2019年のF1シーズンが終了しました#59120;

今シーズン3回目のナイトレースとなったアブダビGPのコース


3月中旬のオーストラリアGPから12月1日のアブダビGPまでの全21戦で争われた今シーズンのF1グランプリ。
ドライバーズランキングの1位はハミルトン(メルセデス)、2位は僚友のボッタス、次いでフェルスタッペン(レッドブル)。
チーム別獲得ポイントでは1位は圧巻のAMGメルセデス(739P)、2位は名門フェラーリ(504P)、3位にホンダパワーのレッドブル(417P)、4位マクラーレン(ルノー)(145P)、5位はルノー(91P)、6位トロロッソ(ホンダ)(85P)、7位レーシングポイント(メルセデス)(73P)、8位アルファロメオ(フェラーリ)(57P)、9位フェラーリユーザーのハース(28P)、10位ウイリアムズ(メルセデス)(1P)。
バブル期のF1を知る身としては参加チームが10チーム、供給PUタイプがメルセデス勢、フェラーリ勢、ホンダ勢、ルノー勢の4つというのはちょっと寂しく感じます。
これは近年のF1における熾烈なPU開発競争がPUサプライヤーのコスト高騰を招いていて新規メーカーの参入が敬遠されているからです。
※PU=パワーユニット(現在のF1はハイブリットなのでエンジンといわれた内燃機関はICEと表現)
同様に参加チームも莫大な資金が必要になっていてこれまた新規参加チームが現れない原因に・・・

現状でTOP3を形成しているのはメルセデス、フェラーリ、レッドブル(ホンダ)の3ワークスで今シーズンの各GPの優勝はこの3者で分け合っています。
それでもメルセデスの年間16勝というのは飛び抜けていますが同じメルセデス製PUのウイリアムズの年間獲得ポイントがたったの”1”という結果はワークス体制のチームとの差が想像以上のハンデとなってコース上に現れるという冷酷な現状を物語っています。
私は今でもウイリアムズといえばかつてホンダエンジンを搭載してF1シーンを席巻した印象があるのでショックです。

戦闘力のないPU、シャーシ、チームは華やかなF1の舞台ではスポンサーのブランドイメージ低下を招きかねない事態になるので資金力のないメーカーやチームにとっては悪循環に陥ることに・・・

来シーズン(2020年)も新規エンジンサプライヤーや新規参入チームはない模様です。
今後は世界経済の中で潤沢な資金を持つ中国資本のF1へのますますの参加(参入)が必然となっていくでしょう。(中国GPも開催されています)


以下、私の2019注目していたホンダ製PUユーザーチームの雑感。

【レッドブル】


ルノーからホンダへとPUの乗り換え1年目の今シーズンは年間3勝という成績を残せました。
ホンダ製PU搭載ということで日本でも大いに注目される一年でしたが勝利数ではフェラーリの2勝を上回ることができましたがセカンドドライバーの差が出てしまいチーム3位という結果に・・フェルスタッペンのテクニックがあれば戦闘力のマシンで常に上位争いをできるということを証明したシーズンでもありましたがまだまだ総合バランスに優れるメルセデス、直線最速のフェラーリに追いつき追い越せの技術開発は手を抜けないシーズンが続きます。
2020年のドライバーはフェルスタッペンとF1、2年目のアルボン。
フェルスタッペンの去就も注目、ホンダはエース引き留めのための”モア・パワー”が必須。

【トロロッソ】


2020年、ホンダ製PUユーザーとして迎える3シーズン目のトロロッソはチーム名が”アルファタウリ”と変更になります。
レッドブルのセカンドチームであるトロロッソはもともとイタリア語で”トロ(牛)”と”ロッソ(赤)”とレッド(赤い)ブル(牛)と同意語でしたが来年はレッドブルが展開するアパレルブランドの名を冠したものになります。
個人的にはトロロッソのマシーンのカラーリングが好きなのですがどのように変更になるのかも興味深いです。(このマシーンカラーが好きだという方は多いですね)
ホンダPU搭載2年目の今シーズンはコースごとの得手不得手が極端な印象で惜しいポイントの取りこぼしが目立ちました。(巻き添えになったり巻き込んだり・・・)
いろいろあったガスリーのブラジルGP2位が最高成績、これは褒めたい!
ちなみにドライバーはガスリーとクビアトという2019年後半と同じです。


・・・と色々偉そうに綴ってきましたが普段、私はDAZNでF1生中継を視聴するわけでもなく今シーズンはYoutubeで始まった動画配信のない中継チャットのような番組で楽しんでいました。
来年はJリーグの川崎F戦もF1も生で楽しめるDAZNに加入しようか迷っています。
貧乏なので毎月の視聴料がネックなんです#59142;
作る当てのないプラモを買わなければいいだけの話なのかも・・・


さてモデラ―(最近はモデラ―と名乗るもおこがましい)としては俄かにブーム到来の兆しを見せるF1なのに新キット(現行マシン)の発売がないというのはかなり寂しい感じです。
色々な利権が絡むのでなかなかキット化が難しいのは理解できますが1周遅れ(1年遅れ)でもいいから2019シーズンのマシンキットが来年は出ますように・・



KID BOX × Spark 1/43 Aston Martin Red Bull Racing RB15 Honda Debut Set – Australian GP 2019



  • 出版社/メーカー: キッドボックス

  • メディア: おもちゃ&ホビー








☆ スパーク 1/43 レッドブル トロロッソ ホンダ STR14 2019 F1 中国GP #23 A.アルボン



  • 出版社/メーカー: スパーク

  • メディア: おもちゃ&ホビー