毎度毎度アマゾンを装ったフィッシイング詐欺メールが届いています。
以前にも当ブログ上で注意喚起を兼ねて取り上げましたが再度皆様にご注進申し上げます。

私のスマホに届いた詐欺メールはこんな感じで同じ文面である程度定期的に送られてきている感じです。




御覧の様にロゴもバッチリamazonからのメールを装っています。
内容を要約すると
誰かがあなたのamazonアカウントで不正に買い物をしようとしたのでこのままだとアカウントを停止することになりますよ~24時間(以内)に下記の確認用アカウントのリンクをクリックしてね・・てな感じです。

メールの原文(画像をクリック)を一読すれば通常の社会生活を送っている日本人の方なら恐らく違和感を感じると思います。(以前の様な如何にも自動翻訳っぽい日本語よりは進化していますけど)
ビジネスメール風な言い回しをしようとじゃしていてもところどころ不自然。

特に私がアンダーラインを引いた部分・・・
そうでなければ・・・ 英語でいうところの”otherwise”なのでしょうけど顧客にアカウント管理の徹底を呼び掛ける表現としてはちょっとフランク過ぎますね~

次に24時間前に・・」といいながらいつから24時間前にという基準点が明記されていません。
まぁ「おそらく24時間以内にと言いたかったのではないかと思いますが。

更に決定的なのは文末の一文です。
「あなたのアカウントは永久ロックと紋切型で突然終わっています。
「永久にロックされてしまいます」程度ならまだ話は分かります。
まるで上から目線で自分に向けて指をさされて宣言されているような感覚です。
これでamazonから急に突き放されてしまったような危機感を覚える人もいるのかなぁ?
ちょっと脅迫されているような文面で終わっていてすぐ下にある「確認用アカウント」というボタンをクリックすると詐欺サイトへ誘導されて個人情報の入力を促されるのだと思います。


アマゾンをよく利用される人にとってはアカウントがロック(停止)されちゃうと買い物ができないよう~と思われるかもしれませんがamazonのサイトで何か買い物をしようとしてもし本当にアカウントが停止になっていたら購入画面でその旨が伝えられるはずなので事前にこんな怪しいメールに反応してロックを解除しようなんて思わないでください。

万が一本当のamazonからの注意喚起メールだったら‥と思うかもしれませんがこれほど多くアマゾンを騙る偽メールが出回ればアマゾン側もメールを使ってのこのような連絡は取らないはずです。
虚実混合というのが一番よくない状態だからです。


ちなみに送信元のアドレスは何故かnoreply@youtube.comとamazonとライバルであるgoogle傘下のyoutube・・・笑えます。


私の迷惑メールホルダーにもこの偽appleからのメールがたくさん入っています。
自分はこのような迷惑メール、詐欺メールのコレクターの様なところがあってどのような文面で人は騙されるのか興味深く考察しています。

ときどき思わず唸ってしまうような見事な迷惑メールや詐欺メールに感心したりして・・


偽amazonメールのタイトルには数パターンの類似例がありますが内容はほとんど同じなので手を変え品を変え・・・という商法なのでしょう。
送る側としてはなかなか美味しい商売なのかもしれません。

以前、しつこい迷惑メールの撃退法の一つに送信先に何度も何度も短時間にメールを大量に送り付けると相手側でこちらを受信拒否するかも?といったことが書かれていましたがどれだけ有効なのかも分かりませんし逆にこちら側の送信メールサーバー側が怪しい挙動と感知してアカウント切断とかになる可能性があるのでおすすしません(まぁやろうなんて人もいないでしょうけど)


こうしてみるとビジネスメールで変な表現や書き方をすると相手側に不審に思われる可能性が十分あるのでやはりビジネスメールのマナーとか日本語の表現方法をしっかり身に着ける必要がありますね。

二十歳の新成人たちは大丈夫かなぁ~