こん〇〇は!いつもご訪問いただきありがとうございます。
10月8日(日)ラグビーワールドカップのアルゼンチン戦のあった夜、きれいな星空だったので試合が始まる前に陸奥湾越しに釜臥山を望める町内の夕陽撮影スポットに星景写真を撮りにちょこっと出かけてきました。


この日は自分のスマホ(iPhone13mini)に新しく有料版の星空撮影アプリ”星撮りカメラさん2”をインストールして三脚を使って星景写真撮影に挑戦です。

これまで無料版の”星撮りカメラくん2”を使っていて手軽にそこそこの星空写真が撮れていたので有料版を購入です。

早速、釜臥山と北斗七星を撮ってみました。
それほど天文知識がない自分にも北斗七星は見つけられます。
(小学生の時に北斗七星を題材にした劇を学芸会でやりました)

シャッター速度、ISO感度などの設定が無料版に比べて自由度が高くなっていますので慣れれば自分の思い通りの写真が撮れそうですが最適な撮影設定を探すのがなかなか大変そうです。

この日は条件が良く満天の星空って感じで肉眼でもとってもきれいに見えていたのですがこうしてアプリで撮影してみるとちょっとピントが残念です。


小さなスマホの画面で見るとまぁまぁ見られるのですがPC画面で見るともうボツ写真のオンパレード#59124;

どうも無料版ではなかったピントの微調整が有料版ではできるようになっていてこの微調整をきちんとやらなかったのが原因でした。

スマホにこのアプリをダウンロードした直後にろくに取説も見ないまま撮影に入ったのが失敗でした#59143;(無料版の方が細かい設定ができない分逆にお手軽感は高いです)
※ということで今回の写真はお見苦しいものしかありません#59123;

この有料版アプリには撮影モードがいくつかあって通常の”星空”モードや上の写真のような”星グル”モードの他”天の川”モード、”夜景”モードなどがあります。
星グルモードは無料版は撮影時間が最高で10分でしたが有料版では20分まで可能です。
上の画像の右下の灯はキャンプ場のテント泊の方のサイトの光源です。
もしかしたらこのきれいな星空を見たくてここに泊まっているのかも?
※三連休の真ん中だったので結構この時期でもテントの数は多かったです。

陽が沈みものすごく冷え込む中、いろいろ撮影設定を変えて撮影を続けていたところ午後7時過ぎに肉眼でとても不思議な光の列が見えました。

とっても衝撃的な光景でした。
初めは自分の眼がどうかしちゃったのか?とも思ったりして(目の病気持ちなんで)
ものすごく明るい光が列をなして文字通り輝いているのです。


ちょっと一瞬、頭のなかがバグったような感覚に陥りましたがすぐにこれがあの”スターリンクトレイン”ではと思いSS(シャッタースピード)を遅めにして何枚か撮りました。
※上の画像はSS=1秒で撮影したもの

そう、何枚か撮る時間があるほどその場で輝き続けていました。

星空シュミレーターソフトで当日の同時刻を再現するとスターリンクトレインの出現場所が特定できました。(スターリンクトレイン白い点は分かりやすいように加筆しています)
「うしかい座」のあたり西北西の方角

天文知識のある方はこの画像の方が位置特定しやすいのかも?

私は天文ファンというわけではないので撮影した画像がどのあたりを撮ったものか特定ができないの星空の画像を解析して星座線と合成してくれるWEBサイトを利用しています。
多分AIで解析しているのだと思いますがchatGPTに相談したらこちらのサイトを紹介してくれました。
このサイトがないともう星の海で遭難しちゃいます。
#59130;Astrometry.nethttps://nova.astrometry.net/


スターリンクトレインはTwitterを”X”に名称変更した張本人・イーロン・マスク氏が手掛ける通信衛星事業の人工衛星(スターリンク衛星)が明るく連なって見える現象のことです。


事前に出現予測する衛星軌道予測アプリもありますがこの日は全くノーマークで撮影に来ていたのでただただ唖然としました。

念のために撮影されたものがスターリンク衛星であるという確認のためアプリでチェック

撮影時間と方角がぴったり一致するのはStarlink-110(G6-21)という衛星で4分間観測できると予測されていました。

こうしてみるとピントの甘さが悔やまれます。

デジタル一眼で撮影すればよかったかなぁ(星空撮影はしたことがないんだけど)
それかやっぱり動画で記録するのが一番かな?


それにしても肉眼であんなに”はっきり” ”大きく” ”くっきり”と見えるとは思ってもいませんでした。

あれだけ明るく見えると天文観測者から嫌われるのも頷けますね
私が見たときはLEDライトが並んで点灯しているような見え方でした。

(何等級程度の明るさとか言えないのが恥ずかしい)

スターリンクトレインは打ち上げ直後のしばらくの間しか見られないというはないという話もありますが前出のスターリンク衛星の軌道予測アプリではまだチャンスがあるようなのでリベンジしたいと思っています。


【ちょっと謎】

ほぼ同時刻(先ほどの画像の直前に撮ったもの)釜臥山を撮影した画像(SS:6秒)にもスターリンクトレインのようなものが写っていました。(北北西方面)
良~く見ると右にも薄く同じようなものが写っています。
ただし前出の「うしかい座」の画像とは方角がかなり違うのです。
お恥ずかしい話ですがこの時はかなり興奮していてこの画像を撮った意図が判然としません。
SS:6秒で撮っているようなのでこの衛星を撮ろうとしたわけではなく偶然星景写真を撮ろうとして写ったのかも?
そして「うしかい座」方面のスターリンクトレインの光に気が付いてカメラをそちらに向けて撮影したのだと思います。
上の画像の直前にも同じ画角で衛星が写っていない画像を撮っているのでやはり意図して衛星を撮ったものではなく偶然に写った衛星あるいは千歳や函館に向かう航空機?(ここら辺は空路に設定されています)
当日、現場で私がスターリンクトレインと認識したのは「うしかい座」方面のものだけで釜臥山の衛星は印象にまったくないんです。
「うしかい座」方面のスターリンクトレインの画像はSS:1秒撮影
「釜臥山」上空の衛星画像はSS:6秒撮影


もし2枚の画像に映っているのが同一の衛星(スターリンク衛星)だとすると1分ほどの間で矢印の方向へ水平移動(見た目)したということになるのですがこうした動きってありえるのでしょうか?
上の画像は2枚の画像を地上の地形と星の位置を考慮して重ね合わせたものでそれぞれの画像に写っている光跡の方角はこのようにかなり離れています。



撮影場所:青森県上北郡横浜町
トラベルプラザサンシャイン(ホタテ観音像)