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スーパーで見切り品のもんじゃ焼きのセットを買ってきたので今夜は独りもんじゃです。

こいつは水と刻みキャベツさえ用意すれば粉、ソース、揚げ玉、切りイカ、小エビ、アオサが一つのパックに入っているという商品で時々無性にもんじゃ~という気分の時にはよく買ってきます。
もんじゃ焼きは東京の下町の子供のおやつみたいなもので特に月島周辺にもんじゃ焼きのお店が集中しています。
この商品名にも月島の名前がありますね
前職の会社の物流倉庫があった関係で仕事上がりにもんじゃで一杯なんてよくやっていましたね

ホットプレートにキャベツを中心とした具材でドーナツ状に”土手”を作ってその中心に汁を流して煮だったところで周りの”土手”を崩してへらで混ぜ更に焼きます。

お好み焼きのように固くなる前のこのどろどろ状態のまま食べるのがもんじゃの醍醐味。
関西の人にはこの絶え方がえぐいそうです。

トッピングには定番のベビースター(小袋の細麺がいいみたい)のみ。
20数年前に月島で食べた時は店の女将さんがテーブルの鉄板で我々が作った土手を見たとたんにへらですぐに土手を壊して混ぜて焼き出しました。

唖然として見ていたら「そんな上品に食べんじゃないよ!」と言われちゃいました。
確かに気の短い江戸っ子にはこの方があっているのかも?
(そのお店は月島でも有名な徳永英明ファンのお店です。今もあるのかな?)


もんじゃを食べる際に欠かせない道具がこの”はがし”と呼ばれる小さめのへら。
おちょぼ口サイズの金属製のへらでもんじゃを掬って食べるのではなくてもんじゃの具をはがし”で上から鉄板に押し付けて”はがし”についたものを食べるのが確か正式な食べ方だったような・・・
最近ではホットプレートのテフロン加工を金属へらで痛めないように樹脂製の”はがし”も売られています。
お店だと明太子入りとかよく頼んでいたなぁ
それと〆のあんこ玉(あんこを鉄板で焼いた団子生地で包むデザート)
流石に家ではここまでの再現は難しいです。

もんじゃは東京の下町の名物ですが私が生まれ育った川崎の下町(臨海工場地帯)には子供のおやつでもんじゃ焼きに似た”おべった焼き”というものがありました。
家で作ってもらった記憶はないけど大抵は町の駄菓子屋さんが店内に小さな鉄板テーブルを置いていて注文するとおばちゃんが焼いてくれました。
当時、1人前で30~50円くらいだったかなぁ?
もんじゃ焼きのような具がたくさん入っているわけではなくソース味のもんじゃの汁に気持ちばかりのキャベツが入っていたような(キャベツ抜きだと30円だっけ?)
これに小遣いに余裕があるとお店の中で売っていラメック(10円だったベビースターのまがい物)5円を投入できました。
100円くらいあったらラムネと一緒におべった焼きというフルコースが食べられましたが振り返ってみても1,2回しか味わえなかったなぁ
駄菓子屋さんでおべったを食べられるようになったのは4年生くらいかなぁ
お店のおばちゃんの機嫌が悪いと独りおべったは焼いてくれなかった(さすがに手間だったのだと思う)
皆さん、
おべった焼き、って知っていましたか?
(おべったを知っている人はニュータンタンメンも知っているはず)


ちなみに今日のこのセットは賞味期限間近の見切り品でなんと50円(税込)の投げ売りでした。
・・・ということで当時のおべった焼きと同金額で今夜は具だくさんのもんじゃ焼きに缶ビールと・・・いやぁ~大人になった実感。満足。