毎年この時期はホタテ養殖の仕事・秋編ということでホタテの稚貝の分散作業を早朝からやっています。
ということで最近はブログ記事の更新や訪問はご無沙汰しております#59143;
ということで最近はブログ記事の更新や訪問はご無沙汰しております#59143;
今日は風が強いので作業は中止になったので少し作業の話をします。
今回の作業期間は2か月以上にわたる春の稚貝の耳吊り作業に比べると2週間ほどという短期集中型でもうすぐ50歳になる身としては体力的にちと辛くなってきました#59124;
この作業は一日を通して岸壁での作業となりますので天気のいい日は目のまえに広がる陸奥湾と釜臥山、下北半島を眺めながら気分よく働いています。(雨や風、気温が低い日は過酷)
陸奥湾でのホタテ養殖にも地域によってかなり形態が異なるのですがここでのホタテ養殖は海中にすだれのようにホタテ貝を吊るして成育させる方式で只今行っている稚貝分散作業というのは夏に海中で採集したホタテの赤ちゃんを養殖ネットで大きく育てる過程で密集化により成育が阻害されないように養殖かごに入れる稚貝の数を減数分散させる行程です。
作業場所は船を横付けできる岸壁。
もう一歩足を踏み外せば海中に転落しそうな海際です。
沖に吊るしてあった稚貝の入った養殖かごを引き揚げて漁船で岸壁まで運び陸揚げして養殖かごから一旦ホタテの稚貝をすべて出して選別後に養殖かごに入れる稚貝の数を減らして再び養殖かごを沖の海中に吊るします。
この2台の機械は稚貝に付着した汚れを落とすドラム式の機械(左側)通称”がらがら”と稚貝の大きさをそろえる選別機(右側)。
選別機では設定したサイズ以下はふるい落とされます。
選別機では設定したサイズ以下はふるい落とされます。
これが養殖かごです。
パールネットとかいうらしいけど誰もその名では読んでいません。
色は殆どこのような青色です。
ホタテ養殖をしている漁港近くに山積みになっている光景をよく見かけます。
ロープをほどけば10段ほどの養殖カゴが繋がっています。
家庭用の魚を干す網(天日干し)ネットのような感じですね。
ただしホタテ養殖には1段事独立したものが数珠繋ぎになっています。
そろばんの玉みたいなイメージです。
ただしホタテ養殖には1段事独立したものが数珠繋ぎになっています。
そろばんの玉みたいなイメージです。
このように1段ごと稚貝の数を数えて入れていきます。
それでもいちいち数えていたら作業がはかどらないのである程度”勘”で入れていきます。
秋の陽は短いので午後3時前にはその日の予定数をこなして作業を終えます。
それでもいちいち数えていたら作業がはかどらないのである程度”勘”で入れていきます。
秋の陽は短いので午後3時前にはその日の予定数をこなして作業を終えます。
稚貝を詰め終えた養殖カゴを再び漁船に積んで沖に戻します。
この作業を3回ほど繰り返すともう陽が陰ってきます。
この作業を3回ほど繰り返すともう陽が陰ってきます。
昨日現在でほぼ作業は折り返し地点を迎えました。
このあとホタテ養殖の大きな作業は2月中旬から5月にかけての”耳吊り”作業までありません。
陸奥湾産のホタテは大きさこそ北海道産には負けますが味は勝っていると思います!