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今回は8月31日に三沢基地に撮影に行ったときの画像です。

この日は少し雲は有るけど良い天気で西寄りのちょっと強い風が吹いていました。

この時の使用滑走路は風上(西)に向かって離発着するRWY28運用ということでいつもの空き地からの撮影です。

 ちょうどアメリカ空軍のF-16の1個飛行隊と海軍のEA-18G部隊がアメリカ本土へ演習に行って留守なのでいつもより離発着する機体が少ないという条件でした。
訓練で飛ぶ戦闘機は米空軍の留守番部隊の1個飛行隊のF-16と空自のF-35Aくらいですね
 特に撮りたいものもなく天気が良かったのでこの日は撮影条件を変えて色々撮ってみることにしました。

以下は各画像の下に記した撮影時の露出関連の数値の解説です。
(※カメラに詳しい人や興味のない人は読み飛ばしてください)

Fが絞り値といってレンズから取り入れる光の量の値(数字が大きいと取り入れる光の量は減る(暗くなる)けどピントが合う範囲が広くなります)
SSはシャッタースピードで何分の1秒(1/〇〇〇)と分母が大きくなると速度が速いということでレンズからの光を取り込む時間です。これも速度が速いと暗くなるのですが飛行中の戦闘機のように早く動くものを撮る際にはSSも速く設定しないと被写体ブレというピンボケ写真になります。
ISOは感度を表していてフィルム時代のフィルム感度(ASAアーサー)で数値が大きいと暗い場所でも写せますが画質が粗くなっちゃいます。
35mm焦点距離とは簡単に言うとズーム倍率のようなもので数値が大きいとより拡大して撮れるということになります。35mmとあるのは私のデジカメがAPS-Cという撮像素子のサイズでフィルム時代のカメラの35mmというサイズだったらこの距離だよという換算値でSONYのAPS-Cカメラは1.5倍で計算するので実際に400mmで撮ったものは換算値で600mm相当とちょっとお得(倍率が)になります。
私の撮影機材は
SONY α77Ⅱ(APS-C)にSIGMA 120-400mm/F4.5-5.6です。



F8.0  SS:1/1000  ISO200  35mm焦点距離:600mm
テールバンド(垂直尾翼上端部)が黄色の米空軍第13飛行隊(FS13)のF-16CJ戦闘機。


ヒコーキ撮影の参考書によるとF8 SS:1/1000 ISO100という露出設定が基本とか最適値と書いてありました。
ただしこれはカメラのレンズの明るさにも左右されるのでお値段が高い明るい大口径レンズ(f2.8とか)で撮ると本当にきれいにプロカメラマンのように撮れるのですがお手頃価格のショートバズーカ(しかも中古)の私のレンズでこの設定に限りなく近く(ISOは100でなく200)で撮影した場合こんな感じです。

晴れた日の午後1時半ころの日差しです。
余計な部分を切り取るトリミングをして拡大表示をしたり画像加工ソフトで明るさなども調整していない撮ったままの画像です。
ISOは自動(最低100:最高200)に設定していたのでカメラ側で200で撮ってくれました。
やはり晴天下とはいえ実際に現場で肉眼で見ていたものよりも明らかに暗く写っています。
理想値のISO100で撮ったらもっと暗く写っていたはずですが画像加工ソフトを使えば明るさはもっと明るくできます。

現場ではピントにさえ気を付けていれば家に帰ってからいろいろと撮影データを加工して見栄えのいいものにできちゃいます。



F8.0  SS:1/1000  ISO200  35mm焦点距離:345mm
アメリカ海軍の警戒機P-8Aポセイドンです。
冒頭のF-16を撮ったのと同じ位置からの撮影ですが旅客機と同じサイズの機体なので最大望遠の600mmでは収まり切れないので焦点距離345mmと半分近くまで引いて撮った画像です。(これもノートリミング、無加工)



F8.0  SS:1/1000  ISO200  35mm焦点距離:600mm
同じ位置からアップ(600mm)で撮るとこんな感じです。
この空き地からは着陸目前の機体を撮影撮影するのでSSはもっと遅くても大丈夫そうです。
そうするともう少し明るく撮れそうです。

SSが速いとより”止まって”撮影できるのでドアハッチのコーション類も拡大すると文字の潰れもなく読み取れます。(クリックで拡大)



F8.0  SS:1/400  ISO200  35mm焦点距離:420mm

プロペラ機の空自の警戒機E-2Dアドバンスド・ホークアイがやって来ました。
ジェットエンジン機と同じSSで撮るとプロペラが止まって写ってしまい迫力がないのでSSを遅くします。


F8.0  SS:1/400  ISO200  35mm焦点距離:420mm

SSの速度を遅くすると回転するプロペラの動きが強調されますがあまりにもSSを遅くし過ぎると機体がブレて写るのでピンボケみたいになっちゃいますので加減が難しいです。



上の画像をトリミング(余計な部分を切り取る)したものです。
SS:1/400 秒に落としたものをトリミング(部分拡大)
このくらいだとバランスがいいかなぁ



F7.1  SS:1/1000  ISO400  35mm焦点距離:225mm

航空自衛隊のF-35AライトニングⅡが訓練から帰投してきました。
このように2機で1組となり一旦滑走路う上空を通過して旋回したうえで着陸態勢に入り1機ずつ着陸してきます。



F8.0  SS:1/1250  ISO400  35mm焦点距離:375mm
垂直尾翼の部隊マークはカエルくんの第301飛行隊所属機でした。

SSを1/1000から1/1250秒に速くして撮ってみました。
理屈では1/0250分だけSSが速くなった分だけ暗くなるのですが条件によってはほとんど変わらないですね
ISOを200から400に変更した分だけより明るく写る効果の方が勝っています。
天気が良いとISO400でもノイズが気になりませんが曇天だと自分としてはちょっと気になるレベルまでノイズが出てくるような気がします。



F8.0  SS:1/1250 ISO200  35mm焦点距離:540mm
こちらはオジロワシの部隊マークの第302飛行隊所属機

三沢にはF-35Aの2個飛行隊がありますが第302飛行隊の方が第301飛行隊よりも早くに百里基地から異動してF-35Aを飛ばしています。
百里で第301飛行隊がカエルマークのF-4EJ戦闘機を飛ばしていたころにはもう第303飛行隊は編成を終えて訓練をしていました。

訓練の様子を見ていると301も302も飛行隊の別なく一緒に訓練に励んでいるようです。



F7.1 SS:1/1000  ISO400  35mm焦点距離:240mm
JAL157便(三沢定刻16:25着)の東京(羽田)便が降りてきました。
朝10時ころからの撮影もこの便で終了です。

そろそろ陽が傾いてきたのでちょうど頃合いですね

JALのB737のJOMON-Jetも撮ってみたいですが需要減が続いていてB737はなかなか三沢に飛んできません。




もっとも今一番三沢で採りたいのが米海軍の無人偵察機のMQ-4トライトンです。

これを目当てにカメラを持って待ち構えている人も多いと思いますが撮れたらラッキー的なものですね。

11月30日まで2機が三沢を拠点に臨時展開するそうです。

是非撮ってみたいけど…こればかりは運次第かなぁ


この日の翌日も同じような気象条件でしたがアメリカ本土遠征から帰還して来た米軍機やチャーター便でとても良い撮影チャンスだったようで残念です。
B747やハワイアン航空のA330とかチャーター便とかが飛来したようです。


 この日のような良いお天気でこの空き地からの撮影なら私の機材でもまぁまぁ、そこそこのものが撮れるのがわかりましたが曇天時はこうはいかないですね