夏らしい飲み物といえば自分の世代では”カルピス”という人も多いかと思います。
まだ濃縮タイプの瓶でしかカルピスが無かった時代はよく”お金持ちの家のカルピスは味が濃い”とか子供ながらに思っていました。
水で希釈する加減が微妙だとかでなかなか子供に自由にカルピスをつくらせてもらえませんでしたがたまに自分で薄めることができるときでも欲張って水の量を増やして帰って超薄味のカルピスを飲むことになったり・・
後にカルピスウォーターが発売されるまで誰も適正なカルピスの濃度なんて分かっていなかったので初めてカルピスウォーターを飲んだ時はちょっとした衝撃でした。
濃縮タイプのカルピスが瓶からペットボトルになった今ではもう基準の濃度というのが広く認知されて来たのでとびっきり濃い目とか薄めというカルピスに出会うことも少なくなりましたが自分で作る薄めのカルピスは子供の頃の懐かしい味です。


さてカルピスウォーターの夏期限定デザインパッケージが現在店頭に並んでいます。
全部で3種類あってそのうちの1種類はこんな感じです。


踏切を渡る女子高生の先に広がる夏の海。
なんとなく江ノ電のあの有名な踏切を彷彿とさせますね

一方パッケージの裏側は・・・


頭を掻きながら歩く男子高校生。
こちら側はキャラクターと隅に咲く花以外の背景は透明になって中身のカルピス色になっていますが中身を飲み干すと・・・


このように中身が無くなって透けた部分から反対側のイラストが見えるようになってこれでようやく2つのシーンが一つの物語になります。(あまりうまく撮れていません)

先に踏切を渡った女子生徒が振り向いて男子生徒に微笑んでいます。
明るくて積極的な彼女に男の子が頭を掻きながらついていく・・放課後のシーンです。
う~ん、青春しているなぁ~#59116;

これは高校生を応援する「放課後『カルピス』」プロジェクトとしてイラストレーター・かとうれいさんによるデザインで
きみの放課後が動き出す。」がテーマ。
放課後の友達や好きな人との時間を応援するデザインとなっており「カルピスウォーター」では「夏」、「海」、「空」が描かれています。



次のデザインはこんな感じです。




吹奏楽部の練習で校舎の屋上に上がった2人。
こちらも中身を飲み干すと・・・


「調子はどう?」「一緒に合わせてみる?」なんて会話かなぁ?
放課後は思わぬ場所で吹奏楽部がソロ錬していていましたね
後者の穴場を探すのに長けていたというよりは先輩から代々伝わる練習場所というのもあるようでした。



最後は浜辺で波と戯れる2人。




注意して見ていないと気が付かない仕掛けですね

カルピスは現在、アサヒ飲料(株)傘下の一ブランドという位置づけになっています。
自分の世代は”飲むカルピス”はもちろんTVアニメ「カルピスまんが劇場」のスポンサーとしてアルプスの少女ハイジやフランダースの犬、母を訪ねて三千里、あらいぐまラスカルなどの質の良いアニメーションを見させてもらった大切なブランドです。
昨年(2019年)はカルピス生誕100周年でした。

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カルピスをつくった男 三島海雲



  • 作者: 徹, 山川

  • 出版社/メーカー: 小学館

  • 発売日: 2018/06/15

  • メディア: 単行本








カルピス100周年記念ブック ([バラエティ])



  • 作者: 小学館

  • 出版社/メーカー: 小学館

  • 発売日: 2019/12/13

  • メディア: 大型本