8月9日付の青森の地元紙・東奥日報の朝刊に掲載された在りし日のブサかかわ犬のわさおと飼い主の菊谷節子さんとの一面写真。


数日前に東奥日報社のTwitter上でこの日にわさおの写真が掲載されると珍しく予告が流れて来たので楽しみに朝刊をめくったら思いがけず菊谷さんとの2ショットが選ばれていました。

この日はわさおの地元の青森県・鰺ヶ沢町で「わさおを偲ぶ会」が開催されてわさおには「町名誉犬章」が授与されたそうです。
青森県としては3日に「青森犬(けん)民栄誉賞」を贈呈しています。
町ではわさおのモニュメントを建てる計画も進められているようです。

同じ日の朝刊にはコロナ禍の中、都内在住の方が青森市内の実家に帰省したところ何者かによる帰省を非難するビラが家の敷地に投げ込まれたとの記事がビラの写真付きで報じられていました。
この記事はネットニュースやSNS、テレビなどでも報道されて県内ローカルのニュースの域を超えた反響が各メディアに寄せられています。
ビラには手書きの文字で「何を考えてるんですか?」「さっさと帰ってください!!」「なんでこの時期に東京から来るのですか?」「安全だと言いきれますか??」などと書かれています。
詳細は東奥日報のWEB記事で確認ください(こちら
ビラを投げ込まれた方は帰省にあたりPCR検査を2度受けていずれも陰性だったそうです。
ビラには特定の個人名は書かれていませんが新聞紙上では実名で被害を受けた方の名前が記載されています(おそらくご本人の強い意向があったと思われます)
ビラの内容自体は酷い内容ですが名誉棄損、精神的苦痛を受けた傷害罪とまでの事案かどうかはちょっと微妙な気もします。(ビラを投げ入れた際に住居不法侵入罪とかもある)
被害者の方は警察に通報したそうです。

恐らく近隣住民の誰かがやったことなんでしょうけどビラの文面についてSNSで県民からちょっと面白い指摘が投稿されていました。
「津軽の人は文章でも訛る(なまる)」のだけどこの文面は綺麗な標準語の表記なので純粋な青森人ではないかも?という趣旨の投稿でした。
これには私もちょっと納得するところがあります。
私も実は記事でこのビラの画像を見た際にちょっと違和感を感じたのはこの点。
転勤族のマダムとかがいかにも書きそうな文章。(偏見ですみません#59142;)
この文章でも訛る傾向は中高年に多く見られますが若い世代でも時々目にします。
「靴下」は「くづした」とかは個人商店の手書きポップでもときどきありますよ#59116;
まぁこの投稿をした人もこんな酷いことを書く人が純粋な青森県人であってほしくないという思いもあったと思いますが都会から地方に移住してきた自分としては地方の内面って結構閉鎖的で異端排除の傾向が存在するという実感を持っているので何とも言えません。(北東北はこうした傾向が特に顕著な気がする)
※なおビラの中で「知事がテレビで言っているでしょうが!!」とある知事とは青森県の三村知事のことではなく小池都知事のことだと思われます。
青森の三村知事は帰省については一律の自粛は求めず、帰省客には温かい目で見守って欲しいとのスタンスです。(都知事は都民の帰省は自粛を求めています)

このニュース記事でマスク警察、自粛警察につづき新たに”帰省警察”が新たに爆誕しました。