春に買ったicomのIC-R6というエアバンド(航空無線)受信機を持って三沢基地に通うようになって当初はそれほど興味がなかった航空機(軍用機)撮影に興味が出てきました。
それなりにかっこいい写真を撮れるくらいの撮影機材はものすごく高額なので流石にそっちの世界に一歩踏み出す勇気もなく、ほとんど諦めていたのですが先日、F-35AやF-2のデモフライト(航空祭向けの訓練)を古いながらも300mmのズームレンズで撮影したところ”もう1クラス上のレンズが欲しい病”に罹患してしまったようです。

その時、撮影した画像はとても満足のいくものとは言えないそれはそれは”酷い”写りのものばかりです。

まずどの画像も被写体となる戦闘機が遠い!トリミング拡大して何とか形がわかる程度。

そしてAF(オートフォーカス)性能が対象の速度に追いついていないのでどれもピントが・・・
カメラの望遠レンズは300mmまでのズームレンズは結構こなれた価格で手に入りますが400mm以上の超望遠レンズとなると途端に価格が跳ね上がります#59125;
それでも今持っている300mm以上のズームと”それほど遅くないAF”性能を満たすレンズが欲しい#59140;#59140;

結局、迂闊に踏み入れた世界に引き込まれ始めてしまったようです#59122;


・・ということでここひと月ほど条件に合ったお手頃なレンズをヤフオクで探していました。
でも中古といってもレンズって結構なお値段です。

当初想定していた予算ではフィルム時代のレンズ程度しか買えそうにありません。

私の希望するスペックを満たすものは最低でも中古市場では5,6万円以上します。

ちょっと分割併用払いでも現状で厳しそうです#59143;


そんな中、条件に合ってしかも予算はオーバーしているのですが何とか資金繰りができそうな価格での出品がありました。
ぶっちゃけ当初想定の予算の倍の価格でもちろん新品の最新モデルとはいかずヤフオクで見つけた程度の良さそうな中古品です。
なんとかオークションの開始価格のまま落札に成功。
結局のところ応札者は私一人だけでしたが・・

同じレンズの出品がほぼ同時にあったのですがそちらよりも1万円以上安かったので自分としては納得の価格なのですがちょっと不安(これでも他の人には高く感じるのかなぁ)


出品者の方から送られてきた商品が下の画像です。

私が手に入れたレンズはSIGMA製のAPO 120-400mm F4.5-F5.6 DG HSM OSというものです。

もうメーカーのカタログには掲載されていない古いモデルなのですが私の希望するスペックをすべて満たしています。

元箱と専用ケース、ストラップ等が付属しています。
ケースはランチジャーを二回りほど大きくした感じですがちょっと重さが・・・・

レンズのスペックとしては焦点距離が120-400mmで400mm側でも一応F5.6ほどの明るさがあります。


私の使っているSONYのα55はAPS-Cなので35mm換算値で最大で600mm相当の望遠撮影が期待できます。
※広角側も180mmになっちゃいますが・・・
品番にあるHSMというのは超音波モーター駆動式。
OSというのはレンズ自体の手ブレ補正機構のことです。

α55のAF性能に制限されるもののHSMによって”遅すぎないAF”が期待できそうなのとレンズ側の手ブレ補正(OS)は結構有効だと聞いたのでこの2点には拘りました。αシリーズはボディ側に手ブレ機構があるのでOSは不要なのではとも考えていますがどうなんですかね?

よく「レンズは一生もの」と呼ばれるほど高価なものが多いのですが将来への投資(フルサイズ対応)という意味も兼ねてちょっとがんばりました#59120;(そこまでのレンズじゃないといわれそうですが・・)
それと来月の自分の#59013;誕生日プレゼントという後付けの意味合いもあったりします。
来年の誕生日までクレジットカードのリボ払いが続くことになっています#59142;




早速SONYのα55という古い機種(数年前にヤフオクで手に入れた中古品)にレンズを装着!
お~なんかかっこいい!いかにも超望遠ズームって感じです。
憧れの”三脚座”もあります。

いいじゃないですか~#59126;

これなら撮り鉄さんや撮り飛行機さん・・あれ飛行機撮影が趣味の人は何て呼ぶのかなぁ~と並んでもそれほど肩身の狭い思いをしなくても良さそうな感じです#59117;(いずれのジャンルも全くの素人なんですが)

レンズを箱から出した際、いやレンズの入った箱を受け取った際に感じた重さ・・・
300mmが400mmへと100mm違う程度と甘く考えていましたが・・

300mmとは比べ物にならないくらい重い#59143;

こんなに重いのは古いモデルだからなのかなぁ~
私は三脚を使った撮影ではなく手持ちでの撮影が主な撮影スタイルなのですが”ちょっとこの重さは危険”を感じます。

長い時間構えていると腕が”プルプル”しそうです#59124;

下の画像はこれまで使っていた今から四半世紀ほど前に買ったミノルタのフィルムカメラ用の300mmズームを装着しているところです。

レンズの長さは400mmと比べてもそれほど変わらないような気がしますが重さは倍どころの増量では無いような感じです。
この古い300mmと同じような設計で400mmズームのミノルタ製の古いレンズの出品もヤフオクには多く見られますが軽さという点ではそちらの方が有利なのかなぁ~でも古い機種なのでAF速度が遅いらしい。

オークションで手に入れたものなので早速、実際に使って作動チェックをしました。
今回の出品者の方は返金保証を付けているので何か問題があれば返品して返金を受けられます。
一応、カビ、くもり、バルサム切れの光学系の問題はないとのことでした。



この日は生憎の曇り空でガス(靄)がかかっていますので遠距離撮影は撮影場所から200Mほど離れたこの電柱くらいまで(焦点距離400mm※換算値600mm)
碍子(がいし)の段数までは数えることができます。



10mほど離れた場所のタイヤ。



今度は動きのある被写体ということで漁港に戻ってきた漁船。
150mほど先を航行しています。偶然、知り合いの漁船でした。
三沢基地でフェンス越しに格納庫へ向かうF-35を撮影する時の距離くらいかな

もう少し動く被写体を顔なじみのワンちゃんのこところへ


いつもはカラスを追いかけて走り回っているのに今日に限ってリラックスムード。
棒を投げて取って来させようとしても反応なし!なのでこの日のテスト撮影はここまで

数枚のショットですがここまでのところ写りに問題はなさそうで一安心です。
天気が良くなったら屋外で何か白いものを撮ってみよう。

さて先日行われた三沢基地の航空祭は直前に発生した北海道胆振東部地震への対応優先ということでデモフライトはすべてキャンセルになったようです。
この措置は当然で改めて自衛隊の災害支援の重要性を皆さん再認識したのでは・・

もともと混雑が苦手なので見学の予定は立てていなかったのですが新しいレンズを手に入れたら航空祭デビューしたくなってきました。

それまでひたすら練習練習です。腕の筋トレも


ちなみにシグマでは現行モデルで航空祭向けの”ライト・バズーカー”と呼ばれる500mmズームレンズが人気だそうです。



残念ながらSONYのAマウント用はないようですね
広角が50mm(APS-Cでも75mm)なので展示物から頭上のデモフライト撮影まで幅広くこなせそうです。
これも重いのかなぁ~

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