保育士として働いていましたが23歳の時、絵の勉強のため秋田公立美術工芸短期大学へ入学しました。

入学後にスプレーアートに出会い才能を開花させる
大学卒業後、デザイン事務所GOMA HOUSEを開設


GOMAさんが現代アート界で知られるようになったのはどうやらスプレーアートだったようです。

TV番組「世界の果てまでイッテQ」で手越さんにスプレーアートを教えたこともあります(たまたま自分も観ていたなぁ)
ライブアート(会場で作品を創り上げる)なども精力的にこなしています。


こんなGOMAさんですが実は幼いころから2つの発達(学習)障害がありました。
一つはADHD(注意欠陥・多動性障害)で小学生の頃から忘れ物が多かったり授業に集中できない子供だったそうです。
もう一つの障害はディスレクシア・・文字の読み書きが極端に苦手
文字が記号や図形のように見えているそうです。
注意深く見ると文字を認識できるそうなのですがこのことについては”他の人と見えている世界が違う”とご自身もインタビューで答えています。
この障害のせいで学生時代はいじめにあったり友達から無視されたりと”死にたい”と思うこともあったそうです。
小さい子供ならこんな自分にも普通に接してくれるのでは?と保育士を目指したそうです。
ただ現実は彼が思い描いていたものとは少し違ったようで生まれて初めて”勉強をしたい”と思ったのが絵の世界だったそうです。

こちらはフランスで開催されたJAPAN EXPOに自費で出展した際に現地で制作したライブアート。
会場の壁に描き上げたものを壁を剥がして持ち帰った作品だそうです。

こちらをよ~く見てみると動物の顔のようなものがびっしり描きこまれています。


拡大するとこんな感じで犬や猫っぽい顔とともに名前のようなものが書き添えられています。

これはライブアート会場で見学していた人の顔を動物に見立てて作品の中に溶け込ませたものでモデルになった人の名前が書き添えられているようです。
その人ごとの特徴を上手く捉えて描かれていてこれはモデルになった人は大喜びでしょうねぇ
国内でも同じようにライブアート会場でGOMAさんに作品の中に自身の姿を描いてもらった人も多くいらっしゃると思います。





GOMAさんは作品を描くにあたって下書きはしません。
頭の中にあるもの常に書いているようで最終的な全体像をイメージしながら書いているようでもないようです。

ちなみにこの作品はご自身の頭の中の脳みそをモチーフにしたものらしい


トラの顔の半分にビルなどが建ち並ぶ架空の街が・・・
彼の作品の特徴の一つにこの架空の街の風景があげられます。
こんな感じでビルが建ち並ぶ街の風景に突然、動物や宇宙人?のような生き物が紛れ込みます。



深海生物?多分彼の頭の中の空想の生き物なんだろうなぁ~


鯨も彼の作品に多く登場します。



こちらはバスケプロリーグ(Bリーグ)青森ワッツのキャラクター
地元愛が感じられます。



こちらは構想ノート?
可愛い女の子ですね、こうした作品も描けちゃうところが凄い

美大に入学したころのデッサン帳が彼のドキュメンタリー番組内で公開されていましたがお世辞にも美大生が描いたようには見えないレベルで笑っちゃいました。
でも勉強すればここまで上達するんですねぇ


この作品は自分でも気に入ったのでポストカード買っちゃいました。

どうです、DOMAさんの作品の魅力に惹き込まれませんか?
GOMA展まだまだ続きます。




失った記憶 ひかりはじめた僕の世界 ―高次脳機能障害と生きるディジュリドゥ奏者の軌跡



  • 作者: GOMA

  • 出版社/メーカー: 中央法規出版

  • 発売日: 2016/08/01

  • メディア: 単行本







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