現在、北海道・北東北(青森・秋田・岩手)の縄文遺跡群を世界遺産登録しようと青森県内でも様々な取り組みが行われています。

青森県には縄文時代を代表する三内丸山遺跡がありますがそれ以外でも県内各地に遺跡が点在していて弘前市にある十腰内2遺跡からは猪のかたちの土偶が発掘されました。(猪形土製品)
この猪形土製品をイメージした菓子パンがあのイギリストーストで有名な工藤パンから発売されました。

その名も”どぐうメロンパン”
メロンパンとありますがお味はクッキー生地の中にマロンが詰まっているものでメロンパンとは言えないと思うのですが・・・
マロン(栗)は縄文人がよく食べていたらしい木の実で三内丸山周辺にも栗の木林があります。


袋を開けるとただ楕円形のパンそのものでした#59143;
もうちょっと一工夫欲しいですね。
パッケージデザインあっての猪形土製品をイメージさせるパンと言えそうです。
せめて脚か耳があればなぁ~


実際に出土した猪形土製品はこんな感じです。

パンにここまでの立体物は求めませんが実物はこんなにも愛くるしい形をしています。
う~んこれのお土産用レプリカって発売してくれないかなぁ~
なおこの猪には市の方で愛称をつけたそうで”いのっち”といいます。
なんとも安直なネーミングセンスですが先祖からのの受け継ぎの大切さとかを念頭に考えられているそうです。
しかし前足、後ろ足の造詣がそれぞれ異なっていて躍動感が感じられますね
縄文人の描写力って凄い!
ウルトラ怪獣のデザインにも通じるデザイン力。

同時発売で遮光器土偶のあんパンもあります。