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護衛艦「しらぬい」見学 その2 [艦船]

5/25(土)に海上自衛隊大湊基地で行われた艦船見学会の様子の続編です。
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今回の見学艦船は海自の最新鋭の護衛艦「しらぬい」です。
前回は艦首甲板編でしたので今回はヘリ甲板編。
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艦尾方向の眺め旭日旗の先に見えるのは芦崎湾
甲板上に”20”とある表示はDD120の百の桁を省いた表示。

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こちらは後部構造物の大部分を占めるヘリ格納庫。
ローターをたたんだSH-60Kを2機格納可能だそうです。

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中央を仕切ってあるパネル(シャッター柱)は商店の店先と同じで邪魔になったら移動可能で開口部が広くなります。
実際にヘリ甲板に立ってみると広いなぁと感じるのですがここにヘリが着艦するシーンとかを動画で見るとここをめがけて空中から降りてくるにはこれでも狭いくらいでしょう。


1-DSC00157.JPG

格納庫内部の様子。
格納庫のサイズはこれまでの護衛艦とほぼ同じような大きさ。
最近の艦艇見学では内部に入れなくなってしまったのですが相変わらずヘリ格納庫は見学可。
まだ新造艦らしい新品の匂いがしています。
傍にいた案内役の女性自衛官の方に聞いたところ艦内も新品のペンキの匂いがしているそうです。
これからだんだん油の臭いが染みついて風格で出てくるそうです。
大湊基地に新造艦が配備されるのは35年ぶりだそうです。
私も最新鋭艦がここに配備されるとは全く予想外でした。


1-DSC00158.JPG
格納庫の天井部。

ホイストクレーンが見られます。
護衛艦の格納庫を見るといつもサンダーバードの2号機の発進シーンに登場する格納庫を思い出してしまいます。

撮影できませんでしたが格納庫脇の舷側にトイレがあったのですが使用する水は真水とのことでした。(お風呂は海水風呂だそうです)
海上自衛隊では以前海賊対策の海外派遣中だった当時大湊所属の「ゆうぎり」でトイレの屎尿処理装置の故障で硫化水素ガスが逆流して隊員が死亡する事故があったのでその事故対策もあり真水を使用する流れができつつあるようです。

ちなみに護衛艦で真水のトイレは「あさひ」型が最初だそうです。

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格納庫のシャッター(収納状態)
1/700スケールのキットではここまでの再現なんて当然しませんが1/350スケールだとある程度参考になりそうな画像をたくさん撮り貯めてきました。

ピットロード 1/700 スカイウェーブシリーズ 海上自衛隊 護衛艦 DD-120 しらぬい プラモデル J85

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  • 出版社/メーカー: ピットロード(PIT-ROAD)
  • メディア: おもちゃ&ホビー
現時点では「あさひ」型のキットは1/700スケール(ウォーターラインスケール)のみ発売されていますがそのうち1/350スケールのキットも発売されると思います

1-DSC00164.JPG
こちらはヘリを着艦させる際に使う着艦拘束装置です。
ヘリ甲板上の軌条を移動して着陸態勢に入ったヘリを捕まえて安全に着艦させます。

着艦後には軌条を移動して格納庫まで牽引してきます。
「まきなみ」「すずなみ」のように軌条が2本ある艦もありますが「しらぬい」は1本だけでした。(2条といっても途中で分岐して1条が格納庫内で2条になっています)
2機格納なんて滅多にないのでこれでもいいんでしょうね

1-DSC00156.JPG
先ほどの着艦拘束装置の操作も行うのがこちらの発着艦管制室。

ヘリの離発着時には管制塔のような役割をします。
1-DSC00163.JPG
内部はこんな感じです。
港に係留中の護衛艦にはヘリの離発着はできないそうで出港後に沖合でヘリを収容するのだそうです。

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艦ばかりに目がいってしまいがちですが私が甲板からいつも眺めるのがこの巨大な緩衝材(正式名称不明)※追記参照
岸壁に接岸する際に艦との間の緩衝材の役を果たしていますが大きな浮き輪のようです。
素材はゴムなのかブリヂストンのロゴがあるものもありました。
【追記】
こちらの巨大な物体の正式名称は”防舷材”というらしいです。
1/700スケールで模型キット化されていました。
上の画像のものはチェーンネット式防舷材ということです。
モデリウム 1/700 防舷物セット レジンキット T19V700-002M

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  • 出版社/メーカー: モデリウム
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1-DSC00161.JPG
隣に係留されている「ゆうだち」との間にも・・・

これって膨らませて使うのか常時このサイズなのか?ぜひ設置の様子を見てみたいものです。


1-DSC00167.JPG
港での荷役にはリヤカーは今でも有用なのですね


1-DSC00177.JPG
この日の大湊の第1突堤には画像右から「すずなみ」(DD114)、「しらぬい」(DD120)、「ゆうだち」(D103)が係留中でした。
いずれも艦船公開で乗艦済みですね

画像に映っていませんが「しらぬい」は機関にハイブリットシステムが本格採用されていて2本ある煙突のうち1本はかなり小型に変更されています。

今回で大湊配備の護衛艦(DD)にはすべて乗艦したので次は支援艦をフルコンプしますかね[わーい(嬉しい顔)]

海上自衛隊「あさひ」型護衛艦 モデリングガイド (シリーズ 世界の名艦 スペシャルエディション)

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  • 出版社/メーカー: イカロス出版
  • 発売日: 2018/10/05
  • メディア: ムック

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コメント 6

ぽちの輔

南極に行く「しらせ」も後部に大きな格納庫があった事を、この記事を読んで思い出しました^^
by ぽちの輔 (2019-05-29 06:50) 

青い森のヨッチン

ぽちの輔さん
たぶん「しらせ」の格納庫の方が大きいと思います。
「しらせ」はまるで貨物船のような巨体でした。
幅も通常の護衛艦よりもありますし
「いずも」や「かが」はさらに大きいので一目この目で見てい見たいのですが大湊寄港の際は大きすぎて突堤に接岸できなかったので県内でも接岸できる施設は限られるから見学会はあるかどうか・・
by 青い森のヨッチン (2019-05-29 11:02) 

Boss365

こんにちは。
護衛艦「しらぬい」良い見学体験です。40人も適切な数ですね。「有機塩素ガスが逆流」は初耳、真水使用は貴重ですね。緩衝材「ブリヂストンのロゴ」も興味深い・・・特注かな?護衛艦など自衛隊の装備に知識ない小生ですが、勉強になりました。
コメントありがとうです!?(=^・ェ・^=)
by Boss365 (2019-05-29 12:06) 

青い森のヨッチン

Boss365さん
海外派遣中でまさか艦のトイレで落命するとはご本人も無念だったと思います。記事では間違えて塩化水素とありましたが硫化水素の間違いでした(訂正済)。お風呂は海水風呂のままだそうなのでやはり貴重な真水トイレです。
あの巨大な緩衝材の正式な名称がわからないので次回の見学時に聞いてみます(あまり些細な質問をするとかえって怪しまれたりして・・)

by 青い森のヨッチン (2019-05-29 13:40) 

ロートレー

三沢基地に大湊基地と
いろいろイベントがあって羨ましい
見慣れぬ装備に興味深々です^^
by ロートレー (2019-05-30 09:28) 

青い森のヨッチン

ロートレーさん
青森は結構軍事施設で重要な拠点が多くあります。
某北の将軍様の軍隊も県内施設のいくつかにミサイルの照準を合わせてるようなので・・・隣村の核燃サイクル施設と原発だけ攻撃するのは勘弁してほしいです(即死します)
by 青い森のヨッチン (2019-05-30 11:21) 

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