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9月17日に開催された海上自衛隊 八戸航空基地の一般開放に参加したレポの最終回となります。
航空基地とありますがここは海上自衛隊の基地となり対潜哨戒機P-3Cの活動を支える重要な基地です。
基地の一般開放はこうした自衛隊基地の催しでは珍しく基地内までクルマで入場できるのでとても参加しやすくより身近に感じるイベントです。

午前中は祝賀飛行でP-3Cが会場上空を飛んでだだけでしたが午後は陸上自衛隊のAH-1Sと海上自衛隊のP-3Cによる飛行展示がありました。


会場の規制線ロープを支えるポール代わりには使用済みのドラム缶が置かれています。
最近ドラム缶なんてあまり見かけなくなりました。
田舎だとこれを縦方向に真っ二つにしてBBQコンロにしたり山菜の蕗を煮るときの鍋代わりに使ったりと意外と利用価値はあるのですが・・・・

陸上自衛隊 対戦車ヘリ AH-1S による飛行展示


陸自の対戦車ヘリ AH-1S”コブラ”乗員は2名で前席に射撃手(ガンナー)、後席に操縦士が座るレイアウトで後席の操縦士の視認性を確保するために雛壇式レイアウトが採用されています。



このAH-1Sはお隣の陸自八戸駐屯地から
ほとんど同じ敷地といっていいほどの距離です。
今回は車両展示の方はなかったです。



飛行展示では会場正面でホバリングして観客に向けてガンナー(射撃手)のヘルメットに連動して動く機首前方の20mm機関銃の銃口を向けてロックオン。
ちょっとだけ不気味
観客は皆、脳内で瞬殺されてしまいました。


敵に正対した際に投影面積が小さくなるようにかなりの細身の機体になっています。
細いシルエットは上空を飛んでいく際にも際立っているので我が家でもよく飛んでいくヘリを見上げる際にはこの形式のものは識別しやすい機体です。

海上自衛隊 対潜哨戒機 P-3C ”オライオン”による飛行展示

飛行展示に向かうP-3Cが離陸していきます。

NOTAMにあったように2機で飛行展示するようです。



機体を大きく左右に振りながら会場上空を通過していくP-3C


1番エンジンを停止させての飛行(93号機)
4発あるエンジンのうち1機だけ止まってもなんら飛行に影響はなさそうです。


こちら(97号機)も1番エンジンを停止させての飛行

こうした対応はエンジン停止トラブルなどの緊急時対処だと思っていたら上空での活動時間を稼ぐために燃料の節約目的でよく行われるそうです。
涙ぐましい感じもします(防衛予算の増額で解消できるかなぁ)


今度は上空からパラシュート投下のデモンストレーション




動画でもどうぞ



飛行展示が終わると外来機(当基地所属以外の航空機)が続々と所属基地へと帰っていきます。
飛行展示が少ないので八戸航空基地のイベントはこの外来機をみんなで見送るまでがプログラムになっているかのようです。


SH-60Kは大湊基地へ
マーシャラーの真後ろに陣取ったのでよい動画が撮れました。


私もこの後、帰宅の途に就くのでクルマで追っかける形になりますが絶対に追いつけません。(我が家の上を飛んで大湊に帰るんだろうなぁ)


陸上自衛隊のUH-1は会場のすぐ北側にある八戸駐屯地までの移動。
会場から駐屯地内のヘリポートに降りていく様子も遠目に見ることができます。


航空自衛隊のF-15戦闘機は千歳へ


機体上面にあるエアブレーキを上下にパタパタ開閉させてのお別れのごあいさつでした。


航空自衛隊の飛行点検機は入間基地へ帰るのかなぁ?
新機種になって機内環境はかなり快適になったようですが食品を温める電子レンジが欲しいそうです(隊員の方の話)。
なかなか予算がつかないそうです#59143;


やはり大きな機体が飛びたつ姿は皆さんみたいですよね~


機内の乗員の皆さん、観客に向けてお手振りでお別れです。


展示中に気になっていた左機首側面のガムテ補修部分はきれいになっていて一安心です。


離陸・離水距離が短いUS-2、このまま岩国までご帰還でしょうか?



海上自衛隊の期待の哨戒機 P-1も飛び立ちました。
国産開発のP-3C後継機ですが八戸への配備はまだされていません。
中型サイズのボディに4発のジェットエンジンという民間機のトレンドに逆行するような贅沢な機体ですね
海外に積極的に売り込んでいますがいまだに日本以外での採用はないですね。
2発ジェットのP-8にどうしても競合すると負けます。

こちらは厚木航空基地へ帰るのだと思います。


アメリカ海軍のP-8Aポセイドンは三沢へ?
この機体が世界の対潜哨戒機の主流になりつつあります。
昨年は真っ先に帰っちゃったけど今年はゆっくりお帰りでした。
もうこのころになると会場には蛍の光が流れていました。

やはり八戸はゆったりくつろいで楽しめるイベントですね
三沢のような大混雑はどうもという方にはお勧めです。
来年はもう少し顔ぶれを刷新して飛行展示も増えてくれればいいんですが・・

陸自オスプレイなんかどうかなぁ~


滑走路エンド脇の特設駐車場まで戻ってきました。
用途廃止になったP-3Cが並んでいます。
エンジンパーツは取り外されて部品取りですね
必要なパーツが出れば都度ここから外して使うのかなぁ?
三沢の航空科学館の大空ひろばにも1機欲しいです。




P-3オライオン(世界の名機シリーズ ) (イカロスMOOK)



  • 出版社/メーカー: イカロス出版

  • 発売日: 2023/08/17

  • メディア: ムック