最近は作れずに貯まる一方のプラモデルキット(積みプラ)の購入に抑止をかけていたのですが今回購入したキットは別枠(?)


陸自への配備開始に合わせてハセガワから発売されたばかりのオスプレイのキットです。
陸自のオスプレイはまだあまり訓練飛行もしていないようで実機を見たという方も少ないと思います。

私も三沢に飛来する米軍のオスプレイしか見たことがありません。


▲三沢基地で撮影した米軍のオスプレイ

世間ではいろいろ言われているオスプレイですが飛行時の姿やあの独特のローターの風切り音がなんともいえません。
今年のお盆休み明けにはなんと我が家のすぐそばをオスプレイが飛んでいく姿を目撃しました。
遠くからでもあの独特なローターの音ですぐにオスプレイだと分かりましたがまさかこんな至近距離で目撃できるとは・・・多分、昨年の三沢基地祭のデモンストレーションで飛来した時よりも接近してみることができました。
けっこう町内でも目撃した人が多くいたのですがやはり”怖い”といった感想も聞かれました。






ハセガワ 1/72 陸上自衛隊 V-22 オスプレイ 輸送航空隊 プラモデル 02359



  • 出版社/メーカー: ハセガワ(Hasegawa)

  • 発売日: 2020/10/29

  • メディア: おもちゃ&ホビー




オスプレイはティルトローター方式というローター(プロペラ)をエンジンごと真上方向あるいは水平方向に回転させることによってヘリコプターのように垂直離着陸ができまたプロペラ機のように高速で飛ぶことが可能という世界でこの形式しか実用されていない輸送機です。


一時期は海外で重大な墜落事故が相次ぎ”ウィドゥ・メーカー”(未亡人製造機)なんて呼ばれていてその安全性に疑問を投げかけられていました。
※ウィドゥ・メーカーの称号は過去にもいろいろな機種に付けられています。



日本でも在日米軍のオスプレイが沖縄で墜落・大破するという事故が起きています。
自衛隊では陸自が保有する大型輸送ヘリ(CH-47J)の約3倍もの航続距離と高速性が評価され採用されることとなりました。
現在2機の引き渡しが済んでいて暫定的(5年間)に千葉の木更津駐屯地への配備となりました。
将来的には全17機の導入が予定され佐賀空港への正式配備が想定されていますが地元合意が得られず今回の木更津暫定配備となっているようです。

▲陸自のオスプレイはアメリカ本土から輸送船で海上輸送されてきました。
このように格納庫等に収容する際は翼が回転しローターが折りたたまれてコンパクトになります。
海上自衛隊の空母化される護衛艦「かが」などにはこのように飛行甲板下の格納庫に収容されるのかなぁ?

オスプレイは航続距離が長いので災害派遣での避難民輸送や物資輸送に威力を発揮しそうですがもし自分が被災して陸自ヘリで非難となった場合、チヌーク(従来の輸送ヘリ)とオスプレイとどちらか選んで避難できるのならまぁ実績と安心のチヌークに乗りたいです。
(実際にはそんな悠長な選択肢はないかもしれませんが・・)

模型ではハセガワで米軍仕様のオスプレイや陸自初号機使用、海自仕様などのバリエーションキットが何年も前から発売されていました。
今回は陸自独自の仕様に合わせた追加パーツ(エッチングとレジンパーツ)が加わり組立説明書通りに組めば一応ちゃんとした現時点での陸自仕様のオスプレイが手に入ると思います。


デカールのレジ番号は91703~91705まで再現できるようになっていますがこの記事を書いている時点(キット発売時点)では91701号機と91705号機の2機のみの配備となっています。
組立説明書をぱっと見た感じではけっこう細かいパーツが多い印象で陸自独自の仕様として追加されたエッチングパーツを曲面のボディに位置出しをして取付穴を加工するのがちょっと面倒かなぁ?

▲先日公開された陸上自衛隊木更津駐屯地での訓練飛行