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私の家の2階の陸奥湾側の西向きの窓からは北と南にある2か所のスキー場のゲレンデの灯りが夜になると見えていました。
北に見えるのはむつ市の釜臥山スキー場で南側は野辺地町の馬門(馬門)温泉スキー場なのですがここ数シーズンは南に見えるはずのゲレンデの灯りを見ることができません。
馬門温泉スキー場は一昨年の大雨の影響でリフトの支柱が倒壊してしまって営業を見合わせていましたがどうやら現経営陣の元での再開は断念したそうです。
私はスキーやスノボはやらないのでどちらのスキー場も行ったことさえないのですが 

自宅から車で1時間もかかからない距離にあります。
地元の自治体では新たに経営を引き継いでくれる企業を探しているようですが今シーズンのような少雪傾向がこの先続くようであれば経営自体成り立たなくなる恐れがあるので難しいのではないでしょうか?
インバウンド需要も期待できるかもしれませんが同じ県内では海外でも有名な八甲田山系のパウダースノーエリアがあるので下手な競合は命取りになりそうです。

さて少雪&暖冬の今シーズンですがPCのフライトシミュレーターソフト”MSFS2020”では気象上ケインをいろいろ買えることができます(シミュレータソフトなので当然)。
今回は北海道エアシステムのATR42-600を操縦して札幌(丘珠)を飛び立ち吹雪の三沢空港へ向かうことにします。


北海道エアシステムは御覧の通り鶴のマークのJAL系のエアラインで名前からも推測できますがかつてはJAS(東亜国内航空(TDA)⇒日本エアシステム)の北海道地域の航空会社でしたがJASとJALの経営統合により現在に至っています。


出発地の札幌・丘珠空港も雪模様でしたが三沢空港はもっと条件が悪い悪天候のようです(そのように設定した)。
それでもこのように雲の上に出てしまえば日差しが差していますが下に広がるのは分厚い雪雲です。
降下してこの雪雲の中にダイブするのは怖いなぁ

三沢空港には東の太平洋岸からRWY28に向けてILSという計器着陸方式で進入着陸の予定です。
雪による視界不良でもILSを使えば機体は滑走路からの電波を拾って自動的に降下を始めることができます。
実際にこのILSという地上設備を備える空港では天候悪化による欠航が大幅に減っています。

MSFSでもこのILSを使った自動操縦(着陸)を再現できます。
ILSでは滑走路に対して水平方向のズレを補正するローカライザーという電波と垂直方向の適切な進入高度をトレースさせるグライドスロープという2種類の電波を機体側で捉えることにって着陸滑走路から”見えない糸で着陸してくる飛行機を手繰り寄せる”かのような自動誘導が可能になっています。
MSFS2020の一つ前のバージョンであるFSXというバージョンでは自動着陸はこのILSだけだったのですが現在ではGPSを使ったRNAVという着陸方式が主流になりつつありMSFS2020でも多くの空港で設定されています。
ILSのように地上から誘導する電波設備が不要なのでローカル空港でも導入しやすいそうです。
ただしMSFS2020ではまだまだバグが多いようで現実世界のように完全に信頼はできないようです。

実際、RNAV方式での着陸よりもILS方式の方が正確に着陸できる気がします(MSFS2020での話)
#59128;国土交通省のILS解説PDF(こちら


下の動画は三沢空港への着陸風景を収録したものです。
短い動画ですので是非ご覧ください。
こちらをクリックすると動画が再生されます。


三沢空港RWY28への着陸です。



動画の中で滑走路が見えてくる直前の左側の林の奥が私が三沢で航空機を撮影しているポイントになります。(この吹雪じゃ撮影なんてできませんね)
上の画像は晴れた日の私が戦闘機撮影をよくやっている撮影ポイントになります。

この林の奥手、右から左に向かって着陸機が飛んできます。



無事にILSのお陰で三沢空港に着陸することができました(着陸の様子は動画にてどうぞ)
これから滑走路を出て三沢空港ターミナルへ向かいます。
ILSを使わないと着陸はできなかったでしょう(墜落しなくてよかったです)



駐機場でも周囲の視界がきかない状態です。
地上スタッフさんは半袖姿#59142;
流石に着衣がシチュエーションで変わるような仕様にまでは至っていないようですね。


一方、三沢空港と空港周辺はアドオンソフトによってリアルに再現されています。

晴天時の三沢空港ターミナルビルとエプロン(駐機場)です。
ボーディングブリッジにJ-AirのE170の姿があります。
ATR42-600はボーディングブリッジが使えないので機体側に備わるタラップで乗降することとなります。
空港ビル正面側の駐車場も再現されています(実際のここの駐車場って料金無料なんです)


時間帯によってはJALのB737が居たりします。
MSFS2020ではAI機といって自分が操縦する機体の他に航空機が出現して離発着したり駐機場にタキシングしたりしますがノーマルのままでは架空の航空会社のカラーリングでちょと現実感が乏しいのですがこれもアドオンソフトの導入で実在する航空会社の機体となりスケジュール通りに離発着したりさせられるようになります。
いまのところ無料で配布されているアドオンソフトばかり導入していますがあまり多く導入すると動作が遅くなったりするのでマシンスペックを睨んでバランスをとらないといけません。



こちらは三沢空港ターミナルへの入り口交差点の様子です。
ここには看板にもあるように三沢空港温泉があって私も利用します。
以前は空港利用者はチケットを提示すると入浴料金が無料となっていた時期がありますが今はどうなんだろう?
レンタカーの店もリアルに再現されていて普段見慣れている光景が再現されていてちょっと感動しますよ


こちらはシミュレーター内で再現されている県立三沢航空科学館です。
こちらも良く再現されていますよ
屋外展示エリアの退役軍用機の姿もありますが流石に実際のものとは違う展示機となっています。


航空科学館は空港に隣接しているので上空から空港方面を望むとこんな光景。
手前の円形広場が”大空ひろば”で退役軍用機が屋外展示されています。
右下の建物が航空科学館です。
左端の舗装エリアが三沢空港の駐機場になります。
三沢は旅客専用空港ではなく基地を間借りしているような格好なのでこんな滑走路の端に空港ターミナルがあります。