先日、日本郵便(株)のサイト上で募集していた”置き配体験モニターキャンペーン”に応募したところ当選しました。
”置き配”は最近、宅配業界で大きな問題となている配達先不在による再配達について可能な限り不在でも配達先に荷物を置いて配達を完了させる試みのことです。
我が家の場合、私が不在時でも母親が家にいる確率が高いので再配達になる荷物自体はほとんどないのですがそれで年に2、3件は不在票の電話番号に連絡することがあります。
私の住んでいる地域はかなりの田舎なので不在時でも玄関に施錠せず外出しているお宅がかなりあるので留守の場合でも不在票を入れて持ち帰らずにそのまま玄関に荷物を置いていってくれます。
施錠されていても雨の当たらない玄関先に置いていってくれます。
”置いていってくれます”と好意的な言い方をしているのはその方がこちらとしても有難いからです。
もちろんクール便や貴重品(高額商品)などで受け取りの本人確認あるいは印鑑が必須な場合は不在票を入れて持ち帰ってくれるので安心です。
ここは都会ほど犯罪発生率も高くなく治安もいい方だと思うので置き放しされた荷物が盗難にあったという話も聞いたことがないのでこのローカルルールはそれなりに機能してくれているようですが都会では流石にこうはできないというのもよく理解できます。
治安がいいとは言っても荷物をただ玄関先に置いていくドライバーさんの不安をいくらかでも解消できるのならある程度セキュリティの施されたシステムを使うのはやぶさかではありません。


日本郵便(株)の置き配キャンペーンで送られてきたのは厚さ2cmほどのA4サイズのパッケージです。
このサイズも再配達にならないように玄関の投入口に収まるサイズにしてあるそうです。

パッケージには”OKIPPA"と書かれています。
「荷物受け取りストレスゼロの日常を体験しましょう」と書かれていますね。
このOKIPPAというサービスは同名のスマホアプリによる荷物追跡サービスと簡易宅配ボックスである”置き配バッグ”とで構成されていますが今回は”置き配バッグ”についての記述になります。



”OKIPPA"のパッケージを開けるとセット内容はこんな感じです。
ダイヤル錠が2種類、結束バンド、置き配バッグ、配送員さん向け説明書等。
無料キャンペーンとしてはなかなか豪勢な内容です。
こちらの商品は日本郵便(株)が自社販売しているものではなく実際に”OKIPPA"のサイトでも購入できるようです。
OKIPPAのサイト(こちら)で確認すると価格は3,685円(税別)送料(360円)別とあります。
また10万名無料キャンペーンとの表記もあり私の場合このキャンペーンに当選したということですね。
OKIPPAの詳しい使い方などは上記のサイトでも紹介されていますがざっと私の方でもご紹介させていただきます。
使い方は玄関ドアなどの取っ手にワイヤーロックに繋がれた置き配バッグを通常(不在時)はぶら下げておいて荷物が届いたらドライバーさんが置き配バッグに荷物を入れて盗難防止のためのダイヤル錠を施錠します。簡易的な宅配ボックスというわけですあ宅配ボックスのように玄関にある程度の設置面積は必要がなく一応施錠もできるのでまぁまぁ安心といったところですね。



こちらがダイヤル錠。2種類あります。


左の大きい方(黒)が玄関ドアの取っ手と置き配バッグをつなぐために使うもので上側のループ状のワイヤーを玄関ドアの取っ手側に通します。

このワイヤーはリール式になっていて伸ばせます。
一方、下側の短いワイヤーは置き配バッグの紐に通してロックします。


右側の白いダイヤル錠はごく一般的なもので置き配バッグのファスナーをロックするために使います。
どちらのロック錠もダイヤルは任意の番号に設定できます。



これが不在時に荷物を入れてもらう”置き配バッグ”(収納時)です。
この状態でのサイズは13cmとあります。

撥水効果のあるポリエステル製のバッグのようです。
荷物が入っていない状況ではこのサイズのままで玄関ドアなどに前出のワイヤーロック錠に繋げてぶら下げておきます。



置き配バッグは広げると結構な大きさにになります。
プリーツ状になっていて荷物を取り出したら置き配バッグの両端を引っ張るとプリーツが効いて綺麗にこの形に復元するようになっているそうです。
これは便利そうですね




結構な大きさの荷物も入るようです。
最大容量は57リットル。
120サイズの宅配便も入るとのこと
amazonパントリーの段ボールがそのまま入るとか・・
もともと現在の物流業界の現場の疲弊を招いたのはアマゾンの大躍進による宅配便量の増加とか言われていますがこれで再配達が減ればキャンペーン主催の日本郵便(株)は省力化につながりますので当選10万人という莫大なコストをかけてのキャンペーン展開をしているのでしょうね。



荷物を入れてジッパーを締めます。
日本郵便(株)としてはこの置き配バッグに入れていいものは・・
#59106;郵便受箱または差入れ口に入らないようなゆうメール、ゆうパケットおよび郵便物(即多雨、配達日時指定も含む)
#59107;ゆうパック。
#59108;特定記録郵便
#59109;EMS郵便物 以上とあります。

※書留、代引き、保冷、なまもの等のゆうパックは不可
もちろん郵便局以外の宅配便もこの”置き配バッグ”を使えます。
近所の人の旅行のお土産なんかも入れてもらってOKです#59116;



荷物を淹れたらジッパーの金具同士を合わせてダイヤル錠を引っかけておきます。
この時、ロックしてしまうと当然、番号を知らないドライバーさんは置き配バッグを使えなくなってしまうので注意。
ということで1個荷物が先に入ってしまえばもう後から届く荷物には使えなくなってしまうのが難点かなぁ~
かなりサイズが大きな置き配バッグなのでもっと有効利用させたいのですが・・・
いざ必要に迫られたらダイヤル錠の番号を我が家の固定電話の下3桁に設定してその旨記載したメモを貼っておけば宅配便については送り状に電話番号が記載されているのでドライバーさんにはわかるはず。(この程度のセキュリティで十分です)


【具体的な設置方法】


まずはワイヤー式のダイヤル錠をドアの取っ手に取り付けます。
このときワイヤーの先端のループ部分を携帯にストラップを付けるときのようにダイヤル錠本体に通して取り付けます。
下側の短いワイヤーに置き配バッグを繋いでロックをかけるともう先のループ状のワイヤーをくぐらせてドアの取っ手から外すことができなくなります。
ワイヤーカッターで切断すれば盗られてしまうのですがまぁ田舎だとそこまでする悪党はいないですね~



置き配バッグをセットしたところです。

基本的に外出時に玄関ドアをロックする際に使うシステムなのでドアの開閉の邪魔とかは気にすることもありません。
実際さほど気にならないかも?

荷物を置き配バッグに入れるときはリール式のワイヤーを伸ばしてバッグが玄関の床に届くようにして荷物を入れてもらうようにします。
我が家は雪国なのに風除室が玄関の外側に無い構造なので吹雪の場合は置き配バッグを置く玄関先も吹き溜まりになるのですが一応通常の雨風は問題なく避けられそうです。(多少玄関はセットバックして奥まっています)



説明書にはドアの丁番にもセットできるようなことが書いてありましたが我が家の玄関ドアは断熱機密タイプなのでドアとドア枠にちょっとでも隙間ができるようなものを挟むと密閉性が損なわれるためドア自体が閉まらなくなるので断念しました。
ここに常時置き配バッグを設置できると便利そうだったのですが・・・
またドアの構造上取っ手にワイヤーがかけられない場合は付属の結束バンドを使ってドアの取っ手に取り付けられます。

いくら置き配バッグが小さいとはいえドアの取っ手に常時付けっ放しにすると流石に開閉の際にちょっと邪魔になります。
なので通常(在宅時)にはワイヤー式ダイアル錠本体は付けたままで置き配バッグだけ外しておこうと思います。
でもやっぱり常時置き配バッグが設置されていれば便利そうなのでドア横のインターフォン付近のサイディングに取付用のO冠金具でもつけようかなぁ



初めてのドライバーさんでも安心!
このようなラミネート加工された配送員の方向けの取説も用意されています。
ここでもamazonパントリーの段ボールについての言及があるということはamazonのサービスでもけっこうこれの再配達が問題になっているのかもしれませんね。

120サイズの宅配便ももちろんOKです。
果たしてこのサービスを使ってくれるドライバーさんがどれだけいるかなぁ?


なおOKIPPAアプリによる荷物追跡サービスはamazonと楽天にはダイレクトで登録可能でした。
有料で100円/30日の盗難補償保険にも入れるそうです。


ここで大チャ~ンス!
なんとこのOKIPPAが無料でもらえるキャンぺーンは2019年8月26日まで実施中。
週単位の当選者数は減ってしまっていますがまだまだチャンスがありますよ
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日本郵便(株)のキャンペーンサイトへ(こちら)#59130;
※設置名所などの条件があるので参加できない場合もあります

本当は積雪時のことも考えて玄関先に灯油のポリ容器が2個入るストッカー(ふたつき)にダイヤル式の南京錠を付けて宅配ボックスにしようと思っていたのですが当面この置き配バッグで様子見です。

amazonでも宅配ボックスの取り扱いが増えてきましたね












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