2019年9月8日に行われた三沢基地航空祭の様子です。
今回は午前中に行われた航空自衛隊F-2支援戦闘機とアメリカ空軍F-16戦闘機の機動飛行展示と地上展示機の画像です。


飛行展示については早朝からの濃霧の影響でオープニングフライトがキャンセルになってしまいましたがゲートオープンしてからは霧も晴れてきたので事前告知した内容やスケジュールを若干変更して行われるようです。


現在三沢基地に所属するF-2は第3飛行隊のみになってしまいましたが今年度中に百里基地へ移駐となりF-2にとっては三沢基地ベースでの最後の航空祭になります。


 










見事にお腹ばっかりのショットだらけです。



新たな三沢基地の主力となるF-35AはF-2ほどの機動性はないとか・・・
戦闘機としてのスタイルはF-35Aよりもず~とカッコいい機体だと思います。


最近の各地の航空祭の話題をさらっているのがこのアメリカ太平洋空軍(PACAF:パキャフ)のF-16デモチームのプリモ大尉です。
今年の岩国基地フレンドシップデーの飛行展示中に観客の目の前でソニックブーム(音速越え時に発生する衝撃波)もどきを発生させたりと大暴れ。




F-16の機動飛行展示はちょっと私のカメラのAF性能では追い付けないようであまりお見せできるようなショットはありませんでした#59143;
機材のアップデートは当面できないので自分の腕を磨くしかないようです。




PACAFのF-16デモチームのパイロットはプリモ大尉1名のみで任期は2年。昨年の三沢基地航空祭は悪天候で機動飛行展示がキャンセルになったのでこれが最初で最後の三沢でのデモフライトになりそうです。
しかしPACAFのデモチームは三沢基地がベースとなっているので定期的に技量維持のためのデモフライト訓練が行われるのでまだしばらくプリモ大尉の雄姿を三沢で見ることができそうです。
私は訓練の事前予告が三沢市のHPに掲載されるのでこまめにチェックして出かけるようにしています。


プリモ大尉人気にあやかってハセガワでF-16の最新版を出してくれないかなぁ~


続いてF-2によるデモスクランブル展示と模擬空対地射爆撃展示。
午前中の最後のプログラムです。
航空祭の午前の部はあっという間に終了(時間も短いのですが)





F-2の機体上面に発生した”ベイパー”
ベイパーは急旋回や急上昇の際に機体や翼の上で急激な減圧が起こって温度が低下して水蒸気が凝固して白く見える現象だそうです。
他の画像の翼端から伸びる雲のようなものもベイパーです。
この日は朝まで霧が濃かったので空気中の水分量が多かったのかベイパー出まくりでした。



こちらは垂直尾翼にスペシャルマーキングがちらっと見えました。



これがF-2のスペシャルマーキング機。
三沢ラストイヤー塗装ですね、ハセガワさんで製品化されそうな予感。
F-2のキットは通常カラーとデジタル迷彩(三沢航空祭仕様)の2つ持っていますが手を付けないうちに実機が三沢から離れてしまいそう#59124;
機動展示飛行中の雄姿をきれいに撮りたかったなぁ(残念)


突然ですが兄弟機ともいえるF-16とF-2が共用する三沢で苦労するのが両機の見分け方。


F-2(左)とF-16(右)を下(地上)から見上げた場合の区別の仕方は水平尾翼の形状がポイントになります。
F-2は水平尾翼後端が大きく切りかかれています。
順光で機体の塗装色が判別できればすぐにそれでわかりますが逆光や高高度飛行中の場合はシルエットで判別することになります。
それとF-2の主翼後端には緩やかな後退角がついていてF-16の横一直線のそれとは微妙に異なります。
微妙な差にも思えますが地上からシルエットを見たときに結構違いが分かります。




地上展示中のF-2。
格納庫ではF-2の翼上ウォークやコックピット展示なんて企画もありました。




百里から来たRF-4E(57-6907)”1961-2020特別塗装機”





F-4EJ改(37-8315)百里基地からの飛来だそうです。
ケロヨン塗装というそうです。
なぜカエルなのか?詳細は不明。




こちらはファントムIIの公式キャラクターだとか・・・ハロウィーン関連かと思いました。
ファントムIIは今でも根強いファンが多い機体ですね



千歳基地から飛来のF-15J(62-8873)
展示プログラムでは2機による機動飛行展示が予定されていましたがキャンセルになったようです。
そういえばF-15を間近で見るのはこれが初めてですね。




ブルーインパルスと同型機T-4です。
各国空軍の高等練習機のキットを集める私ですがT-4のノーマルカラーのキットは持っていません。
英国空軍のホークのように武装すれば即軽攻撃機になりそうですね。
まじで萌える~



飛行点検機YS-11FC
まだまだ現役ですね(ほぼ私と同年齢)
大きくて目立つカラーリングで人目を惹きます。

次回はブルーの登場。