前回からの続きで三沢基地に隣接する大空ひろばでの航空機撮影の様子です。
お目当てのアグレッサー・イーグルの雄姿の撮影は叶いませんでしたが気を取り直して新たに手に入れた中古のSONY  α77ⅡというAPS-Cデジイチと400mmズームとの組み合わせでの撮影練習です。
APS-Cというのはカメラのイメージセンサーの種類(サイズ)のことでフルサイズセンサーよりも小さな面積のイメージセンサーなので装着したレンズの焦点距離が1.5倍ほどに大きくなる仕組みですので400mmなら35mm換算で600mm相当の画角となります。
最近主流のフルサイズセンサー搭載のカメラだと400mmのレンズはそのまま400mmまでとなってしまうので画質(解像度)と引き換えにAPS-Cカメラを選択しました。

さっそく空に向かってカメラを構えると手がぶるぶると震えそうです。

この体勢を長時間とっていると筋肉痛になりそう#59142;
もともと私の400mmズームレンズは古いタイプなので重いのですがこれにこれまで使っていたα55という比較的小型軽量のカメラからちょっと重くなったα77Ⅱの組み合わせは想像以上に腕力を要求されることが分かりました(まぁ予想はできましたが)。
重量を計ったら2.6kgほどありました#59143;

前回も触れましたがここ大空ひろばは滑走路の北東側に位置しているのでほぼ一日を通じて滑走路側が#58942;逆光方向になってしまうので撮影ポイントとしてはあまりお勧めできないと思います。
でも基地周辺で数少ない立ち入りが制限されていない公共の場所だしトイレもあるので誰にも気兼ねすることなく楽しめるので気に入っています。


このポイントから600mm相当で撮影すると滑走路上空を低空でオーバーパスする戦闘機はこんな感じで撮れます。
ちょっと遠すぎるのでトリミングをすると・・・


このくらいまで大きくできますが画質が粗くなってしまいます。
写っているのは米軍のF-16ですね
兄弟機ともいわれる空自のF-2部隊はもう三沢にはいないのでこのシルエットは遠方からももう迷うことなくF-16だと分かります。
この日は東風だったのでRWY10運用で離陸機や一旦滑走路上空を通過する戦闘機はこんな感じで写ります。
戦闘機の離陸時の速度はものすごく速いのとすでにファインダーに映る頃には高度があるのでなかなか私の腕では上手く撮影できません#59124;

一方滑走路エンドを挟んでちょうど反対側の撮影ポイントで撮ると・・

同じ画角(600mm相当)で同じ米軍のF-16がここまで大きく鮮明に撮ることができます#59120;
ただし着陸に西風運用時のRWY28使用の時に限ります。
このRWY28運用時に反対側の大空ひろばでは林が邪魔で撮影できません。
着陸態勢に入った戦闘機も速度はかなり落ちますのでカメラのピントもバッチリ合ってくれます。
今の時期はヤマセという太平洋からの冷たい東風が吹くので滅多にこのアングルでの撮影は叶いませんね


米軍の電子戦闘機EA-18G”グラウラー”が飛んできました。





こちらはアメリカ空軍の輸送機C-130J-30”スーパーハーキュリーズ”
突然視界に入って来たので慌てて撮影。
シャッター速度がジェット機用の設定のままの高速シャッターのままだったのでプロペラがほぼ止まって写っています。恥ずかしい・・・
この画像に珍しいものが写っています。
エンジン周辺部の拡大#59045;

プロペラの後方(エンジン周辺)に渦のような模様が白く写っています。
初め何かわかりませんでしたがプロペラによるベイパーだそうです。
ベイパーとは空気中の水分が多いとよく発生する飛行機雲で主にジェット戦闘機の主翼端とかで見られるのですがプロペラでも発生するとは知りませんでした。

《参考》F-2の主翼端からベイパーが発生しているところ



空自のF-35Aです。
F-2が去った三沢の新しい主ですね
配備数もかなり増えてもう新鮮さはちょっと薄らいだ感じです。



突然、F-15が飛来してきました。
無線によると那覇基地からの訓練でやって来たそうです。


こちらは那覇からのF-15関連なのか空中給油機KC-767の姿も・・
飛んでいる姿を見たのは初めてかも?



JAL156便 羽田行き 737-800
この日はまだHAC(北海道エアシステム)は運航再開していませんでした。
HACが導入した最新鋭のATR42-600の初号機を何とか三沢で撮りたいのですが三沢線には当面運用はないようです。


大空ひろばの公衆トイレの横に設置されている自販機。

以前からちょっと変わったカラーリングだなぁと思ってまじまじと見たら・・

ご当地ヒーロー”ホッキガイ”のコラボ販売機でした。
太平洋岸で獲れるホッキガイは三沢の名物です。
しかしこのヒーローは知りませんでした。

たしかゆるキャラもいたような・・・
自販機で売っている飲料時代はごく普通のものばかりでした。