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オリンピックにかかわる祝日の移動でほとんどの紙カレンダーでは祝日となっている7月19日の月曜日。(今の時期はカレンダーに関係ない自分版働き方改革中なのです)

青森県でも初となる熱中症警戒アラートが発令されたこの日、いつもの三沢基地(空港)のそばの空き地へ撮影に・・


現在、三沢基地には米海兵隊の部隊が三沢対地射爆場(三沢市/六ケ所村)での訓練のため7月14日~24日の期間滞在しています。
米軍普天間基地での訓練を沖縄県外で実施して少しで地元の負担を減らす目的で本土各地でこうした訓練が実施されています。
今回三沢に来ている部隊も普天間の海兵隊部隊でオスプレイの他に攻撃ヘリなども参加していてこうした訓練が三沢で行われるのは今回が始めてだそうです。
オスプレイももう少しちゃんと撮っておきたいし攻撃ヘリも普段三沢にはいないのでこれらも撮影できたらなぁ~とクルマを運転しながら考えていました。

実は今日の本当の目的は他にあるのですが・・・

目的の空き地に到着。
余りにも朝から暑いので青森県民は活動げ低調になるのか思っていたより撮影している人はいなかったです、というか初めは自分しかいなくて焦りました。
もしかしてランウェイ10運用だとここからの撮影は意味がないというか無理です。
出も風向きは西よりの風なのでRWY28運用のはず、ちょっと強めの風で暑さを和らげてくれます。
念のため使用滑走路をエアバンド(航空無線)で確認したところランウェイ28だったので予定通りこの空き地からは滑走路に侵入する機体がバッチリ撮影できます。

そしてエアバンドを聴いていたら”デモフライトがあるので・・・”と管制官とパイロットの間の交信で頻繁に流れてきます。
全然ノーチェックでやってきましたが今日は午前と午後の2回、米空軍のデモフライト部隊によるデモフライト訓練があるようです。

これはラッキー!


デモフライト午前の部は1030から1055の25分間の予定です。
デモフライとはF-16戦闘機を使って日本でいうブルーインパルスのような曲芸飛行を披露するための日常的な訓練です。
公式には”操縦士の技量回復及び維持”という名目です。

デモフライとは滑走路の中央部を中心にした狭い空域で行われます。

おそらく航空祭で観客を入れた状況を想定しているのだと思います。
自由に立ち入りできる場所としては空港の送迎デッキ辺りで見たり撮影するのがお薦めです。空き地からでは時折水平方向に距離を取る演目のため接近した際にこんな感じで撮るのがやっとです。


デモフライトを終えてF-16がRWY28に着陸進入してくるところをパチリ

現在位のデモフライトチームのパイロットはシリウス少佐です。
前任者のプリモさんは各地の航空祭で超低空飛行や岩国では(疑似)ソニックブームまで引き起こした人気者でした。
シリウス少佐はコロナ禍で相次ぐ各地でのデモフライト中止を受けて大観衆の前でその腕前をまだ見せたことがないかもしれません。
デモチームのパイロットは任期制なのでこのまま・・なんていうのはちょっと悲しい。
#59128;シリウス少佐着任の記事(こちら


さて、この日の私の最大の目的は1130ごろにやってくるのですがその前に思わぬものがやってきました#59142;

米海兵隊のMV-22”オスプレイ”輸送機が訓練を終えて飛来。

ちょっと油断して車内で水分補給をしていたのであの独特なローター音に気が付くのが遅れてしまい後撃ち#59142;
滑走路が迫りエンジンナセルを斜め
上方に向けて飛行機モードからヘリモードに移行中。



着陸態勢に入るころにはエンジンナセルは完全に上向き。

後部ハッチドア(ランプドア)がオープン状態ですね
着陸時にも何か訓練をするのかも?

そして、この日の私の最大目的が飛来#59140;



JALグループの北海道エアシステム(HAC)の新機材ATR-600です。
HACは三沢-札幌(丘珠)便を就航させています。

現在は利用客減により月・金土日の運航となっています。

新千歳でなく札幌市内の丘珠空港の離発着なので青森からも便利そうです。
SAAB340Bよりも定員が若干多く高翼機なので座席から視界が翼に遮られず楽しい空の旅ができそうです。
変則的な運航スケジュールで月・金曜日の運航がキャンセルとなる期間が長くあったりして撮影のチャンスがなかなかありませんでした。(土日は軍用機の飛行がほとんどないので撮影には不向き)
そして着陸機を間近で撮影できる
この空き地での撮影はRWY28運用になる西寄りの風の日にしかできません。
おまけにSAAB340Bでの運用日もまだまだ多いのです。


・・・ということでこの日はお天気にも恵まれての念願の撮影となりました。

私の安価な暗めの望遠レンズでもこのような快晴ならなんとか綺麗に撮れそうです#59126;



北海道内のローカルネットワークを担うHACでは永年にわたりSAAB(サーブ)の340Bが活躍していましたが昨年の4月からエアバス系のATR社製ATR42-600を新機材として導入。
導入初号機は機体にスペシャルマーキングが施されていますがこの日飛来したのはこの初号機(JA11HC)でした。
現在ATR42-600は3号機まで導入済らしいのでスペシャルマーキング機を撮れたのも偶然が重なりました。



機体後部左側のスペシャルマーキングはHACの就航地6か所の雪の結晶をイメージしたものだそうです。

反対側は北海道の特産品が描かれているようですが残念ながら撮影できず。(空港の送迎デッキからだと撮れそう)

この日撮影に使った望遠レンズは先日レンズメーカーのシグマさんのユーザーサポートサービスでレンズの合焦調整(ピント調整)をしてもらったものです。
やはり若干ピントがずれていたようなので調整してもらった後ではもう言い訳ができなくなります。
このあともしばらく三沢基地での撮影続きます。