海上自衛隊大湊基地で行われた”マリンフェスタin大湊2019のリポートの中編です。

第2突堤ではミサイル艇”わかたか”の公開が行われていました。

はやぶさ型ミサイル艇(PG)の2番艦がこの”PG-825わかたか”です。
海自におけるミサイル艇の役割は主に沿岸防備、特に日本海での不審船対処も重要な役割となりこのため配備されれいるのも大湊、舞鶴、佐世保のみとなります。
どうも私の世代だと”わかたか(若鷹)=若貴(兄弟)”の言葉の響きのイメージで2隻セットの名称かと一瞬錯覚してしまいます。
大湊には相棒のPG-827くまたかも配備されていますが”わかたか”も”くまたか”も大湊地方隊余市防備隊第1ミサイル艇隊所属となるので普段は北海道の余市に係留されています。
この日の1445に大湊を出向予定でした。

ミサイル艇といえばこの艦尾の形状が特徴です。


速力自慢のはやぶさ型の推進力はスクリューではなくこのウォータージェット推進器からのジェット水流で最大速力44ノット(時速90㎞近く)まで出ます。
この特徴ある船尾構造を私は今回初めて見ました。
かなりの高速航行となるので乗員は基本着座時はスポーツカー並みのシートベルト着用です。
この速力だと民間人を乗せた体験航海はちょっと危ないかなぁ~と思っていたら余市では体験航海も実施されているようです(ちょっと乗ってみたいです)




ミサイル艇のミサイル部分はこの90式艦対艦誘導弾連装発射筒(SSM-1B)
半島の某国の不審船にお見舞いするにはちょっとオーバースペックかも?



62口径76mm単装砲。通常のものをステルス形状に変更したタイプです。
船上では弾薬を隊員の方が実際に手にとって持たせてくれました。
私もせっかくなので持たせてもらいましたがずっしりと重かったのですがそれ以上に目を引いたのが薬きょう部分に書かれていた見覚えのあるダイキン工業のロゴ。
薬きょう部分はあの空調で有名なダイキン工業製なのだとか・・

今回の見学でもっとも衝撃的な事実でした。
スーパーラビット砲なので120発/分の射撃速度ですがこれを1分間に100発以上当てられたら堪ったものではありません。




ピットロード 1/350 海上自衛隊 ミサイル艇 PG-824 はやぶさ エッチングパーツ付



  • 出版社/メーカー: ピットロード(PIT-ROAD)

  • メディア: おもちゃ&ホビー











▲はやぶさ型ミサイル艇は1/350,1/700スケールともにキット化されています。
これまでは個人的にはノーマークな艦艇でしたが今回の見学で興味が出てきました。

接岸中の岸壁では隊員によるラッパの実演が行われていました。
「総員起こし」
海自ラッパ「総員起こし」わかたか.mp4

起床ラッパですね。
スマホに取り込んで起床アラームに設定したいなぁ。


第2突堤の左岸にはあぶくま型護衛艦DE-231おおよどが係留中。
今回は公開なしでした。


水中処分隊による動力付きゴムボート(処分艇)での体験搭乗もありました。
これは楽しそう!
でも”おひとり様”ではちょっと乗りにくいなぁ~

いかにも軍港らしい風景の大湊基地の施設群


見学の機会がなかなかない1万トンドッグの模型展示がありました。
旧海軍の遺産で現役のドライドッグです。
自衛隊保有の唯一のドライドッグでもあります。
大湊所属の艦船では”はまぎり”クラスまで入渠可能とのことでした。


そのあさぎり型護衛艦DD-155はまぎりもこの日は係留中でしたが立ち入り禁止区域の第3突堤だったので近寄れません。
でもこのクラスまで入渠できるドッグが大湊にあるのは驚きです。
是非機会があれば1万トンドッグを見学したいものです。
サイズ的にはまきなみやすずなみ、しらぬいでも入渠可能らしいのですが艦底構造物が障害となりドライドッグとしての利用は不可だそうです。


自衛隊のこうしたイベントでは陸海空の垣根を越えて装備品の展示が行われています。
陸(第9師団)・海(大湊)・空(三沢)の三自衛隊の基地がある青森県は自衛隊イベントには恵まれていますね。


こちらは航空自衛隊 車力分屯基地からペトリオット(PAC-3)発射台の展示。



MONOCHROME 1/43 地対空誘導弾ペトリオット (PAC-3) 航空自衛隊 高射教導群 浜松基地 完成品



  • 出版社/メーカー: インターアライド(INTERALLIED)

  • メディア: おもちゃ&ホビー








MONOCHROME 1/43 地対空誘導弾ペトリオット (PAC-3) 航空自衛隊 第5高射群 那覇基地 完成品



  • 出版社/メーカー: インターアライド(INTERALLIED)

  • メディア: おもちゃ&ホビー











陸上自衛隊 青森駐屯地からは軽装甲機動車。
陸自車両の迷彩の参考になります。






トミカ №114 自衛隊 軽装甲機動車 (箱)



  • 出版社/メーカー: タカラトミー(TAKARA TOMY)

  • メディア: おもちゃ&ホビー








次回はいよいよ体験航海編(後編)となります。


最後までお読みいただきありがとうございます。
人気ブログランキングに参加していますので  
よろしければポチっとお願いします。
       ↓↓↓↓↓↓↓↓


人気ブログランキング So-netブログユーザーの方のみ下のnice!ボタンをクリックできます。 コメントについてはどなたでも大歓迎です!