パワー不足を感じるようになった自作の塗装ブースの2代目を製作中です。

前回の続きからとなります。

塗装ブース本体の形が出来上がったのでブース内部を仕切る斜めの仕切り板を設置します。

今回私が製作の参考にしている塗装ブースはネロブースという商品名で販売されているものなのですがこちらのブースの大きな構造上の特徴は”塗装ブース内を斜めに強いる板”と睨んでいます。

専門的には斜めに仕切った排気側の空間が減圧されて・・・云々ということなのですが塗装ブースと換気扇ユニットが一体になっていない(短いパイプで接合)ネロブースと私の塗装ブースと換気扇一体型方式とは効果がかなり違うのかもしれません。


ということで効果のほどはよくわかりませんがとにかく真似をして仕切り板で減圧室もどきを作ってみます。


斜めの仕切り板をどのような角度で設置するのが最も効率的なのか?おそらく本物の設計ではちゃんと計算の上で決められていると思いますがそんな専門知識なんて持ち合わせていないのでここは自由に角度を変えられる一番お手軽な方法を採用。
コの字型のレールの中心部に穴をあけて塗装ブースの側面中央部にくぎで刺して自由に角度を変えられるようにしました。


左右のレールにダイソーのスチレンボード(?)を適切なサイズにカットしてはめ込みます。

結構サイズ的にタイトになっているのでボードを挟んだだけで角度もきつめに固定されます。



塗装ブースに本体に換気扇ユニットをビスで固定。
素人工作感が半端ねぇ~
全体の重量は思ったよりも軽く仕上がりました。

とりあえず自室の設置場所に運び込みます。

これまで使っていた自作ブース(初代)を設置していた場所にそのまま置いてみました。
キャスター付きの引き出し(樹脂製)の天板面からは5㎝ほどはみ出していますが安定性に問題はなさそうです。

換気扇ユニットにこれまで使っていたダクトを取り付けて窓へ・・・
このレイアウトだとダクトがL型(直角)になってしまうのでいくら排気のパワーがアップしたからといってもこのレイアウトは効率が悪そうですね
ダクトもPC机側にせり出していて圧迫感があります。
これは換気扇のダクト方向を90度変えてブースの真後ろ側からの排気にした方がよさそうです。
ちなみにこれまでの換気扇(パイプファン)では排気のパワーが弱かったのでこのダクトの破れた部分からの空気漏れなんて感じませんでしたが今はここからガンガンに空気が漏れているのが分かります。

今回購入したシロッコファンは吸気側ではそれほど吸っているとは感じないのですが排気側からは扇風機の弱レベルほどの風量を感じます。


換気扇のダクト方向を変える作業に合わせて塗装ブース本体と換気扇ユニットの取り付け方法も若干変更しました。


最初は天板の上に角材で取付枠を作り枠の上に換気扇ユニットを乗せて固定していましたがより密着させるため天板の裏側から固定する方式に変更。
換気扇ユニットの取り外しがちょっと不便になりますが恐らく換気扇ユニット本体を脱着することはもうほとんどなさそうなのでOKですかね。


シロッコファン側の吸気口にはダイソーの焼き網に同じくダイソーのカバー型の換気扇フィルターを嵌めてネオジム磁石で固定しました。


また塗装ブースの間口の上にLEDのバーライトを装着。



やはり木材で囲った場合は照明が必須になりますね~
1/24スケールのカーキットを置いても作業スペースはまだこんなに余裕があります。
作業スペース(ベース部)のサイズはW400mmD380mmです。



ダクトの方向を背後に変更したので排気口の窓に対してほぼ直線というレイアウトにできました。

もともとこの部屋は書庫兼物置で設計したので採光のための窓は北側のこの小さめの滑り出し窓のみです。
窓枠に排気ダクトを通すアダプターはこれまで使っていたものの流用です。

夏場はこのスタイルでも構わないのですが冬(降雪期)は作業中にこれだけの開放スペースができるとかなり冷え込むので窓枠のアダプターも何か新設計で考えないと・・・


とりあえずこのまま仮置きして当面様子見ですが試しに実車(カー用品)用のプラサフ缶を吹いてみたところ十分な吸引力が確認できました。(溶剤臭もあっという間に消えました)



ブース内の斜めの仕切り板の開口部は下側で50mm、上側で40mmほど空いているのですがこの隙間が適切なのかはまだまだ試行錯誤を繰り返していかないといけなさそうです。
上下の隙間は仕切り板の角度とレールへの取り付け位置を変えれば多少の調整はききます。
上下の隙間をより狭くするために仕切り板の高さをもう少し大きいのにした方がいいのかもしれません。何となく上下の隙間(吸い込み口)が狭い方が吸引力が上がりそうな気がしますが気密性がそれほどないはずなのであまり意味がないかも・・
気密性という点では一体成型品の衣装ケースを流用するのが最適なのかなぁ

とりあえず製作費は1万円までかからなかったで当初のコスト面についてはクリアかな#59120;


さっそく放置中のケンメリGT-Rの塗装作業に使います。

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