梅雨の合間の晴れ間を狙って八甲田の酸ヶ湯(すかゆ)温泉へクルマで行ってきました。


酸ヶ湯温泉といえばは八甲田山中にある温泉宿で混浴のヒバの千人風呂は有名です。
国民保養温泉地第1号の指定を昭和29年に受けています。
#59127;酸ヶ湯温泉公式サイトへ(クリック
最近はアメダスロボットが設置されて日本一の豪雪地としてもニュースでよく耳にする機会が増えました。

県民からするとあんなところにアメダスを設置するなんて”日本一”狙いの観光アメダス?といった印象を持ちます。
青森市街からも比較的冬場でも上がって来やすい場所(ここまで除雪されています)にあるので昔から県民の湯治のメッカとなっています。
私も何度も日帰り入浴で利用しているのですが今日やって来たのはお湯に浸かりに来たのではなくこれを買いに来たのです。


鷹をデザインしたちょっとレトロ調なバッチです。
ここ酸ヶ湯温泉の売店と八甲田ホテルでしか買えません。
八甲田ホテルはちょっと高級で敷居が高いので庶民派の酸ヶ湯の売店で購入。
税込み1000円と登山バッチとしては高い方なのだそうですがここ酸ヶ湯では由緒ある隠れた逸品です。
なんかこうしてまざまざとデザインを眺めていると何となくタダならぬ雰囲気が・・


こちらのバッチをデザインしたのは青森の英雄・版画家の棟方志功によるものなのです。
「八甲田山」バッチ(※)呼ばれるこのバッチは若かりし棟方志功は八甲田に登った際に頭上に現れた鷹(クマタカ)をデザインしたもので広げた羽根の中央に白い点があったという珍しい鷹で同行人から「これは神鷹でお前は偉くなるぞ!」と予言されたそうです。
※売店の人はか”かみたか(神鷹)バッチと呼んでいました

その後棟方志功は版画界で世界的名声を得ることになるのですが後のその時に見た神鷹をデザインしたバッチのデザインを手がけたそうです。
長らく生産と販売が中断されていたバッチですが関係者の熱意で無事復活したんだとか・・・

鷹の下に描かれている横文字はフランス語で八甲田愛好会の意だそうです。
鷹の足元の丸いマークは何だろうか?
バッチはねじ込み式とクリップピン式の2種類が売っていました。(価格は同額)

銅と真鍮の合金製というバッチは手にするとずっしりと重みを感じます。





酸ヶ湯温泉旅館



  • 場所: 青森県青森市荒川字南荒川山国有林小字酸湯沢50

  • 特色: 広さ160畳の大浴場「ひば千人風呂」にぜひ一度お入り下さい。昔ながらの混浴を守っています。








酸ヶ湯温泉 八甲田ホテル



  • 場所: 青森県青森市荒川南荒川山1-1

  • 特色: 八甲田の最高峰「八甲田大岳」が目前にそびえ立つ日本最大級の洋風完全木造建設で、選べる夕食と温泉を満喫