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USBワンセグチューナーをエアバンド仕様に改造? [趣味]

今回は本当に久しぶりにエアバンドの話です。

エアバンド”とは[飛行機]航空無線のことで楽器を弾かずに演奏するBANDのことではありません[あせあせ(飛び散る汗)]

免許不要の受信機(広帯域受信機)を使って主にパイロットと管制官との無線(航空管制)交信などを聞いて楽しむのがエアバンド。

そんなことして何が面白いのか?と言われてしまうとちょっと困るなぁ[たらーっ(汗)]

私はもともとPCのフライトシュミレーターからエアバンドに興味を持ちました。

シュミレーターでもちゃんと管制官からの指示に従って自機を操縦しないといけないのですが管制官からの指示は画面の無線機のダイヤルを指示された周波数に合わせて聴くことになります。

ちゃんと管制官の指示に従っていれば目的の空港の滑走路までたどり着けるのです。

当然これは実際の航空機の運航をきちんと再現していています。

そんな時に受信機さえあれば実際の航空管制を聴くことができることを知り早速ヤフオク!で中古の受信機を購入。

周波数を合わせて実際にパイロットとの交信が聞こえてきたときは感動しましたねぇ[わーい(嬉しい顔)]
(実際の交信内容を理解するにはある程度の航空管制の知識が必要)
しかしここ最近はフライトシュミレーターをPCからアンインストールしてしまったのでエアバンドを聴く機会もすっかり減ってしまいました[ふらふら]


さて久しぶりに受信機を引っ張り出してみたら乾電池の液漏れでちょっと分解清掃しないと使えない状況になってしまいました[たらーっ(汗)]
1-IMG_4525.JPG
私の受信機はこのようなハンディタイプなので近くの空港の展望デッキや空港周辺でって楽しむのがお薦めなんですが知らない人が見たら通報されそうなマイナーなホビーなのでもっぱら自宅で上空を通過する旅客機からの電波を受信して楽しむことが中心でした。

自宅でも頭上を航空機が飛んでいればエアバンドを聴くことができる可能性がるんです[手(チョキ)]

私の住む下北半島はちょうど航空機の空路の真下!
スクリーンショット (33).jpg
羽田や成田から新千歳空港に向かう旅客機はほとんど横浜町に住む私の頭上32,000フィートを通過していきます。

エアバンド.jpg
ラッシュ時はこんな状況です[がく~(落胆した顔)]

屋外に立派なアンテナを立てればかなり受信できそうなんですが・・
資金もないし受信機も壊れているしなぁ~ なんて思っていたら先日、ブックオフでこんな雑誌を入手しました。 
1-IMG_4526.JPG 
昨年版(2014おそらく出版はその前年)で中古価格で300円。無線関係はそれほど毎年変更があるとも思えませんので暇つぶしにと買い求めました。

この記事の中にSDRに関する記事が掲載されていました。
SDRとは(Software Defined Radio)の略でソフトウエアラジオと呼ばれるもの。具体的にいうとパソコンで一時期流行したUSBワンセグチューナーをソフトウエアを使ってエアバンドを受信できる広帯域受信機に改造しちゃおう!というものです。

改造といっても分解などしないようです。
専用受信機がなくてもエアバンドがパソコンで聴けるのかぁ~・・・ということでさっそく必要なものを記事を参考に揃えてみました。

1-IMG_4521.JPG
といってもパソコンがあれば他に必要なものは・・・
USBワンセグチューナーとエアバンド対応のアンテナ程度。

私の場合、ワンセグチューナーはAmazonで送料込みで500円。

アンテナは手持ちの物があるので買わずに済みましたがアンテナだけはエアバンド専用の物を用意するのは必須。
(多分これが一番高い買い物になります)

他にワンセグチューナとアンテナ線をつなぐコネクタを同じく400円程度で購入。1000円以下でなんとか準備完了!(安っ!)

初めから少し半信半疑だったのでこの程度の出費なら痛くもない。
(ワンセグチューナーはVAIOでも使えそう)

WEBからSDR#(えすでぃあーるしゃーぷ) というフリーソフトをDLしてPCにインストール。
※DLサイトは[次項有]こちら

1-IMG_4522.JPG
PCのUSBコネクタにチューナーを挿してチューナ付属のF型アンテナ端子コネクタに無線アンテナのBNC端子とをつなぐ変換コネクタを介して接続。

1-IMG_4524.JPG 
アンテナは屋外に出すのが理想ですが2F自室の北向きの窓辺にとりあえず設置。アンテナの長さ約60㎝です。この長さは受信したい周波数に合わせて計算式があるみたい。

これでセッティング完了!さっそくSDR#起動してみます。 

スクリーンショット (30).jpg
周波数カウンタをマウスでクリックしていろいろ変更してみます。画面に現れるスペアナ表示のなかでひときわ高いピークは何らかの電波を受信している証拠。
このピークにマウスを合わせていろいろ調整すると音声が聴こえてきます。
実際の操作方法はネットで検索してみてください(キーワード:SDR# 操作 使い方 等)

結果は予想に反して専用受信機と遜色ない感度で受信できました[わーい(嬉しい顔)]

札幌コントロールの北海道南セクターの交信が一番クリアにそして頻繁に受信可能です。
他に上空のパイロットとそれぞれの所属航空会社の地上職員との運行状況のやり取り(カンパニーラジオ)も聴こえてきます。 

SDR#を起動したままwww://flightradar24.com/というサイトを表示するとリアルタイムで現在の旅客機の運行状況が地図上に現れます。
1-スクリーンショット (40).jpg
SDR#で受信している航空管制の交信内容を聴きながら更新中の航空機を画面で確認すると管制官の指示通りに実際の航空機が高度を変えたり進路を変えたりするのがわかります。

実際の交信内容を理解するのはちょっとした知識(英語力)と慣れ(リスニング)が必要なので初めは???となると思いますがカンパニーラジオは日本語でやり取りされているので面白いですよ。 

家から飛行機雲が良く見えるような環境ならちょっとした投資で
今まで知らなかった世界が広がるかもしれませんよ[手(チョキ)]
(専用アンテナを買うのがちょっとネックかな・・)  

[るんるん]興味を持たれたらこちらを参考にすると一層理解が深まります。
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