5/25(土)は近くの海上自衛隊大湊基地での土日恒例の艦艇見学会でした。

今回は大湊にこの春に新造配備されたばかりの最新鋭護衛艦「しらぬい」(DD120)が大湊で初めて一般公開されるというので早速出かけてきました。


大湊基地では非降雪期の土日に基地内で艦艇見学会を開催しています。
詳細は大湊地方隊のHPにて公開されます。
#59128;海上自衛隊大湊地方隊のHPへ


私もこれまで何度となく参加していますが今回は平成最後の新造護衛艦にして現在海上自衛隊の最新鋭艦ということもあり先着40名定員に対して倍以上の見学希望者が集まりました。

見学希望者の集合場所になっている北洋館の駐車場も受け付け開始前にはもう満車状態です。
今回は自衛隊のご厚意ににより希望者全員の見学が叶いましたが私の経験だと通常の見学時には7,8名ほどの参加者しかいない時もあり穴場の観光スポット(あるいは大人の社会科見学スポット)だったのですが流石「しらぬい」、人気の高さがうかがえます。
私も新造された最新鋭艦が大湊基地に配備されたとニュースで知った3月からこまめにHPをチェックしてこの日を待ちわびていたのですが他にもたくさんの人が同じことを考えていたわけです。


身分証明書を見せて受付の記入を済ませると自衛官の方の先導で徒歩で第1突堤まで移動です。

そういえばこれまでは持ち込みOKだった手回り品(カメラ、携帯の類)以外のカバン類の持ち込みがNGでした。
歩きスマホ、歩きながらの撮影も禁止。
前回は移動途中に基地内にいる野生のカモシカと遭遇して急遽撮影タイムになったのに・・・

なんだかセキュリティレベルが1段上がったような感じです。

私がここに艦艇見学に来るようになった10年ほど前までは基地内にクルマで入構できたことを考えると当時の危機管理はやはり甘すぎでしたね。

乗艦の際にはこうしたボーディングブリッジを使って乗り込みます。

万が一の転落に備えネットが張られていましたがこれあ一般客対応なのかなぁ?




乗艦後に最初に目に映るのはこの艦名板。

まだ就役間もないのでピカピカです。



見学者が半分ほど乗艦してもまだ見学者の列は突堤に・・・
これほどの「しらぬい」に集客効果があるとは・・・広報担当の自衛官の方々も驚いたに違いありません。


さて乗艦して最初に向かうのは艦首甲板です。


護衛艦「しらぬい」について
海上自衛隊において今日現在、最新鋭級(シリーズ)である「あさひ」型の2番艦が「しらぬい」です。
平成最後の新造艦ということで今年の2月末に就役。
あさひ型の前級が「あきづき」型という護衛艦グループでどちらかというと潜水艦よりも僚艦を空からの攻撃から守ることに主眼が置かれていたものを再度、護衛艦の本務である対潜、対水上戦に重点を置いているそうです。
冷戦時代真っただ中であった私が子供のころよりも仮想敵が増えてしまった現在においてこの能力に脅威を感じている外野が騒がしいですが・・・

基準排水量 5100t
全長 151m
乗員 230名
建造費 759億円
【Wikipedia】
護衛艦「しらぬい」について(こちら
「あさひ型護衛艦」について(こちら



前級の「あきづき」型との外観上の多いな相違点がこの艦橋上部のレーダーです。(ブリッジ直上の四角い大小のカバーが目印)

「あきづき」型はこのレーダーを後部構造物(ヘリ格納庫の上)にあるそうですが「あさひ」型は艦橋部4面(正面に対し45度)に配置しているそうです。
なんとなくイージス艦のようにみえますね

今回の艦艇見学ではいつものように自衛官の方が要所要所で説明をしてくれませんでした。主砲のある前甲板と後部ヘリ甲板に見学者を誘導した後はただ見学者に写真を撮らせているといった感じで何だか物足りませんでした。
そういえば乗艦時に配られる艦の紹介リーフレット(各所装備の説明が書かれている)も用意されていませんでした。
まだ就役間もないのでそこまで手が回らなかったのかあえて防衛上の機密に触れさせたくないのか・・・


その代わりに貰えたのがこの絵ハガキでした。
大湊基地では見学者に販売するようなグッズ売店がなくこうしたギブ・アウェーは貴重。



艦紹介のリーフレットがないのでこうしたレーダー類の名称もさっぱりわかりませんでした。
「しらぬい」には潜望鏡レーザーという水面監視のレーダーが装備されているはずなのですがどれがどれだか?

この日は隣(左)に「ゆうだち」(DD103)が係留されていましたがマスト部艦橋部ともに大きく異なりますね。
1999年就役の「ゆうだち」のマストはトラスマストと呼ばれる梯子を組み合わせた形状でステルス性的にみるとよくない形状とされています。



65口径5インチ単装砲。
これはアメリカ製ということか?このタイプの砲は大湊配備の艦船では初登場です。



砲身の長さは5インチ(12.7cm)×65口径=825.5cm・・で良かったんだっけ?
これまでの大湊配備の護衛艦(たかなみ型まきなみ、すずなみ)が127mm(5インチ)の54口径だったので大湊最長の砲身ですね。



こちら(手前側)は護衛艦「ゆうだち」の62口径76mm単装速射砲。
奥に見えているのは「たかなみ」型の54口径127mm単装速射砲。
(以前の見学会にて撮影)



艦首を望むとその先には釜臥山が聳え立っています。

頂上には航空自衛隊の”ガメラ”レーダーサイトが見えます。



こちらは艦首甲板にあるMk.41VLS(32セル)。

ここから対艦、対潜、対空の各種ロケット類が垂直発射されます。




艦橋の真正面に配置されているのは近接対空攻撃用のファランクス20mmCWISです。
ガンダムSEEDのアークエンジェルが装備するイーゲルシュテルンと同様のレーダー追尾コンピュータ制御の自動バルカン砲です。
これはカメラ付きの対水上攻撃もできるタイプ。




こちらは定かではないのですがいわゆる重機関銃の銃架?でも「しらぬい」にはリモートコントロール式の銃架となっているらしいけどこれがそうなのかは不明です。(海賊退治には有効らしい)
一番艦の「あさひ」にはまだない「しらぬい」に先に装備したとのことです。


ヘリ甲板編 次回に続きます。

護衛艦「しらぬい」は就役早々にプラモデル化されています。



ピットロード 1/700 スカイウェーブシリーズ 海上自衛隊 護衛艦 DD-120 しらぬい プラモデル J85



  • 出版社/メーカー: ピットロード(PIT-ROAD)

  • メディア: おもちゃ&ホビー






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