さてタミヤ 1/24スケール FORD FOCUS WRCの製作、今回はデカール貼りです。


前回までにボディの赤白2トーンカラーの塗り分けが終わりましたがこの赤白の境界に青いラインが入ると”マルティニ”カラーとなります。

エンジンフードの両サイドにある赤いラインは本来はキット付属のデカールで再現できるのですが塗装仕上げの赤色と差が出るのを嫌って塗装としました。


キット付属のデカールは画像左側のデカール(a)が主にマルティニカラーの青いライン用。
画像右側にデカール(b)がスポンサーマークやゼッケンシール。
カーナンバーはNo7とNo8の選択ができますが私は8号車を選択(特に意味はありません)
ちなみに7号車はシーズン(1999年)を通してあのコリン・マクレー(英)のドライブで8号車はモンテカルロはシモン・ジャン=ジョセフ(仏)のドライブなので圧倒的に7号車が人気でしょうね。
このレース(モンテカルロ)自体はフォーカスは車検規定違反で失格となっています。
WRCの1999年シーズンは日本車としては三菱はランエボVI、トヨタはカローラWRC、スバルはインプレッサWRCで参戦していました。
日本車が強かった時代ですね。



赤白のボディカラーの境界に青いラインデカールを貼り終えたところです。
エンジンフードの両サイドの塗装仕上げの赤いラインとボディの白との境界の青いラインはデカールから切り取って貼っています。


第1の試練...


よ~く見ると青いラインの切り出しに失敗していました。

この後、マークソフター(デカール軟化剤)を下手に塗ってこの細切りになった部分が分離して使い物にならなくなってしまいました#59124;

フロント部分で目立つので何とか修正をしないと#59142;



ちょうどタミヤのX-4ブルーが当該部分に近い色だったのでこれを筆塗り。
筆塗りだとやっぱり青のラインのエッジが綺麗に出せなく汚いので余剰の赤いデカールを少し切り出してラインに沿って貼って誤魔化してみましたが結構うまくいったようです。#59120;



塗装段階での赤と白の境界が上手く塗り分けられなかったリアハッチドア部分ですが綺麗に青いラインでバランスよくカバーできました#59116;


第2の試練・・・


ここまでは危うい場面も何とかしのいできましたがここからは完全には克服できない難関が続きます。


まずはドア上部のフォードレーシングのURLデカールを1つだめにしました。
これもせっかく綺麗に貼れたのにマークソフターを塗ったらめくれあがってしまい真ん中から張り合わせたようにぴったりくっついてしまいました。

このキットのデカールはやはり経年劣化し始めているようで兎に角扱いを慎重にしないとすぐにダメにしてしまいそうです。

水につけてもなかなか剥がれる気配がないとか剥がれてもすぐにまるまりたがります#59121;

マークソフターを塗ると通常のデカールよりも軟化が早く進むようです。


当該デカールが綺麗にに貼れたところ(左側ドア)


タミヤのカスタマーサービスでメールでデカールの在庫確認をしたところやはり在庫なしとの返信がありました。

これで退路が断たれました#59136;

片側のデカールは諦めて貼らないようにしようかと思いましたがさらに追い打ちをかけるような大問題が発生#59140;


右側ドアのゼッケン番号の”8”の数字が変です。

これもマークソフターを塗った後にデカールがドアの窪みに合わせて軟化した際に自ら引っ張ってしまったようです。
8の数字の下側が歪んでしまいました。
気がつたときは完全に軟化して密着していました。こうなると予備のデカールもなくお手上げです。

この段階で選択しなかった7号車に変更するという手も考えられましたが実は黒色の”7”のデカールを部分的にカットして歪んだ”8”の次の上に部分的に貼って誤魔化すという姑息な手を先に使っていたので”7”号車化はもう無理#59142;

結局、黒い部分のデカールを切り取って貼っても上手くいかず、以前オリジナルデカールを作ろうと買って置いた転写シール(タトゥーシール)を使うことにしました。

使うのは今回が初めてです。



このシールは比較的簡単に水転写デカールができちゃうという商品でインクジェットプリンター(鏡面印刷、左右反転印刷ができるもの)さえあればOK。
デカール化したいデザインはコピーでも手書きでもパソコン等で作成してもOKですがPCから出力した方が仕上がりがきれいですね。




作成したいデカールは2種類。
”www.fordracing.net”と数字の”8”です。



URLの方はPCで近い感じのフォントで作成。
少しBOLDが強かったのですが雰囲気、雰囲気・・・
こうして見るとやはりデカールの厚さが気になります(キットの物と比べるとかなり厚めです)



一方”8”の字ですがこちらは使用されているフォントがどうしても見つからず綺麗に貼れた左側の”8”の数字をコピーして使ったのですがじっさいに出来上がったものを見ると少し太いようです。
スキャンした時かコピー時に縦、横どちらかの方へ少し扁平してしまっているようです。
これはコピー機の宿命で家庭用の汎用機ではどうにもなりません(コピー機販売の仕事をしていたのでよくわかります)
たぶんパソコンで作成して印刷した方がエッジもこんなに荒れずにできそうです。
後悔先に立たずですね


エッジも近くで拡大してみるとかなりギザギザがあります。


エッジをはっきりさせようとボディカラーの白をタッチアップしてみたのですが汚さに拍車がかかってしまいました#59143;
デカールの厚みも気になりますねぇ

もうダメ(終了)#59134;
これ以上何かするとさらにドツボに嵌りそうなのでこれにて終了。
テンション下がりまくりです#59136;#59136;#59136;



それでもはなれてみればこの通り。
このキット、撮影は左側からだけ。
右側の撮影はNGとしましょう。
この右側ドアの”8”にデカールの失敗は大きすぎますねぇ#59123;

古いデカールにマークソフターは要注意です。




Mr.マークソフター MS231



  • 出版社/メーカー: ジーエスアイ クレオス

  • メディア: おもちゃ&ホビー




上手に使えば素晴らしい効果(軟化)が期待できる一品。



このあとはクリヤー吹きですね

かなりテンションが下がっていますが何とか最後まで完成させましょう!

ラリーカーなので汚してしまおう!という誘惑に負けそうです。最後までお読みいただきありがとうございます。

模型の方はすっかりアレな感じですが・・

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