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昨年の暮れに録り貯めていた旧車関連の番組を見ていたら意外な展開に・・


NHK「さがせ!幻の絶版車」という番組タイトルにある通り今でも動く絶版車(旧車)を探す番組の再放送。
2021年5月の放送の第1回の放送ではマツダのライトバスを探すという内容でした。

旧車好きの自分ですがこのクルマのことはこの番組を見るまで全く知りませんでした。

これがマツダ ライトバスの画像ですがご記憶にある方はいらっしゃいますか?
1965年(昭和40)に発売されたマイクロバスです。
一度見たら忘れられなくなりそうな独創的デザインですね
”未来の乗り物”みたいなユニークなデザインです。
当時のマツダはとにかくデザイン第一でこんなカタチのライトバスを小型バス市場に投入。

工場の従業員輸送や急増する幼稚園・保育園のスクールバスとして活躍したそうです。
番組でマツダ本社に問い合わせても販売台数とか記録が残っていないようです(そんなことあるの?)
商用車なので生産台数が当時かなりあっても現存する車両はほとんどないそうです。
個人所有の趣味車というカテゴリーに
は入らないような車なので本当に幻のクルマかも?

番組では中古車店で売りに出されていたライトバスの情報を得ましたが既に売却されていました。
(最近のこの手の番組のリサーチって本当にネット頼りなんですね)

中古車店の掲載写真からすると年式の割にかなり外観は綺麗なようです。
こうして見るとフロントの曲面ガラスの美しさに見とれちゃいます。


正面からの写真。大きなガラス面が特徴で車内も開放的な雰囲気だったのでは?
ワイパーが吊り下げ式なんですね(一部鉄道車両みたいでかっこいい)
マツダ車なのに三菱のスリーダイヤマークがついているのはご愛敬?
この車両は九州の方に売られたとのことでした。

前後左右対称形で本当にUFOみたいですね
これがスクールバスだった当時の子供たちが羨ましいです。
この販売車両にはまだ車体横に”田村商事株式会社”と全オーナー会社のロゴが残っています。

ここで正面にあった”三菱石油”とこの”田村商事”で私は何となくどこかで目にしたよう気がしました(クルマ自体の記憶ではなく社名)。

すると番組でもこの社名からもとの所有者の会社を発見!

青森県むつ市に番組スタッフが急行・・そう私がいつも給油しているENEOSのスタンドを運営している地元の会社でした。
(お向かいの家のおばさんがこの会社の先代の田村社長さんと同級生だと以前言っていました)

会社の社長さんのお持ちのアルバムにもしっかりライトバスの写真が残っていました。
親族の結婚式の際に式に参加するために購入したそうです。
乗るたびに手掛けワックス、シートをかけて車庫に入れて大切に45年間乗っていたのでここまでの綺麗な外観だったようです。
10年ほど前に手放してしまったとのことでしたのでもしかしたらむつ市内とかで私もこのライトバスとすれ違っていたのかもしれません。

更に番組では今の所有者を探して福岡へ


移動式のお店(動くスナック)として車にのレイアウトを変えて営業していたこともあるそうです。
雪降る本州最果ての街から遠く離れた九州で走っているなんて・・


驚いたことにマグネット式の看板を剥がすと”田村商事”の名前がまだ残されていました。



番組で探したライトバスは1967年に追加されたディーゼルエンジン搭載車でした。
(1965年の登場当初はガソリンエンジンのみ)
ライトバスにはこのA型の他に正面の印象がかなり違うC形もあったようです。
現在でもエンジンも快調で走っていました。



番組の最後は元のオーナーである田村商事の3代目社長さんとそのお母さまがライトバスと対面するシーンで終わります。

今回は思いがけず地元を走っていた旧車を楽しめた内容でした。

番組ホームページ(こちら
NHKの「レギュラー番組への道」というカテゴリーでの放送なので新春スペシャルを含めて過去6回の放送分で最近の続編はないようです。
「スズキ フロンテ800」「くろがね ベイビー」なんてクルマも登場します。
民放BSで最近まで放送されていた「昭和のクルマといつまでも」という旧車番組が終わってしまい残念に思っていますが最近の旧車ブームもあるのできっとこの路線の新番組が五日始まることに期待です。



トミカ マツダ ライトバス 日本製



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▲トミカもあるようです。